300年後の世界で――――。
長い眠りから目が覚めて知ったのは、ここが三〇〇年後の世界だということ。
医師だという白衣を着た女性いわく、俺はコールドスリープから目覚めたばかりらしい。何の記憶もないが、目覚めたばかりはそういうものらしい。
医者が診察台に寝そべった俺の胸にスマホみたいな機械をあてて何かの検査をしているが、なんというか目のやり場に困る。
三〇〇年後なのに、白衣がミニスカのナース服みたいなやつだった。しかも、胸元がバーン!のやつ。
なんでそこだけ変に発展してねぇんだよ。あれか? 流行りが何周かして、ここに落ち着いてるのか?
「しんぞう、うごく、わるい、ない」
「その機械をかざすだけで、本当に心臓の動きが分かるのか?」
「わかる、□△✕? ∀*◯……わかる、ない」
――――全然わからん!
三〇〇年後の世界は、全員が頭に何かを埋め込んでいて、テレパシーのようなもので意思疎通をしているらしい。
未来って怖ぇぇぇ。
脳みそに埋め込むとか、マジで大丈夫なのか? いや、大丈夫だから皆やっているんだろうけど。
どうやらそのせいで口語の文化が廃れているらしい。そして、口の周りの筋肉が衰えて、みんななんかシュッとした顔になっている。顔に手を加えている場合もあるみたいな説明はされた。
未来って怖ぇぇぇ。
「けんこう、いい、のう、ひらく」
「いきなり怖ぇよ! 開くなや!」
「きょひ、むり」
どっち、これどっち!? 拒否するの?って聞いてるのか? それとも拒否はするなってこと!? 俺、脳みそ開かれる勇気とかねぇよ?
「きもちいい、なれる」
「何の話だよ!?」
ミニスカ白衣を着た医者がニコッと笑った。正直顔は好みだ…………が、脳みそ開くのは別問題だろ!?
「だい、じょぶ、きもちいい、してあげる」
「待って! 待って! なんか違う意味に聞こえるからぁっ! ねぇ、もぉ! 誰か助けてぇ!」
「たすけ、してる、のう、ひらく」
「マジで、話聞けよ!」
俺はこのあと、抵抗むなしく、脳みそを開かれた。
どう開いたのか、どうきもちいいのかの詳細は、伏せておく。
知りたかったら、脳を開かれてみてくれ。
『──追伸、ミニスカ白衣はアリだと思った』
俺は手紙をコールドスリープの機械に貼りまくった。なぜかって? 医師が、あと数人起こすって言っていたから。仲間を増やしたくて。
大丈夫、ちゃんと手紙の一番下に物凄く小さな文字で『※責任は取れないけどな!』って書いておいたから。
おわり♡
閲覧ありがとうございます!
コールドスリープしてみてぇ! ビバ女医さん☆
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