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ラブソングにはまだ遠い  作者: ???
Without music, life would be a mistake.
1/3

Track.1

 音楽が好きだった。自分の世界の中心にはいつだって音楽があって、心の中の柔い部分につけられた傷も、痛みも、曝け出していられるのは音楽だけだった。一握りの中の天才にはなれないけれど、それだって別によかった。自分が自分であることを確立させられるなら、それでよかったのだ。

 握るピックと弾ける弦と、がなるような透き通った歌声と、どうしようもなく泣きたくなるようなあの一体感。それが失われなければ、他には何もいらなかった。いらなかった、のだけれど────


「……オハヨウゴザイマス」「おー、おはよ……って」


 地下のライブハウスに併設された練習スタジオでチューニングをしているハルカさんが、ギターに触れながら一瞬だけこちらを見てから、顔をくしゃりと歪ませ数秒後に「ぶはは!」とこちらを指さして笑い転げていた。


「お前、またか!」「…………」


 こちらを指さしながら笑うハルカさんに一瞥をくれると、そのまま黙ってギターケースからギターを出してチューニングをする。弦が指の柔い部分に触れる感触を感じながらピックで弦を弾けば、低い弦の音色が部屋に響いた。


「いい加減落ち着いたらどうだよ」「落ち着こうとしてたんすよ、これでも」


 楽譜を見ながら頭から通して弾いていれば、「そーだそーだ、ケイはいつでも落ち着こうとはしてるんだよな」と呆れたようにくつくつと喉を鳴らして笑いながら、ドラムを軽く叩いて練習を始める。5歳ほど年が離れているからか、彼女は時折こうやって自分を妹のように扱うときがあって、そういう時には妙に調子が狂ってしまう。拗ねた子どものような気持ちでギターを弾きながらぼんやりとしていれば、「おはよ」と少し遅れてから二十代くらいの青年と三十代くらいの男性が入室してきた。


「おはようございま────」


 す、と言いながら入り口の方へ振り返ると、かちりと視線があった二十代の男性────カイがこちらを指さして。半笑いの顔に嫌な予感がして顔を背ければ、「ぶはは!」とでかい声で笑われていた。


「お前、またかよ! しかも今回は手形がついてるし!」「うるさい、カイ」


 落ちてきた髪を耳に掛けながら不機嫌そうにそう言えば、カイは「いやだってさァ!」と一人だけ楽しそうに笑い転げていて。三十代の男性────ユタカさんは「痛そうだねぇ」なんてのんびり笑いながらその様子を眺めていた。


「────で? 今回は何でフラれたの? 浮気?」「するか馬鹿。バンド練習を優先してたらフラれたんだよ」


 そう返せば、カイは「あちゃー」と言って。ユタカさんは「ケイくんは正直だからねぇ」とのんびり呟いた。

 ハルカさんとカイ、ユタカさんはSNSを通じて出会った趣味のバンドメンバーだ。カイとあたしとミナさんが二十代で、ユタカさんは三十代。ミナさんは二十代だけどあたしとカイよりも年上で、美容室に勤務する傍らこうしてバンドをしている。ユタカさんは音楽関連の仕事をしていて、その傍ら趣味でこうしてバンド活動をしている。カイは大学二年生。あたしたちが知ってるのはそれだけで、お互いの個人情報や、詳しい事情までは知らない。SNSでスケジュールを共有しあって、ライブハウスを借りて音楽を弾くだけの関係だ。それが何だか心地良くて、このバンドも気付けば今年の夏で三年目を迎えていた。


「そう言えば、今度のライブの日程が決まったからスケジュール共有しとくね」「ありがとう、ユタカさん」「あざす」


 ユタカさんは音楽関連の仕事をしているから、インディーズバンドのライブハウスのイベント情報やライブの日程に詳しい。金銭が発生するものからしないものまで幅広く提案してくれる彼の情報を吟味しながら、ライブハウスに出演するのが今の活動方針だった。しかし、あたしの職業柄金銭が発生する者には出演できなくて、そういう時はヘルプメンバーに代わりに出演して貰うことになっている。


「ちなみに今回はケイくんも出れるよ。空の宮市のチャリティーフェスだから」「げ、空の宮?」


 スケジュールを確認しながら思わず出た言葉に「なんか問題でもあんのかよ」とカイが言って。それに言葉を濁しながら「別に」とだけ返す。


「ほら二人とも、併せするよー」


 ミナさんの言葉に「へーい」と口々に返しながら、あたしはギターを持ってマイクスタンドの前に立つ。ユタカさんのカウントに合わせながら、大きく口を開いた。



「ふぁぁぁ」「大あくびですね、鷺ノ宮先生」


 思わず欠伸を零したあたしに、隣の席に座る同僚がクスクスと笑う。しまったと思いながら「はは」と誤魔化せば、「まぁ月曜日って眠いですよねぇ」と言って同僚はパソコンに目を向けた。

 ────ここは、S県空の宮市中部に位置する私立の中高一貫型の女子校、私立星花女子学園だ。あたしの職業は、ここの国語科教員兼軽音部顧問。受け持ちは高等部の国語科教員と1年4組の担任をしている。ここでは今のバンド活動のことを話したことはなくて、だからこそ金銭が発生すると面倒なことになるから避けていた。

 夏休み期間に突入した今は、9月下旬に行われる文化祭である星花祭に向けて各部活動やクラスの出し物が精力的に活動している時期で、遅くまで残る生徒も珍しくはない。必然的にバンドの活動に参加できる時間も生徒が帰った夜遅い時間帯で、ここ数日は寝不足と言っても差し支えなかった。


「まぁでも、星花の子たちは手がかからない子たちばっかりですよねぇ」「そうですか」


 ええ、公立に勤めていた時はもう少しバタバタとしてましたからという同僚の話を聞きながら、授業用のノートに目を通す。授業も終わった今の時間でも教員にとっては忙しい時間のひとつで、あたしは隣の同僚と会話をしながら夏期講習の各学年の授業内容を確認する。


「鷺ノ宮先生はここのOGなんでしたっけ」「ええ」「いいですね、母校に帰ってきて教員になるなんて、ドラマみたいじゃないですか」「そんな良いものじゃないですよ、素行がよかったわけではないので」


 実際のところ、教員一年目の頃はそこまで素行が良くなかった自分に飛んできたのは小言か「お前が教員になるなんてなぁ」という感慨深そうな言葉ばかりで辟易したのを思い出す。学生時代に組んでいた社会人と学生混合のバンドで勧められたピアスを開けたり、制服を着崩していた自分にも問題があったのだが、こう何度も言われては面倒臭いというものだ。やっと言われなくなったのは二年目のあたりからで、その分生徒に対する振る舞いや指導者としての意識として注意を受けることの方が増えたのだけれど。


「でも、うちのクラスでも鷺ノ宮先生はかっこいいって評判ですよ」「はは、やめてくださいよ。今の子たちの年齢だと、教師とかってそう言う対象になりやすいだけでしょう」


 今だけですよと適当に流しながら手元のパソコンで明日の講習の資料整理をしていると、教室の後ろから「失礼します! 鷺ノ宮先生いらっしゃいますか」と言うはつらつとした声が聞こえて。そちらの方に視線を向ければ、ギターケースを抱えた数名の女子生徒が立っていた。


「はーい、どうした?」「あっ、京先生!部室の鍵、借りに来ました」「はいはい、ちょっと待っててね」


 同僚との会話が中断されたことに内心ほっとしながら、部室棟の鍵がまとまった鍵付きの棚を開けると、そこから軽音部の部室棟の鍵を出す。「はい、お疲れ様」といいながら手渡すと、「ありがとうございます!」という元気のいい声が聞こえた。


「星花祭まであともう少しだから、良い演奏にしようね。何かあれば聞きにおいで」「ハイ!」


 他の教員の前では鷺ノ宮先生、会話をしているときは京先生。懐かれていると言っても過言ではないであろうその使い分けは少し可愛らしくて、あたしは小さく笑みを零した。


「後で何か差し入れでもするよ。何がいい?」「えーっ! 良いんですか! じゃあアイスが良い!」「わかった。ニアマートで買って行くよ。頑張って」


 やったー! と口々に言いながら帰っていく背中を見ながら、あたしは小さく欠伸を零す。軽音部の顧問を務めているのは全くの偶然だけれど、粗削りでも一生懸命音を奏でている子供たちの姿を見るのは嫌いじゃない。ふふと小さく笑いながら走っていくギターケースを背負った背中を見て、あたしは再度あくびをした。


「鷺ノ宮先生、軽音部の子に懐かれてますね」「どういう意味ですか、それ。みんな平等に可愛いですよ」


 財布の入ったカバンを机のわきから取ると、一部始終を見ていた教員にそんなことを言われて。それに適当に笑って返せば、「ははは」と楽しそうに彼は笑った。

 星花の教員と言う今の職業に不満はない。生徒は可愛いし、仕事は楽しい。周囲の人間関係も突っ込んだ煩わしさはないし、今の自分にとっては天職だとも思う。母校に戻って教員になったのも、学生時代に嫌な思い出があまりなかったからだと言えるだろう。何かを生み出す作業は苦しかったし衝突も多かったが、そうしないと生きていけないようなどうしようもない青臭さが好きだった。

 職員室からニアマートに向かうために室内を出ると、辺りは文化祭の気配が充満していた。九月上旬に行われる文化祭に向けて準備をする部活動や教室が多く、それはどこか懐かしささえ感じさせた。

『みーつけたっ! にっあまーぁとー』というオリジナルソングが流れる店内で、アイスケースの中から適当に箱のアイスを人数分カゴの中に入れながら、お茶のペットボトルと自分の昼食を購入する。文化祭の準備期間中だからか店内は混雑していて、店員はわたわたと忙しそうにずらりと並んだ星花生の対応をしていた。


「大変お待たせいたしましたーこちらへどうぞー」


 中年の男性にそう言われ、「お願いします」と言いながらカゴを置くと袋の有無を聞かれる。流石に持って歩くのは憚られてお願いすれば、手際よく袋の中に詰められていく。三千五百円ですという言葉にスマホのキャリア決済で会計を済ませると、そのまま店内を出た。

 ガサガサとアイスが入った袋を揺らしながら、教室の方向へ向かって歩いていく。肌を刺すような暑さが酷く違和感があった。


文化部の部室棟がある旧校舎へ入ると、1階の軽音部の部室のドアをノックする。「どうぞー」と言う声に引き戸を開けると、懐かしい光景に少し眩暈がした。

「……アイス買って来たよ、休憩しようか」「やったー! 京先生ありがと」「ありがとうございます」


 嬉しそうにアイスを選ぶ軽音部の部員たちを見ながら「調子はどう?」と楽譜を見ながら尋ねれば、彼女たちはアイスを咥えながら「ぼちぼちってとこですね」と小さく呟く。


「あ、そうだ。京先生」「ん?」


 アイスを配りながら目線を向ければ、部長の林がアイスを片手に「ここのAメロ気になりません?」と楽譜を片手に手渡して。目線だけを向ければ確かに一音歪みが入る部分で、「あぁ」とだけ答える。


「確かに珍しい入り方だと思うけど、そんなにいうほどでもないんじゃない」「そうですかね、なんか気になって」


 まぁ京先生が言うならいっかと返す彼女に「先生の曲じゃないんだけど」と苦笑しながら楽譜を返す。「京先生ならどんな風にアレンジする?」という言葉に、「えぇ」と返しながらあたしは置きっぱなしにしていた自分のギターを手に取ると、ほんの少しアレンジを加えて弾いた。


「あー、かっこいいかも」「そう? まぁアレンジは人によって違うし、自分の曲に合うアレンジ方法を見つけてごらんよ」


 そう言いながら適当に何曲か見聞きしたことのあるバンドの曲を弾いていると、「きょーセンセ、なんで音楽の先生にならなかったの?」と声が飛んでくる。


「音大行かなかったから」「もったいなー」「ギターだけじゃ音大なんか行けないよ、ピアノとか弾かないとね」


 そう言うと、ちょうどいいタイミングで音楽室からピアノが聞こえてきて。パッヘルベルのカノンだ、と思いながら透き通ったその音に耳を澄ませていると、「あ、まただ」と誰かが呟く声が聞こえた。


「有名なの?」「え、うん。最近放課後になると聞こえてくるよ」「へぇ」「珍しいよね、わざわざ旧校舎(こっち)で弾くなんて。吹奏楽部の子なのかな。自主練みたいな」「さぁ……」


 透き通ったガラスのような、柔らかくて優しい音色に耳を澄ませながらあたしは再度ギターに向き合う。有名なロックバンドの曲を何曲か弾きながら、窓の外から見える青い空に目を向けた。



「おつかれー」「お疲れ様、戸締りはしておくから帰っていいよ」


 夏季休暇中の部活動終了時間を知らせる鐘の音が鳴ると、彼女たちはギターケースを抱えてバラバラに帰宅していく。「きょーセンセ、また明日ー」という声に「はいはい」と答えながら戸締りをしていると、再び音楽室からカノンが聞こえてきた。


(……もう遅いし、声だけかけておいた方がいいよな)


 夏季休暇期間中の下校時刻はもうとっくに過ぎている。あたしは少し迷った末に、箱の中に残ったアイスとギターケースを背負うと、軽音部の部室の戸締りをしてから旧音楽室の方へと歩を進めた。

 音楽室が近付いてくると、カノンも同様に近づいてくる。夕暮れに染まった廊下に流れるカノンはどこか寂しささえ感じて、あたしは妙に感傷的な気持ちになりながら音楽室のドアを開ける。すると音楽家の肖像画が掛かった音楽室の部屋の中に、ひとりの女子生徒がピアノの椅子に座っているのが見える。それに声を掛けようと思って口を開いたものの、その先の言葉が紡げなかったのは、その表情が酷く柔らかいものだったからで。あたしは声を掛けようとした手を止めて、そのまま音楽室のドアに寄りかかると自分の存在が彼女に知られまいとするように、息をつめてその音色に耳を澄ませていた。



 やがて演奏がとまると、彼女は椅子に座ったまま大きく息を吐く。すると扉越しに気配を感じたのか慌てたように振り返ると、ヘーゼルナッツのような丸く澄んだ目を見開いて「鷺ノ宮先生?」と驚いたように呟いた。眉のあたりで切り揃えられた前髪が、動揺を表すように柔く揺れる。


「────日内地(ひないち)さん?」


 そこに座っていたのは高等部二年四組の女子生徒で、国語科を受け持っている生徒の一人、日内地(ひないち)美波(みなみ)だった。あたしは動揺したように狼狽える彼女を安心させるように「ピアノ、上手いんだ」と言えば、彼女はその細く白い手を僅かに震わせる。


「っ、あの、私……」「驚いたな、日内地さん、合唱祭でもピアノを弾いていないから」


 さっきの演奏、良かったよと呟けば、彼女は僅かに表情を歪めて、照れているようなバツが悪そうな表情をして。そんなところはまだ子供なんだななんて思っていれば、彼女はほんの少し視線をさ迷わせると、やがて意を決したように顔をあげて「あの、」と呟いた。


「……あの、な、内緒にしてくれませんか。このこと」


 ほんの少しぶっきらぼうな口調でそう言う彼女に「どうして」と言えば、彼女は困ったように眉根を寄せて。暫くその様子を眺めると、あたしは小さく息を吐く。


「わかった、いいよ。何か理由があるんだろうし」「!」


 あたしの言葉に、日内地さんは勢いよく顔をあげる。不安げに揺れる眉に苦笑しながら、「そんな顔しなくても、秘密は守るから安心しなさい」と言えば、彼女は少しして安心したようにほっと息を吐いた。


「でも、下校時刻を過ぎてるのに残ってるのは感心しないな」「え、あ、ほんとだ……」


 日内地さんは壁掛け時計とポケットに入れていたスマートフォンのロック画面を見比べると「すみません」と慌てたように荷物をまとめ始める。あたしはその様子を見ながら、水色のアイスキャンディーを彼女に向けて差し出した。


「そんな悪い子には、アイスの残り物の処理に付き合ってもらうよ」「え」


 彼女は荷物を抱えたまま、訝し気に差し出されたソーダ味のアイスキャンディーとあたしを見比べて。「軽音部で余ったんだ、このまま持ってて溶けても処理が面倒だし」と言って差し出せば、恐る恐ると言った表情で彼女はあたしの持っているアイスキャンディーとあたしを交互に見比べた後に「いいんですか」と囁くような小さな声で呟く。


「うん、どうぞ。溶けても面倒だから、ここで食べて貰いたいけど」「……あ、はい」


 いただきます、と戸惑ったような小さな声が聞こえて、日内地さんはアイスキャンディーを一口齧る。子どもが悪戯がバレた時のような表情に思わずくすりと笑えば、彼女はどこか気恥ずかしそうにあたしに隠れてアイスキャンディーを食べ進めていた。


「……あの、ごちそうさまでした」「いえいえ、ありがとね」


 さすがに二本は食べられないからさともう一本を咥えれば、日内地さんは呆気に取られたような表情をしてからくすりと笑う。「……鷺ノ宮先生って、変」という小さな声に「そう」とだけ返しながら、舌の上で溶けていく安いソーダの味を嚥下した。


「……じゃあ、帰ります。あの、アイス、ありがとうございました」「うん、こちらこそ。気を付けて帰りなさい」


 ひらひらと手を振って彼女を見送りながらあ、と思い出して「日内地さん」と声を掛ければ、彼女は長い髪を揺らして「……はい」と振り返る。


「また明日、ね」「……明日は来ません」


 あたしの言葉に、彼女は少し悪戯が見つかった時の子どものような拗ねた表情をして。それにクスクスと笑いながら「そう、残念。先生今週は明日と明後日の金曜日はいるよ」と伝えれば、彼女はどうすれば良いのか戸惑ったような表情で「……私、忙しいので帰ります。さようなら」と言うと、そのままくるりと踵を返す。まるで子猫が逃げ出すようなその仕草に思わずクスクスと笑いながら「かーわい」と小さく零せば、舌の上にざらりとした感触と木の触感がして口から咥えていた棒を出す。


「お、『当たり』だ」


 木の棒に『当たり! もう一本もらえるよ!』と印字された木の棒を夕日に透かしながら、あたしは先程の逃げ出すような日内地さんの行動を思い出して、くすりと笑った。


「────かーわい」


 小さく零したその声は、誰もいない廊下にまるで二人で食べたアイスキャンディーのように溶けて消えていった。

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