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応募中  作者: もっさん
8/9

異世界編④

不思議な家だった。外見は木製だとよく分かるのに、中に入ってみると壁色は真っ黒だった。

彼女は靴を脱がずに真っ黒な床を歩いていくから、アメリカとかみたいに靴を履いて家に入るのが普通なのだろう。

ただ、日本の暮らししかしてこなかったため、靴を脱いでから上がった。

「お茶淹れてくるから椅子に座って待ってて。」

真っ白な机と椅子を彼女は指した。

横長長方形の机と各辺に一席ずつ置いてある椅子を彼女は指した。

ただなんとなく、家の中をよく見れる席に座った。

存外、女の子の家は質素だった。

物が溢れかえっているわけでもなく、むしろ、最低限の物しか置いていないように感じた。

机と椅子だけでなく、他の家具もやはり白だった。

内装をよく見ていると写真立てがあることに気づいた。

四人写っている。

彼女の家族写真だろうと思い、もっと近くで見てみようと立ち上がろうとしたとき,,,

「お待たせ。」

と彼女がトレイに湯飲みを二つ乗せてやって来た。

間が悪いから写真は後で見ようと思った。

彼女はお茶を目の前に置き、俺の反対側にも一つ置く。

「あ、ありがとう。」

「どういたしまして。」

彼女はそう言い、トレイを机の端に置き目の前の椅子に座った。




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