フィクとノフィク
一人本を読み進めるが
始めに、これから君等の世界を『フィク』、僕のいる世界を『ノフィク』と書いていく。
フィクはノフィクのによって創られた世界。ノフィクの国々がそれぞれ違うフィクを持っている。世界と言うよりは、実験施設という方が正しい。
全てはノフィクの為に創られた。
ノフィクで大きな問題が起きないように、よりリアルに創られた。例えば、政治、経済、犯罪、マスコミ、おもちゃから歌、本、流行りまでそれぞれに不利益を減らし、人々が安心して暮らせるように。戦争やテロなんかも、ノフィク内では行なわず、フィクに行う。
そして1番の目的は、フィクで一生を経験してきたその経験をノフィクで二十歳から始められる事。
フィクの人々はロボットだと考えてくれればいい。ロボットと言っても人とほとんど変わらない。病気やワクチンなんかもフィクで実験され、ノフィクへと伝わるからだ。本当の肉体はノフィクで二十歳のままで保管されている。脳にあたる所が肉体を保管しているノフィクのコンピュータと繋がっている。
しかし、全員がノフィクに来れる訳ではない。病気だろうがなんだろうが、40未満で亡くなった者、自ら命をたった者、または犯罪者などはノフィクには来る事ができない。
基本的にはフィクでの君たちの性格とか、そういう細かい所はノフィクで管理していない。
危険な犯罪者などは、もちろんノフィクに来ることはできない。ではなぜ、40未満で亡くなった者、自殺者はノフィクに来られないのか。それは、ノフィクのプラスにならないから。
ノフィクでは、二十歳から再スタートできる。それなりの経験の無い者は要らないというのが、今のノフィク内での考え方だ。しかし、例外もある。フィクにおいて素晴らしい功績のある者は関係なくノフィクに来る事ができる。
美人薄命なんてのも、ノフィク絡みだ。要は、ノフィクでプラスかそうでないかを判断する。その辺の細かい事はまた後に書くとしよう。
大体は、これで書けただろう。
ここからは、僕のノフィクに来た経緯と、ノフィク内での出来事に触れながら書き進めるとしよう。