・人物紹介2
人物紹介です。
拙作の設定上、カードに描かれた人物が多数登場するため、かなり人数が多くなってしまうことをお許しくださいorz
■『地球』の登場人物
・九条聖
通称『悪魔』のセイ。
この作品の主人公、一人称は「おれ」
紫がかった黒髪と藍色の瞳を持つ、高校二年生のイケメン少年。
TCG『リ・アルカナ』のトップランカーの一人で、『悪魔』の称号持ち。
悪魔族、堕天使、闇精霊等の盟友と、闇炎系の攻撃魔法を好む。
本人は漆黒の法衣を纏い、空手を自己流にアレンジした打撃技で戦う。
作中あまりしゃべらないので、周りにはクールに思われているが、心の中では盛大にボヤキとツッコミを繰り返す。
重度の妹スキーを患っている。
幼馴染三人とともに、異世界転移に巻き込まれた。
・北野竜兵
セイの幼馴染で弟分、一人称は「おいら」
セイの事を「アニキ」と呼び、心底慕っている。
明るい色の茶髪、鳶色のやんちゃそうな瞳を持つ、中学三年生。
TCG『リ・アルカナ』のトップランカーで中学生チャンピオン、称号は『力』
ドラゴン族をこよなく愛し、土系の魔法を好む。
野球帽に派手なTシャツ、ハーフパンツという戦装束で、刃渡り1mほどのナタのような片刃の大剣を使い、豪快に戦う。
セイと共に異世界転移に巻き込まれ、『竜の都』に転移した所『古龍』バイアによって保護される。
子『嵐竜』ヴェルデの名付け親になる。
現在セイに頼まれ、『精霊王国フローリア』を防衛中。
・橋本麗
セイの幼馴染の一人、一人称は「あたし」
綺麗な黒髪のツインテール、黒い瞳のアイドルのような外見をした高校二年生。
セイに言わせると、胸に閑古鳥が鳴いている残念美少女。
TCG『リ・アルカナ』のトップランカーの一人、称号は『正義』
天使族しか使用せず、肉体強化魔法と回復魔法に特化する。
戦装束はピンクのゴスロリ魔法少女風、得物は巨大な鈍器。
口グセは「正義は勝つ!」
セイとともに異世界転移に巻き込まれる。
現在『天空の聖域シャングリラ』で、謎の結晶内に閉じ込められているらしい。
・川浜秋広
セイの幼馴染の一人、一人称は「僕」
THE学級委員長と言った容姿で、黒ぶち眼鏡がキラリと光る優等生の高校三年生。
セイのボヤキにより、重度のオタク趣味であることが判明。
反してコミュ力が異常に高いらしく、学校の女子にセイへの取次ぎを頼まれることもしばしば。
TCG『リ・アルカナ』のトップランカーの一人、称号は『運命の輪』
バトルスタイルは狙撃、ウララ曰くイヤらしいとのこと。
青い縁取りと金糸で刺繍されたようなロングコートを愛用。
セイとともに異世界転移に巻き込まれ、現在は人跡未踏の北国、『氷の大陸メスティア』に居るらしい?
・九条美祈
セイの最愛の妹、一人称は「わたし」
栗色の髪をショートカットにしたスタイル抜群の少女、綺麗ではなく可愛い系で、趣味がお菓子作りや裁縫などという、女子力がMAXの高校一年生。
若干五歳にして実の両親を失っており、セイの両親に引き取られ育てられた。
六歳の折、天然の茶髪が災いしたいじめを受け、それを助けてくれたセイに、兄として以上の感情を抱いている。
現在一人、幼馴染たちと離れ『地球』に居る模様。
謎の力で、度々セイや竜兵の夢に現れ助言を行う。
・天京院飛鳥
タロットの称号一歩手前、『剣』の称号持ち、一人称は「ワタクシ」
少女漫画にでも出てきそうな、金髪の縦巻きカールのお嬢様。
セイたちの住む街へ引っ越した翌日、盛大にセイと幼馴染たちの地雷を踏み抜き、ウララにトラウマを刻まれた可愛そうな人。
典型的噛ませ犬。
再登場は不明。
・山本
アスカのSSと思われる黒スーツ。
セイたちの情報を調べ上げていた。
同じく再登場は不明。
■異世界『リ・アルカナ』の人々
・『正義神』ダイン
有翼種の王国『天空の聖域シャングリラ』の守護神。
先の大戦時、『略奪者』に操られていた可能性がある。
現在名前だけ登場。
・『狂気の女神』アギマイラ
魔族、魔人種の国『砂漠の瞳』の守護神。
現在名前だけ登場。
・『混沌の女神』アザレア
多国籍の流人の街『暗黒都市グランバード』の守護神。
現在名前だけ登場。
・『聖域の守護者』ティル・ワールド
『三賢人』の一人に数えられる、三枚翼の有翼種。
『第一次エウル大戦』の折、超古代級究極破戒魔法『終末』を使用し、敵味方無差別での大虐殺を行った張本人。
『カードの女神』曰く、『略奪者』という存在に操られていたらしい?
・アールカナディアヴェルターシェ
異世界『リ・アルカナ』の主神で、通称『カードの女神』
世界に生物を産み出してから傍観していた為、大きな力を失っている。
現在は幼生化し、銀髪に陶器のような白い肌、赤と緑のオッドアイを持った、10歳程度の美幼女の姿になっている。
転移してきたセイの力を見抜き、世界の運命を託す。
加護としてセイに、『カード化』と『図書館』を与えた。
・『略奪者』
異世界『リ・アルカナ』の異物的存在。
『第一次エウル大戦』の元凶になった他、『カードの女神』の輪廻の力に干渉できるほどの存在で、現在暗躍中らしい。
正式な名称や個人、団体かも不明。
『カードの女神』が命名。
特徴は白いローブに動物を模した面を被っていること。
現在『レイベース帝国』の『特設内政顧問』ツツジ、他3名の存在が確認されている。
・ヴェルデ
竜兵が『竜の都』で保護した『嵐竜』の幼生体。
綺麗な緑色の体をした子ドラゴンで、竜兵やバイアの頭の上が定位置。
竜兵、バイアと共に、奪われた母竜のカードを奪還しようとしている。
※『精霊王国フローリア』の人々
・『双子巫女』セル・ネル
セイが最初に会った、異世界『リ・アルカナ』の住人。
2000年以上生きた老婆たちだったが、セイたちを召喚した神代級転移魔法『流転』と、『カードの女神』の願いで、セイを神の間へ移動させた際、魂の磨耗により死去。
カード化し、輪廻の輪へ戻った。
・『風の乙女』アフィナ・ミッドガルド
先代『風の乙女』シイナと、無名のドワーフ族の間に産まれたハーフエルフで、一人称は「ボク」
淡い緑色の髪をサイドテールで結び、青い目をした15歳の美少女。
母親に言われた、「ミニスカとハイソックスの間の絶対領域は鉄板」という言葉を盲信し、フラグやテンプレは絶対はずさない特技を持つ。
『精霊王国フローリア』の大臣職にあった祖父に、結界強化のための生贄にされかかるが、セル・ネルとともに神代級転移魔法『流転』を使用、セイと運命的な出会いをする。
苗字は失っていたが、国の守護神『自由神』セリーヌからの勅命で「ミッドガルド」家を継承する。
セイからはよく、「残念」と呼称される。
・『神官王』クリフォード・R・フローリア
『精霊王国フローリア』の現国王。
ストレートの長い白髪、緑色の瞳、若木でできた冠を被り緑色の神官服を着て、木の枝を持ったエルフ族男性。
平和主義の賢王。
少々優柔不断な所があったが、セイと出会い本来の思慮深く器の大きな人間性を取り戻した。
すっかりお気に入りになったセイを、なんとかフローリアに取り込もうと画策中。
・『歌姫』セリシア
クリフォードの側近。
ハープを持った妙齢の女性で、ハープを使用した音楽魔法を使う。
・ヒンデック・ミッドガルド
『精霊王国フローリア』で大臣をしていた老エルフ。
アフィナの実の祖父だが、怪しい『占い師』に傀儡にされ、アフィナを結界魔法の生贄にしようとする。
セイが暴いた陰謀により正気を取り戻すが、国の守護神『自由神』セリーヌによって家名を剥奪された。
国外追放になる予定だったがアフィナと和解し、現在大臣職こそ退いたものの豊富な知識を重用され、クリフォードの相談役として活動中。
洗脳が解かれた後は、孫であるアフィナに盛大にデレた。
・羽根妖精二人と鎧ドワーフ
クリフォードの側近、その1、その2、その3。
ドワーフは声がでかい、羽根妖精はネタに走る。
・ゴードン・ローズクォーツ
先代『風の乙女』シイナの、元婚約者だった貴族エルフ。
長年紫ローブを着込み、ヒンデックの『占い師』として暗躍していた。
逆恨みでアフィナの両親を殺害し、その後アフィナの命も狙うが、セイの登場により水泡に帰した。
『狐の女』、『選ばれた』、『力をくれる』という謎のワードを残し、セリーヌによって死よりも苦しい罰『解けぬ茨の園』送りになる。
・『自由神』セリーヌ
『精霊王国フローリア』の守護神。
身長4mほどの銀髪に緑の目をした、エルフ族男性の姿で現れる。
『カードの女神』を「アルカ様」と呼んでいる所から、友好的な神と思われる。
少々慌て者な所はあるが、セイにも協力的でたくさんの情報をくれた。
・『森の乙女』カーシャ
『オリビアの森』の結界塔を守護する、エルフ族女性。
緑の髪に青い瞳、20歳前後に見える淑女。
『風の乙女』シイナの従姉妹にあたり、アフィナのことを心配していた。
森の木々を利用した移動魔法『ゲート』の『特技』を有す。
人見知りする堅物らしいが、セイにはどこか積極的。
・『闇の乙女』サリカ
『涙の塔』の結界を守護する闇精霊。
薄い紫の髪に赤い瞳、黒いワンピースを着た見た感じ五、六歳の幼女、実際には齢800を越えている。
『謎の道具』『魂の首飾り』の力を使い、『乙女ネットワーク』なる謎念話によってフローリア内の乙女たちとの連絡役をしていた。
酒好きであり、おつまみとして出されたセイのから揚げに撃沈される。
※『レイベース帝国』の人々
・『戦神』オーギュント
『レイベース帝国』の守護神。
セリーヌ曰く、10年前から非常に力が強まっているらしい。
現在名前だけ登場。
・『紅帝』カーマイン・G・レイベース
燃える炎のような赤い髪、青い目を鋭く光らせ無精髭を生やした、筋肉質な壮年の男。
自代で『レイベース帝国』を、エウル大陸最強の軍事国家へと押し上げた。
・『大将軍』ガイウス・O・マケドナル
ごましお頭を短髪に刈り上げ、左目を刀傷で塞がれた巨漢の中年。
諸外国に、『レイベース帝国』にその人在り、と言わしめた歴戦の猛将。
叩き上げの軍人で、帝国とカーマインに絶対の忠誠を誓う。
目の刀傷はカーマインを、凶刃から庇った際に負ったらしい。
『精霊王国フローリア』侵攻時、『一騎打ち』でセイと戦うが思う様ボッコボコにされる。
ツツジにより殺害された後、カードに変えられ使役されている。
・『魔導元帥』キルア・アイスリバー
短めの黒髪に眼鏡をかけた冷たい相貌、襟付きの青い将校コートを羽織った青年。
『レイベース帝国』の『魔導兵器』大隊を統括するエリート。
『精霊王国フローリア』侵攻時、『最終兵器』の魔法カードで『黒鉄の機神』デオグランと『白鉄の機神』バーベリオンを召喚するが、セイと駆けつけた竜兵により返り討ちに会う。
その姿に心がぽっきり折られた。
・『氷の賢者』プリエイル
この世界で『三賢人』と呼ばれる賢者の一人。
茶髪、茶色の瞳、肌の色、全てがとても色素が薄く、茶色のローブを纏った寡黙な男。
・『皇太子』デューン
カーマインの実子で、同様の赤い髪を短髪にした青い目の少年。
『剣聖』デュオル老を剣の師に仰ぎ、少年らしからぬ深い思慮を湛える。
今回の戦争には不参加の意思を告げた。
・『剣聖』デュオル老
白髪と見事なカイゼル髭を生やした老人。
帝国の最高戦力で、カーマインとデューンの剣の師匠。
戦争には当初から否定的で、その叡智か野生の勘からか、「『精霊王国フローリア』には手を出すな。」と何度も忠告していた。
ツツジに使役されたガイウスの違和感に一目で気付くなど、その実力は未知数。
・『特設内政顧問』ツツジ
奇怪な猿の面と、白いローブを目深に被った男。
仮面を脱ぐと、金髪のツンツン頭と下品なほどに多数開けられた、片耳のピアスさえなければ、本当にどこにでも居そうな青年。
自身のことを堤浩二『審判』と呼称した。
セイと何かしらの確執があると思われるが、その件に関して名言はしない。
「くふ、くふふ」と気持ち悪く笑う。
・『黒鉄の機神』デオグラン
『レイベース帝国』が誇る二大『機神』の片割れ。
黒曜石のような光沢の黒い金属でできた人狼型魔導兵器。
右手部分が巨大な砲身になっていて、魔力を集めてビーム砲のようなものを放つ。
全高約8m。
・『白鉄の機神』バーベリオン
『レイベース帝国』が誇る二大『機神』の片割れ。
白銀の人馬型魔導兵器。
左手が巨大な剣で、右手には丸盾を構える。
全高約12m。
※暗躍する『略奪者』たち
・ホナミ
ツツジの側に、影のように付き従う女性。
普段は狐面とフードで顔を隠しているが、素顔は黒髪のグラマーな美女。
・サカキ
鳥面を被った男性。
ツツジからは『魔術師』と呼称される。
『リ・アルカナ』に住む生物を狩ることを、目的にしているように推察される。
『竜の都』では竜兵とニアミス。
バイアによって大怪我を負い撃退された。
魔法カードを好んで使うように見受けられる。
・ハル
猫面を被った少女。
『天空の聖域シャングリラ』に潜入中らしく、ウララを発見しツツジに報告した。
怪しげな関西弁で話す。
■TCG『リ・アルカナ』の盟友たち
・『金色の瞳』リザイア
セイの召喚した指導者級盟友で、魔族の国『砂漠の瞳』の長だった男。
肩までの黒髪に金色の瞳を輝かせ、額の左右に珊瑚のような赤い角がある、長身痩躯のとんでもない美丈夫。
濃紺の着流しに身を包み、大太刀で戦う姿は浪人のようである。
セイを呼ぶときは「マスター」
登場時、ドラゴンを瞬殺した能力などは未だ不明。
・『天空を支える者』龍樹マヤ
竜兵の召喚した英雄級盟友、所属は無し。
神に次ぐ存在と言われる、全長50mほどの樹の龍。
体から無数の種の砲弾や蔦の鞭などを産み出せる。
・『黒翼の堕天使』イアネメリラ
セイの召喚した英雄級盟友で、無国籍ギルド『伝説の旅人』の一員だった。
ウェーブがかった薄桃色の髪、少し垂れ目がちな碧眼で褐色の肌、黒い大きな翼を背に一対持つ、中東の踊り子さんのような服を着た、肉感的な絶世の美女。
セイを呼ぶときは、ひらがな表記すべきような甘ったるい声で、「ますたぁ~」
『能力』に『飛行』と『専属詠唱』を持ち、セイのフィニッシュブローである『魔王の左腕』召喚も補助する。
『特技』は、自分より格下の盟友の持つ『能力』や『特技』を一つ、無かった事にできる『忘却』。
セイ曰くぽわーっとした外見に似合わずとても嫉妬深いらしい。
守護者という立場だったゆえか、ウィッシュに関係する問題だけ鮮明に覚えているらしい。
・『蒼槍の聖騎士』ウィッシュ
『リ・アルカナ』が、TCGだった時代のセイの『切り札』だった英雄級盟友で、無国籍ギルド『伝説の旅人』のリーダーだった青年。
カードには、蒼い鎧を着込み、流麗な片刃の槍を携えて構えた紫がかった髪の青年で描かれている。
VRには反応しなかった為、20年前の大戦での消息は不明。
現在このカードは、美祈が預かっている。
・『幻獣王』ロカ
セイの呼び出した英雄級盟友で、『精霊王国フローリア』の英雄。
セイから譲渡される魔力量で、体のサイズをある程度自由に変えられる。
普段は目立たぬよう、赤い目で真っ黒な体毛の子犬姿で呼ばれる事が多い。
戦闘時は2mサイズの黒い霧を纏った狼の姿になり、セイを背中に乗せて走ることもできる。
『特技』の『魔霧』は、致死性の毒や視界阻害の濃霧、眠りの霧など千差万別。
水の上を歩行したり、水を生み出したりもできる、かなりのチート犬。
自分の事を「我輩」と称し、セイを「主」と呼ぶ。
『カードの女神』の話では、20年前の大戦で死亡が確認されている
・『永炎術師』プレズント
セイがインスタント召喚で呼んだ英雄級盟友で、無国籍ギルド『伝説の旅人』のサブリーダーだった魔術師。
濃い茶色のくたびれたローブを纏い、天辺に真っ赤な宝石が付いた、身の丈と同じくらいの大きさの木製の杖を持って、赤いざんばら髪をポニーテルのように括った、身長160cmほどの柔らかい表情の青年。
『リ・アルカナ』至上、最強の火魔術師だったと言われる男。
『レイベース帝国』の『氷の賢者』プリエイルとは、同門で実の兄弟だったらしい。
『特技』の詳細は不明だが、セイと共に魔法を合成しオーガをオーバーキルした。
セイを呼ぶときは「マスター」
20年前の大戦で行方不明になっている。
・『暗殺者』
黒装束に覆面の仕官級盟友で、流人の街『暗黒都市グランバード』所属。
セイとロカさんに、一撃でカードに戻された。
・『女盗賊頭』エデュッサ
『暗殺者』と共にセイたちを襲ったが、勢いあまったセイに返り討ちにされ、使役されることになった指導者級盟友で、魔族の国『砂漠の瞳』所属。
白髪に赤目、南国系のような褐色の肌で、そのグラマラスな体に豹柄のビキニアーマーのようなものを着て、何本ものナイフを使い戦う。
頭頂部に、小さな白い角を隠している。
セイに倒された際に何かが開花し、痛みに興奮を覚える変態に進化した。
自分の事を「あたい」と言う割には、ですます口調で話し、セイを「ご主人様」と呼ぶ。
なぜかアフィナのミニスカハイソックスに対抗し、ミニスカメイド服に換装した。
セイには概ね「変態」と呼称される。
・『古の語り部』サーデイン・L・フローリア
セイの召喚した指導者級盟友で、流人の街『暗黒都市グランバード』所属。
黒髪に緑の瞳、黒い神官服を着て、聖書のような分厚い本を脇に抱えたエルフ族の男性。
50年以上前、『暗黒都市グランバード』に亡命した、『神官王』クリフォード・R・フローリアの実弟、つまり『精霊王国フローリア』の王弟。
柔和な表情に騙されそうになるが、 時折腹黒さが見え隠れする。
神も恐れぬリアル慇懃無礼さん。
普段は障壁を展開してセイたちを守り、『制約』と言うチート魔法を使用できる。
セイの事を「主殿」と呼ぶ。
20年前の大戦で死亡していると、本人自ら語った。
・『影人』フェアラート
元『砂漠の瞳』の英雄級盟友。
口ひげとスキンヘッドの頭に奇怪な文様のタトゥー、こげ茶の皮鎧とぴったりとした黒い服に身を包んだ双剣使い。
『略奪者』に使役されていたらしく、『涙の塔』でセイたちを襲う。
『隠密』の上位『特技』『影化』で闇に潜み不意打ちを果たした。
また自身が倒れるとき『能力』『自爆』によって周辺に多大な被害を出す。
現在はセイに回収され『図書館』に収納されている。
・『憂いの司教』ジェスキス
『暗黒都市グランバード』の国家元首にして英雄。
青い髪、糸によって塞がれた目、病的な程白い肌、日本史の教科書に出てくる邪馬台国時代のような服を着た隻腕の男。
禍々しい気配を放つ短剣を媒介に、禁呪指定の固有魔法をいくつも所持し使用できる。
セイが呼び出した際は『絶滅』を使用し、帝国の『魔導兵器』を砂の塊へと変えた。
セイの事を「マイロード」と呼称する。
・『反乱者』アリアン
魔族の国『砂漠の瞳』の英雄級盟友
帝国の人体実験によって、家族と己が半身を失った、悲しき狂戦士。
身の丈3mほどの赤い肌のオーガ種で、人体実験により両目、両手足を金属に作りかえられている。
手斧二本を器用に使いこなし、膂力も相当なもの。
その背景からか、帝国兵を一撃で殺す『帝国殺し』という『能力』を持つ。
セイの事を「長」と呼称する。
・『古龍』バイア
この世界最古の竜で、二万年を生きていると言われる。
ドラゴンモードは白い長毛を生やした全長12mほどのドラゴン。
また、立派な白髭を腰まで伸ばした中華風仙人のような老人の姿に変身できる。
『略奪者』サカキの攻撃から竜兵とヴェルデを守り、その長い一生を終えたが、竜兵の持っていた『古龍』バイアのカードに宿り、現在盟友として彼と行動を共にする。
長生きしていただけあって非常に物知り。
竜兵のことを「お竜ちゃん」、セイのことを「兄者君」と呼称する。
次回人物紹介は3章の終わりに載せる予定です。