馬鹿は馬鹿でも頭は良い
霧の湖。
そこらへんをある少女がほっつき歩いていて、
見覚えのある黒い人を見つけたのであった。
「えーと、このスペルカードは
相手を包み込む、または魅せる事に適している…と」
「何してんの?」
「ギャラクシーエクスプローション、略称ギャラエクの説明」
「へー」
「っておい湖季!聞いてたのか!」
「魔導書に無断転載しとく」
「やめろー!」
緑野と、霧雨湖季が魔導書を奪い合う。
実はこの少女、緑野が言ってた『あのバカ』であり、緑野とはまた違う世界から来たのである。
馬鹿は馬鹿でも頭は良い。合成とか出来るし。
「そういや、こういう時に『年中夢中の好奇心』て言う曲を聴くとピッタリだって
馬鹿が言ってた様な気がする」
「それは私の事なの?」
「いや、外来人の方」
「え?あいつが?」
今では…いや、最初から幻想郷に馴染んでいた外来人が居た。
『愛してるぜ魔理沙あああ!!』とか言いながら別居してるのは一体何故なんだ。
あ、そういや緑野が出入り禁止命令出したんだっけ。あははは。
…それで素直に来ないかと思えば全くそうではないが。
「緑野、暇してるんでしょ?今から紅魔館爆破しに行かない?」
「お前ストレス溜まってるな。誰の所為だ?」
「前の異変の時にフランちゃんに追いかけられてトラウマになった」
「私の所為か」
追記、その外来人は魔法の森の近くにひっそりと住んでいる。らしい。
「甘いな、湖季。そういう時に鉄パイプ振り回して私に牙を剥くのがお前だろうが」
「今MAXの直前」
「すごく嫌なタイプだな…」
「今からでもあの外来人ぶん殴りたい」
「行って来い、多分負けるけど多分勝つ」
「何それ中途半端」
「能力で変な理由を作られるかもだがあいつにそんな知恵は無いと思う」
「オール3の私を舐めるな」
「甘いな。天才は4の列に5が3つ程度並んでるぐらいなんだよ」
「つかいつの間に来たのよ、一発殴らせて」
「魔理沙なら可」
「もういい問答無用」
「ゴフゥッ…!」
そこに現れた外来人は、夢水永花と言う。
基本的に二人からは嫌われている。ただし例外あり。
「お前なぁ、その変態的性格を直せばもう少し友好を深めても良いんだが」
「いてて…そいつは(根性的に)出来ないな」
「なっ…!?もしやこいつ、M!?」
「ずっと前から明らかになってるんだが」
永花は極度のドを超えたドMである。
「あ、そういや魔理沙の研究終わってたよ」
「マジで!?」
「報酬は出入り可能で」
「断る」
「チッ、最近普通に友達になろうと思い始めたのに」
「しかしそんな事も数分で忘れてしまうのである」
「何故分かった」
魔理沙の家に向かう三人であった。