表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

炎の番長


教室に集められて15分。

先生はいまだ教室には来ず、シーンとしていた。

すると剛田は急に立ち上がる。


「いつまでも待ってらんねー」


そう言って教室から出て行ってしまう。

しばらくして教室はざわざわとしだす。

まぁ、さすがに入学初日で無断早退とかふつーありえないだろうからな、と、折宮は考えていたが話題は違った。

折宮の席は窓側の1番後ろである。

ひとつ前の席の女の子が折宮に話かける。

「君、名前は?あたしは綾瀬 瑞希。」

肩まで伸ばした黒い髪に真っ白な肌。凛とした顔つきの少女。


「えっと、折宮 裕太だけど。。。よろしくな!」

「実はあたしも騎士志願者。折宮くん。あなたバカね。剛田くんのことしらないの?騎士同士の決闘じゃ負け無し。霧ヶ峰中学の炎の番長。その名前の通り、彼の能力は炎使い。大抵の騎士は攻撃ひとつあてられずに惨敗」


「そんなにすごいやつなのかー。俺、地元じゃ最強の5人の1人とか言われてたし、じいちゃんもめちゃくちゃ強いとか言ってたし、まぁ大丈夫だよ!」

「地元?」

「澪杉神宮中学。あー、えっと、ほら、澪杉区の!」

「めちゃくちゃ田舎じゃないの.....」

「まぁね」

まぁね、といいながら笑う。

炎の番長。彼の能力は炎使い。

地元の最高の5人と呼ばれた中の1人に、同じ炎使いがいた。

どう戦うか。剛田の強さはここらじゃ有名らしい。

とか考えていると、先生が教室に入ってくる。

しかも剛田を連れている。

剛田の無断早退は早速ばれていた。


「剛田。席につけ。」


はいはい、と席につく剛田。


「俺は皆川 達輝。これより、身体力テストを行う。入学初日だが、俺たちD組はそろそろだ。さきほどC組が終わった。手伝いをしていてな。遅れてすまない。」


かなり体育会系な感じの先生だ。

体格はかなりいかつい。坊主。柔道耳。鋭い目。身長は剛田よりいくらか高い。


「身体力テストは10分後に校庭で行う。ジャージに着替えて校庭に集合だ。以上。」


皆川先生はそう言って教室から出てってしまった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ