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牡羊座の国 4
星座の国 9「牡羊座の国 7」
車を降り慌ただしく店に入る彼女。叫び声が複数聞こえた。僕が怖くなり発車させようとした時彼女が店から飛び出し再び乗り込んだ。今度は大荷物と一緒に。そして前を激しく指差し多分牡羊座語で出発しろと言った。店から車までに大量の白銀の涙が続いていた。
星座の国 10「牡羊座の国 8」
目的なく車は走る。白銀の涙も止まったようだ。今は日が頂点に立ち黄昏に傾き始める頃。彼女が目的地を指示した。そこはまた別の飲食店だった。彼女が支払うからと僕はお伴した。メニューは牡羊座国名物の山菜がメイン。彼女が適当に頼んだ物が次々運ばれてくる。
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