新しい夜
「野菜を育てましょう。」
「野菜?」
俺とメイドは、ログハウスのリビングで、これからの方針を話し合っていた。
「はい、野菜は種類も豊富ですし、保存食も作ることができます。」
メイドは話し続ける。
「幸いここは畑を作れるくらいに広い土地です。
日光も程よく当たりますし、これ以上ないくらいに条件が整っています。」
..............確かにそうだ。
畑を作れば食料に困らなくなるかも知れない。
............けど
「勝手に畑を作っていいのか?
許可とか必要なんじゃ。」
するとメイドは。
「ご安心ください、坊っちゃま。
ここはドが付く程の田舎です、許可も何もありません。」
そ、そんなんで大丈夫なんだ............
「まぁ、今日はもう遅いですし、お風呂に入って寝ましょう。」
「それもそうか。」
こいつの言う通り、今日はもう風呂に入って寝るとしよう。
俺は、着替えを持って脱衣所にいくと.......
「おい。」
「はい。」
「何してるのか聞いてもいいか?」
「どうぞ。」
「何でお前も着替えを持って、一緒に入ろうとしてるんだ?」
「.............?」
メイドは意味が分からないような表情をする。
「もう一度聞くぞ?」
「はい。」
「何で一緒に入ろうとしてるんだ?」
「.................」
沈黙が続く。
「................」
「.................」
................そして
「ちょっと何言ってるか分からない。」
「何が分かんねぇんだよ。」
分かるだろ!
ふざけてんのかコイツは!
「良いじゃないですか坊っちゃま、たまには。」
「た、たまにはって//////」
さらに目の前で、こいつは服を脱ぎ初める。
「お、おい、何脱いでんだよ//////」
「坊っちゃまも早く脱ぎましょうよ。」
俺は手で、目を隠しているため、目の前で何が起こっているのかみえない。
断じてみえない!
「先に入っていますので、坊っちゃまも後から入ってきてください。」
そう言い、メイドは浴室に入っていくと最後に............
「今日は、話したいことがありますから。」
................と、俺に言った。
ポカーン
「.................」
「.................」
...............................どうしてこんなことになったんだっけ?
「..................」
「..................」
俺とこいつは今、背中合わせに湯船に浸かっているいる。
「..................」
「..................」
..............................もう一度言おう。
どうしてこんなことになった。
「..................」
「..................」
静かな空間のなか、最初に口を開いたのはメイドだった。
「............申し訳ありません、坊っちゃま」
「............え」
その声はとても色っぽく、浴室だからか声が響いて、とても神秘的に聞こえた。
「一緒にお風呂に入ってしまって」
「い、いや、別にいい、もう過ぎたことだろ」
「............ありがとうございます」
不思議なくらいに静かな浴室が、場の空気を気まずくしていた。
「優しいですね坊っちゃまは............本当に大好きです//////」
「な、何だよ急に//////」
メイドの言うこと一つ一つが、いつもより魅惑的に聞こえて、顔を赤くせずにはいられない。
「お前今日おかしいぞ//////
昼間の時も手を繋いできたし、どうかしたのか//////」
「どうかしてるかもしれませんね、今日はいつもよりドキドキします//////」
「............」//////
「............」//////
互いに無言になる。
「なあ//////」
「あの//////」
発言したのは同時だった。
「お、お前からいいぞ//////」
「い、いえ、坊っちゃまから//////」
..................................................................................................。
「風呂に入る前に言っていた、話があるって何だよ//////」
「..............え、えっと//////」
メイドにしては珍しく動揺していた。
「そ、その、すいません、緊張していて//////」
「緊張するような内容なのか、別に大丈夫だぞ」
すると覚悟が決まったのか、メイドが喋りはじめた。
「私は...............坊っちゃまのことが好きです//////」
「.............」//////
「前に旅行をした時にも言いましたが.......その.........坊っちゃまの気持ちを........まだ聞いていません//////」
「.................」//////
メイドは俺の目をみて.................
「よ、良かったら、気持ちを聞かせてください//////」
「...............」//////
....................................................................................................................................................................................................。
「..............わ、わかった//////」
「............」//////
「一度しか言わないから............良く聞いとけよ//////」
「............はい//////」
..........................................................................................。
「............................好きだ//////」
「....................っ!//////」
「子供の頃から............ずっと//////」
「.................」//////
「俺が家族から、腫れ物扱いされてても//////
お前は良く、俺と話をしてくれた//////」
「..................」//////
「話していくうちに...............どうしようもなく好きになった//////」
「.................」//////
「今まで恥ずかしくて言えなかったけど//////」
「..................」//////
「お前のことが大好きだ//////」
「........................わ//////」
「................」//////
「私も............あなたのことが大好きです//////」
メイドは泣きながら............
「よ、良かった、嫌われてるかと思ってました//////」
「嫌いなわけねぇだろ//////」
メイドのほうに振り向くと............
「................んっ//////」
「................っ//////」
唇を重ね合わせてきた。
「これからもよろしくお願いします、坊っちゃま//////」
「あ、ああ//////」
この日、俺達は互いの想いをついに打ち明け。
新しい関係へとなり、新生活がはじまるのであった。




