幼少期3【魔法を使う】
門がでっかくて街の外から見えなかったけど、大体石造り家が多いいな
「クリフ、立ち止まってないで早く行くわよ、ほら迷子にならないように手繋いで行きましょ」
それから、母さんに連れられて街の色々なところを回った。
「クリフ、そろそろお昼にしましょうか」
「はい」
母さんとマーラさんと一緒に近くの食堂に入った。
「えーと、私はボアのスープとサラダのセットでクリフとマーラは何を食べる?」
「私は、リサラ様と同じものでお願いします」
「うーん?」
メニュー表みたいなのを見てみたら、日本の食堂と似たような感じのメニューだった。
「僕はこのボア肉のステーキで」
「食べきれるの?」
「大丈夫だよ、母さん」
それから、母さんが注文して少し待つといい匂いがしてきた。
「ボア肉のステーキ1つとボアのスープとサラダのセットが2つです。ボア肉のステーキは熱いので用心してお食べ下さい」
前世で食べたことがある肉よりでかいな、そして肉汁も出てて美味しそうだ。
「それじゃいただこうかしら」
「いただきます」
「あら?またそれやってるの?」
「はい、これをすると」
こっちの世界だといただきますってのが無いらしい、まぁ俺は気にしないけど
「美味しかったわね」
「そうですね、また来る時にきましょう」
食堂を後にして街をまたブラブラしていると、前から大男達が3人歩いてきた。
そして、母さんに肩を当ててきた
「ッいて」
「ボス大丈夫ですか」
「いってな~、おいおいそこの姉ちゃんよどうしてくれるんだ?」
なんだ?こいつら、自分達からぶつかっておいて
「あら?貴方達からぶつかったんじゃないの?なんで私が文句言われないといけないのかしら?」
あっ母さん怒ってる、一回だけ母さんが起こった所を見たことがある、あれは父さんが母さんの大事にしてた花瓶を割った時・・・うっ、思い出したくない
「あぁ?」
「なんだとこの女」
「マーラ、クリフを頼むは」
「はい、分かりました、クリフ様お手を【転移】」
とマーラさんの手取った瞬間、母さん立ち寄り数メートル後ろに転移した。
「ちょっとこの馬鹿な人達の相手するから、クリフは動いちゃダメよ」
「なんだと!」「何いってるんだ」「女1人でこの人数を相手できるわけねぇだろ」
と大男達は笑った
「あら?そうかしら?」
と母さんは微笑みながら右手を男達に向けた。
「【ファイヤー】」
と母さんは詠唱無しの属性魔法の火を使った。
「うぁぁ」「あっちぃぃ」「ヴぎゃぁぁ」
「はい、終わりっと、さっマーラ何か気分が悪くなったから問まで転移してくれるかしら、家に早く帰りたいわ」
母さんはそういいながら俺達の方に歩いてきた。
その時、男の1人が立ち上がり腰に掛けていた剣を出して走ってきた。
「こっのくそがぁぁぁぁ」
「えっ!」
「リサラ様!危ない」
やばいこのままじゃ母さんが、もういいや今迄隠してきたけどやるしかない
「ッ」
母さんと男の間に転移した。
「【ショック】」
雷属性の魔法を使った。
「うぎゃゃ」
男は【ショック】をくらって失神した。