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定期対策C  作者: 馬の頭
テスト講評
4/9

近代ヨーロッパ政治史

2018

出題意図

 問題としては,講義の中で取り上げた政治的事件や概念について簡潔な説明を求める小問を4問,そして,論述問題を1問(2問中1問選択)という形式で行った。配点については,小問が20点(5点×4),論述問題が60点で80点満点であった。なお,成績評価の対象としては,その他に20点満点の期末レポート,および,加点方式のアンケート・小テスト・感想文(計6回実施)などがあった。

 論述問題については,「戦闘的」女性参政権運動について論じる問題,そして,第一次世界大戦へのイギリスの参戦について論じる問題の計2問から1問を選択させる形にした。前者の問題については,「戦闘的」女性参政権運動の特徴について簡潔に整理したうえで,「戦闘的」女性参政権運動の成果(「穏健な」女性参政権運動を含めた組織の拡大,女性参政権実現に向けた議会内活動の活発化,反対運動の組織化を促すことによる逆説的な影響など)と限界(世論の分断と反発,議会内での女性参政権支持派の伸び悩み,女性参政権をめぐるアスキス首相の立場など)についてしっかりと論じられているかどうかという点に注意した。後者の問題については,第一次大戦の開戦原因に関するこれまでの議論の問題点と主要参戦国に見られた共通性を簡潔に踏まえたうえで,イギリスの参戦に関する疑問点,戦争を防ぐ要因と戦争熱に拍車をかけた要因,「ベルギーの中立」侵犯を理由とする参戦の正当化などを取り上げて,民衆の間に広がったナショナリズムが政治指導者に開戦を余儀なくさせたことについてしっかり論じられているかどうかという点に注意した。

 なお,講義の中で得られた知識や自分で参考文献などにあたって調べた知識をもとにして,論理的な文章を作成できているかどうかという点についても注意して評価を行った。持ち込みについては,パソコン・電子辞書等の電子機器を除いてすべて認めた。

講評

 小問の正答率については,例年同様に4問とも比較的高かった。しかし,ハノーヴァ家による王位継承と議院内閣制の発展について問う問題では,プロテスタントのハノーヴァ家が名誉革命後のイギリスの王家として相応しいと論じるだけで,議院内閣制の発展にどのような影響を与えたのか論じていない答案が若干見られた。

 論述問題の選択割合については,「戦闘的」女性参政権運動について論じる問題を選択した答案の割合がやや多かったが,どちらの論述問題を選んだかによって特に目立った評価の違いは生じなかったように思われる。「戦闘的」女性参政権運動について論じる問題を選択した答案については,「穏健な」女性参政権運動および「戦闘的」女性参政権運動がどのように登場してきたのかという経緯の論述に力を入れすぎて,肝心の「戦闘的」女性参政権運動の成果と限界についてはあまり論じていない答案が散見された。第一次世界大戦へのイギリスの参戦について論じる問題を選択した答案については、高校の世界史教科書などで示されている開戦原因論(帝国主義的対外膨張政策の衝突、三国協商対三国同盟の対立など)をそのままなぞったような答案が若干見られた。こうした答案については、あまり高い評価をすることにはならなかった。

 なお,例年同様、レポート未提出で単位取得に成功した者は,ごく少数の例外を除いてほとんどいなかった。他方で,試験とレポートの成績だけでは合格点に至らない者が,小テストや感想文の加点によって単位を取得できるようになったケースは少なからず見られた。1回の小テストの点数は必ずしも多くはないが,それでも6回の評価を積み上げるとかなりの点数となる。まさに授業に出席する意味が再確認されたと言えるだろう。


2017

出題意図

 問題としては,講義の中で取り上げた政治的事件や概念について簡潔な説明を求める小問を4問,そして,論述問題を1問(2問中1問選択)という形式で行った。配点については,小問が20点(5点×4),論述問題が60点で80点満点であった。なお,成績評価の対象としては,その他に20点満点の期末レポート,および,加点方式のアンケート・小テスト・感想文(計6回実施)などがあった。

 論述問題については,労働党の結成について論じる問題,そして,第一次世界大戦の開戦原因について論じる問題の計2問から1問を選択させる形にした。前者の問題については,19世紀に登場した新政党と労働党との相違や選挙権拡大に伴うリブ=ラブ派議員の出現を簡潔に踏まえたうえで,労働党の結成に参加した3つの社会主義団体や19世紀末の新組合主義の動き,党組織の特徴,タフ・ヴェール判決のインパクトなどについてしっかりと論じられているかどうかという点に注意した。後者の問題については,第一次大戦の開戦原因に関するこれまでの議論の問題点を確認したうえで,主要参戦国に見られた共通性(「繁栄の中の苦難」,「民衆の政治参加と世論の影響」,「社会主義勢力の存在とそれに対抗するナショナリズム」,「他国に関する豊富な情報の存在」)を指摘して,民衆の戦争熱を後押ししたナショナリズムが政治指導者に開戦を余儀なくさせたことについてしっかり論じられているかどうかという点に注意した。

 なお,講義の中で得られた知識や自分で参考文献などにあたって調べた知識をもとにして,論理的な文章を作成できているかどうかという点についても注意して評価を行った。持ち込みについては,パソコン・電子辞書等の電子機器を除いてすべて認めた。

講評

 小問の正答率については,3問については比較的高かったが,“THE HOME RULE LEAP”について問う問題の正答率はやや低かった。講義資料に掲載していたアイルランド自治法案に関する挿絵が指し示している意味をしっかりと把握できているかどうかで,正答か否かの違いが出たようである。また、グラッドストンとパーネルの名前を明記していない解答も多かった。

 論述問題の選択割合については,特に大きな違いはなく,ほぼ半々となっていた。また,論述問題の選択によって特に目立った評価の違いは生じなかったように思われる。労働党の結成について論じる問題を選択した答案については,労働党(労働代表委員会)結成直後に出されたタフ・ヴェール判決のインパクトについて論じていない答案が散見された。第一次大戦の開戦原因について論じる問題を選択した答案については,必ずしも数は多かったわけではないが,主要参戦国に見られた共通性を取り上げるのではなく,これまでの開戦原因論(帝国主義的対外膨張政策の衝突、三国協商対三国同盟の対立など)にもとづいて論じた答案があった。こうした答案については,あまり高い評価をすることにはならなかった。

 なお,例年同様,レポート未提出で単位取得に成功した者は,ごく少数の例外を除いてほとんどいなかった。他方で,試験とレポートの成績だけでは合格点に至らない者が,小テストや感想文の加点によって単位を取得できるようになったケースは少なからず見られた。1回の小テストの点数は必ずしも多くはないが,それでも6回の評価を積み上げるとかなりの点数となる。まさに授業に出席する意味が再確認されたと言うことができるだろう。


2016

アイルランド独立について論じる問題,そして,ジョゼフ・チェンバレンと社会帝国主義について論じる問題の計2問から1問を選択させる形にした。前者の問題については,アイルランドがイギリスに支配される経緯やその後の自治を求める動きを簡潔に踏まえたうえで,第一次世界大戦後のアイルランド独立についてイースター蜂起,独立戦争,内戦を取り上げてしっかりと論じられているかどうかという点に注意した。後者の問題については,社会帝国主義の定義を確認したうえで,チェンバレンの帝国関税同盟構想と帝国特恵関税制度構想を中心として,19世紀末から20世紀初頭にかけての統一党政権によって追求された社会帝国主義政策についてしっかり論じられているかどうかという点に注意した。


論述問題の選択割合については,アイルランド独立について論じる問題を選択した割合がやや多かった。しかし,論述問題の選択によって特に評価の違いは生じなかったように思われる。なお,アイルランド独立を選択した答案の中で,アイルランドに対するイギリス支配の確立とその後の自治の動きに相当分量を使ってしまって,肝心の独立に至る経緯についてあまり論じていない答案が散見された。解答を始める前によく答案の骨子を考えないと,このようなことになってしまうのであろう。当然ながら,このような答案には厳しい評価をせざるを得なかった。社会帝国主義を選択した答案については,相当程度の答案が冒頭で明確に定義を示したうえで解答していたが,いくつかの答案が定義なしに解答していたので,このような答案については厳しい評価を行った。


2015

<出題意図>

 問題としては,講義の中で取り上げた政治的事件や概念について簡潔な説明を求める小問を4問,そして,論述問題を1問(2問中1問選択)という形式で行った。配点については,小問が20点(5点×4),論述問題が60点で80点満点であった。なお,成績評価の対象としては,その他に20点満点の期末レポート,および,加点方式のアンケート・小テスト・感想文(計6回実施)などがあった。

 論述問題については,アイルランド独立について論じる問題,そして,ジョゼフ・チェンバレンと社会帝国主義について論じる問題の計2問から1問を選択させる形にした。前者の問題については,アイルランドがイギリスに支配される経緯やその後の自治を求める動きを簡潔に踏まえたうえで,第一次世界大戦後のアイルランド独立についてイースター蜂起,独立戦争,内戦を取り上げてしっかりと論じられているかどうかという点に注意した。後者の問題については,社会帝国主義の定義を確認したうえで,チェンバレンの帝国関税同盟構想と帝国特恵関税制度構想を中心として,19世紀末から20世紀初頭にかけての統一党政権によって追求された社会帝国主義政策についてしっかり論じられているかどうかという点に注意した。

 なお,講義の中で得られた知識や自分で参考文献などにあたって調べた知識をもとにして,論理的な文章を作成できているかどうかという点についても注意して評価を行った。

 持ち込みについては,パソコン・電子辞書等の電子機器を除いてすべて認めた。

<講評>

 小問の正答率については,3問については比較的高かったが,「グレート・ブリテン」の由来について問う問題の正答率はかなり低くなった。レジュメや書き取り部分ではない,口頭で説明した内容をしっかりと把握できているかどうかで,正答か否かの違いが出たようである。

 論述問題の選択割合については,アイルランド独立について論じる問題を選択した割合がやや多かった。しかし,論述問題の選択によって特に評価の違いは生じなかったように思われる。なお,アイルランド独立を選択した答案の中で,アイルランドに対するイギリス支配の確立とその後の自治の動きに相当分量を使ってしまって,肝心の独立に至る経緯についてあまり論じていない答案が散見された。解答を始める前によく答案の骨子を考えないと,このようなことになってしまうのであろう。当然ながら,このような答案には厳しい評価をせざるを得なかった。社会帝国主義を選択した答案については,相当程度の答案が冒頭で明確に定義を示したうえで解答していたが,いくつかの答案が定義なしに解答していたので,このような答案については厳しい評価を行った。

 なお,今回もレポート未提出で単位取得に成功した者は,ごく少数の例外を除いてほとんどいなかった。他方で,試験とレポートの成績だけでは合格点に至らない者が,小テストや感想文の加点によって単位を取得できるようになったケースは少なからず見られた。1回の小テストの点数は必ずしも多くはないが,それでも6回の評価を積み上げるとかなりの点数となる。まさに授業に出席する意味が再確認されたと言うことができるだろう。


2014

<出題意図>

 問題については,講義の中で取り上げた政治的事件などに関する簡潔な説明を求めた小問を4問,そして,論述問題を1問(2問中1問選択)という形式で行った。配点については,小問が20点(5点×4),論述問題が60点で合計80点満点であった。なお,成績評価の対象としては,その他に20点満点の期末レポート,および,加点方式の小テスト・感想文(計4回実施)などがあった。

 論述問題については,第一次選挙法改正について論じる問題,そして,イギリス労働党の結成について論じる問題の計2問から,1問だけ選択させる形にした。

 前者の問題については,19世紀の工業化と都市化がもたらした変化に選挙法改正以前の選挙制度が対応していなかった点,選挙法改正を求める議会外の動きと改革を実施したホイッグ党政権の意図,そして,第一次選挙法改正をめぐる政治過程と改正の意義などについてしっかり論じられているかどうか注意した。

 後者の問題については,19世紀に登場した新政党と20世紀の労働党の違いを踏まえたうえで,19世紀末のイギリスの労働者階級をめぐる政治状況をリブ=ラブ主義,新組合主義,フェビアン協会のような社会主義団体の登場などに注意して描写し,1900年の労働党(労働代表委員会)の結成とタフ・ヴェール判決後の発展について丁寧に論述しているかどうか確認した。

 なお,講義の中で得られた知識や自分で調べた知識をもとにして,論理的な文章を作成できているかどうかという点についても注意して評価を行った。持ち込みについては,パソコン・電子辞書等の電子機器を除いてすべて認めた。

<講評>

 例年通り小問の正答率については,4問とも比較的高かった。ただし,ヒトラーに関する単純な事実関係を3つ問う問題で,全問正解が半分をやや超えたくらいだったのは意外だった。

 論述問題の選択割合については,2問の間で大きな差は見られなかったし,どちらを選択したかで得点に大きな違いが見られたわけでもなかった。第一次選挙法改正についての問題では,問われた内容を超えて第二次選挙法改正と第三次選挙法改正について論じた答案が2~3割あった。その部分については,減点したわけではないが,プラス評価の対象とはしなかった。イギリス労働党の結成に関する問題では,1900年の結成時期だけに焦点を絞った答案がいくつか見られたが,講義の中では19世紀末からの経緯や結成後の発展についても詳しく説明していたので,こうした点を論じていない答案にはあまり高い評価を与えなかった。

 なお,例年のことであるが,レポート未提出で単位取得に成功した者は,ごく少数の例外を除いて,ほとんどいなかった。講義の中でも何度も繰り返しているが,100点中の20点をはじめから失っているので,このような場合の単位取得は非常に困難なのである。他方で,試験とレポートの成績だけでは単位取得に至らない者が,普段から授業に出席して小テストや感想文を提出することによって合格点に達したケースはある程度見られた。


2013

出題意図

 問題については,講義の中で取り上げた政治的事件や概念に関する簡潔な説明を求めた小問を4問,そして,論述問題を1問(2問中1問選択)という形式で行った。配点については,小問が20点(5点×4),論述問題が60点で合計80点満点であった。なお,成績評価の対象としては,その他に20点満点の期末レポート,および,加点方式の小テスト・感想文(計5回実施)などがあった。

 論述問題については,アイルランド独立について論じる問題,そして,イングランドとスコットランドの国家合同について論じる問題の計2問から1問を選択させる形にした。前者の問題については,第一次世界大戦の勃発がアイルランドの南北対立にもたらした影響,イースター蜂起とその鎮圧がアイルランド・ナショナリズムにどのような変化をもたらしたのかという点,そして,対英独立戦争とアイルランド内戦の経緯などについてしっかり論じられているかどうか注意した。後者の問題については,17世紀初頭の同君連合成立とその後の内戦についてしっかりと踏まえたうえで,イングランドとスコットランドの国家合同へ向けた交渉,および,両国の国家合同をもたらした要因について丁寧に論述しているかどうか確認した。なお,講義の中で得られた知識や自分で調べた知識をもとにして,論理的な文章を作成できているかどうかという点についても注意して評価を行った。

なお,持ち込みについては,パソコン・電子辞書等の電子機器を除いてすべて認めた。


講評

 小問の正答率については,4問とも比較的高かったと言うことができる。ただし,1914年のクリスマス休戦に関する問題について,なぜか第一次世界大戦勃発時の人々の心情(「クリスマスまでには帰れる」)を書いた答案が散見された。

論述問題の選択割合については,2問の間で大きな差は見られなかった。ただ,2問ともしっかり論述すると解答時間が足りなくなるぐらい大きな問題だったこともあって,アイルランド独立に関する問題では,イースター蜂起まではある程度詳細に論じていながら,独立戦争と内戦についてはかなり省略した答案が多かった。なお,イングランドとスコットランドの国家合同に関する問題では,失敗に終わったダリエン計画の内容を詳しく論じた答案はあまり見られなかった。

 なお,例年のことであるが,レポート未提出で単位取得に成功した者は,ごく少数の例外を除いて,ほとんどいなかった。講義の中でも何度も繰り返しているが,100点中の20点をはじめから失っているので,このような場合の単位取得は非常に困難なのである。他方で,試験とレポートの成績だけでは単位取得に至らない者が,普段から授業に出席して小テストや感想文を提出することによって合格点に達したケースは少なからず見られた。


2012

1930年代のイギリスが行った宥和政策について論じる問題,そして,19世紀中頃のイギリスにおける自由貿易帝国主義について論じる問題の計2問から1問を選択させる形にしていた。前者の問題については,宥和政策とは何か説明したうえで,1930年代における日本,イタリア,ドイツによる対外進出の動きを踏まえているか,またイギリスがこれらの国々に対して宥和政策を行うことになった背景についてしっかり論じられているかどうかという点に注意した。後者の問題については,19世紀中頃までの小英国主義と19世紀末からの帝国主義を区別する従来の見方に対するロビンソンとギャラハーの批判点をしっかりと押さえているか,またパーマストンやグラッドストーンが実施した自由貿易帝国主義にもとづく対外政策について丁寧に論述しているかどうか確認した。


論述問題の選択割合については,1930年代のイギリスが行った宥和政策について論じる問題を選択した者が多かった。宥和政策については授業の後半にかけて取り上げたので,記憶がまだ新しく比較的解答しやすかったのではないだろうか。詳細に論述する答案はそれほど多くはなかったが,それでもかなりの答案が比較的よい評価を得ていたように思う。一方,選択者はやや少なかった19世紀中頃のイギリスにおける自由貿易帝国主義について論じる問題を選択した解答は,ロビンソンとギャラハーの批判点を十分に論じていないか,あるいは,自由貿易帝国主義にもとづくイギリスの対外政策についてあまり触れていない解答が少なくなかったので,前者の問題を選択した答案よりも概して評価が低くなったように思われる。


2011

論述問題については,1951年総選挙での保守党の政権復帰について論じる問題,および,第一期ブレア政権(1997年~2001年)の内政について論じる問題の2問を出した。前者の採点にあたっては,1945年総選挙での惨敗後の保守党における組織改革と政策転換を十分に踏まえているか,当時の経済環境や国際環境についてよく目配りされているか,また,イギリスの小選挙区制の影響について触れているかなどの点に注意した。


2010

自由貿易帝国主義論について論じる問題,そして,19世紀イギリスにおいて実施された3次にわたる選挙法改正について論じる問題の2問から1問を選ぶことになっていた。前者の問題については,19世紀イギリスの帝国主義的拡大に関するそれまでの議論に対する自由貿易帝国主義論の主張について十分な説明がなされているか,また,非公式帝国の拡大に関するアジアやラテンアメリカなどの事例について論じられているかどうかという点に注意した。後者の問題については,19世紀に実現した3つの選挙法改正の内容が適切に示されているか,また,改革をもたらした政治的背景についてしっかり論じられているかどうかを確認した。なお,講義の中で得られた知識や自分で調べた知識をもとにして,論理的な文章を作成できているかどうかという点についてもチェックした。

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