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「浮気調査から暗殺まで、依頼金次第でなんでも仲介」社  作者: 倉石 雨


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4/4

襲撃依頼:警察「多分あそこがやったと思うから潰しておいて」

ここは警察庁警備局の某会議室

映し出されるのは最近起こった爆破テロ事件。

「恐らく、かの組織が本格的に動き始めたのだと思われる。必ずこれ以上の被害は防止しなければならない」

鷲のような鋭い目の老齢な男がたくさんの職員を前にそう言う。

「例えどのような手を使ってでも、だ。早速、取りかかりたまえ」

座って話を聞いていた職員達がバッと立ち上がり礼をして解散する。

その中の1人が老齢な男の方へスマホを持ちながら近づく。

「既に繋がっているのか?」

老齢な男がそう聞く

「はい」

職員がそう答え差し出す。

老齢な男はそれを持ち、耳に当てる。


「ご機嫌よう。追崎様、本日はどのようなご依頼を?」

通話相手は追崎瑞彦、年齢は56歳で血液型はO型、元某府警本部長で現警察庁の…まぁ高位な人間だ。Wikipediaにもある程度の情報が載っているほどの。

「捜査と襲撃を頼みたい、対象は"東京国内軍"の本部だ。金に糸目はつけんから探し出して打撃を与えてくれ」

ふむ。確か"東京国内軍"というのは一昔前に自動車爆弾での連続テロをやった過激派極右組織。しかし、数度のテロをやった後、公安に拠点を一斉検挙されたのではなかったか。

「あの"東京国内軍"で間違い無いのですか?」

「あぁ…なんというか…実はな。1部の右翼自衛隊員が旧残党と合流して、最近活動を始めたようなんだ」

そういえば元自衛隊員に装備類販売の仲介をやったことがあった。

「なるほど。実際に既に爆破事件だったり銃乱射事件だったりが起こっているのですか?」

「誠に屈辱的なことに、既に宇崎重工の社長がかの組織により爆殺されてしまった。」

…何か盛大な勘違いをしているらしい。まぁどうでも良いが

「これ以上被害を増やす訳にはいかない。頼むぞ」

「分かりました。依頼金に関しては前金で○○○ほど、残りは歩合制で最大○○○程度といった感じでよろしいでしょうか」

「わかった。用意しておこう」

「では、ご依頼、承りました」


「捜査及び襲撃任務です。"東京国内軍"の本部を探し出し、打撃を与えてください」

"彼女"が電話をかけてきて開口一番にそう言ってきた。

「サーチアンドデストロイね。武装に関しては?」

襲撃となるなら相応の装備が要る。

「今回は特別です。前金で依頼人から搾ってきた金額ををそのまま予算として貴女のところに用意します。あと襲撃に向いた装備を売る売人も用意しておきましたので、良ければご利用ください」

こんな大盤振る舞い…もしかして今回、依頼人が政府関係者だったりするの?

「…依頼人は?」

「…ハム(公安)ですよ。分かりますね?」

つまり偽装依頼の可能性も考慮に入れなきゃいけないらしい。

「わかった。私以外、協働やる奴いないの?」

「必要ですか?」

「肉壁レベルで良いから一応」

死にたくないし。

「…借金漬けの一般人を幾人か用意します。好きに使ってください。その代わりに達成報酬減りますけど良いですね?」

「ちなみに達成報酬は?」

「歩合制で最大○○○との事です。借金漬けの一般人を用意するとなると最大○○○くらいですかね」

十分。

「それで良い。最良の結果を見せるから」

「結構。せいぜい頑張ってください」


夜、某所

「お嬢ちゃんが例の?」

「あぁ、早速武器を見せてくれ」

「これが今日の目玉商品だ、MP5KとHK416。銃剣もあるぞ」

「MP5Kを買いたい」

「わかった」


夜明け前、某所

輸送トラックの荷台に乗り込む10人の男女、全員がAKに似たアサルトライフルを持っている。

ちなみにこのアサルトライフルは56式自動歩槍という暴発の可能性や、弾詰まりの可能性が常に付きまとう安い銃だ。

そんなゴミみたいな銃を持った人達に声をかける。

「おはよう。今日、あなた達には"仕事"をしてもらうから。黙って遂行して生き残ったら500万報酬にあげる」

そう嘯いてみる。明らかに雰囲気が変わった気がする…ポジティブで良いね


突入部隊の編成はできた、本部の場所に関しては東京国内軍内部の人間を脅しつけて、割り出して、偵察して確認した。

武装して車の席に着く。

準備完了。


早朝、東京国内軍本部前

着いた。本部は東京郊外の屋敷だった。

門が閉まっている。

一応用意した無線でこれから突っ込ませる奴らに連絡する

「今からバック走行で門に突っ込むから突っ込み次第、屋敷の中に入り込んで全部撃って、殺して」

1度通り過ぎて、バック走行で思い切り門に突っ込む。

勢いが強すぎて、門を超えて屋敷の正面扉に突き刺さった。

今ので何人か捨て駒が死んだかもしれないが気にしない。

MP5Kを持ち外に出て、扉周辺の壊れた壁の穴から屋敷に入る。

3人の迷彩柄の服を着た男が滅茶苦茶撃たれ殺されている。

このまま殺しきれるだろうか。

突入させた捨て駒が私を間違えて殺さないよう正面門付近で警戒だけしておく。

初めのうちはフルオートのAKのような銃声が出ていたものの、そのうち違う銃声がし始めた。

…こっちに突っ込んできてくれるかな?

トラックを遮蔽にして敵を待つ。

「どこにいやがる!出てこい!」

そう言いながら2人くらいが出てくる。

敵は銃を持った一般人ばかり相手にしたお陰で気が大きくなったらしい。

…隙だらけ。

できるだけ引き付けてMP5Kを撃ち込む。

「ガッ…」

「グォ…」

よし。一応1発ずつ頭に撃ちこむ。

続けよ。


「それで、ある程度殺害した後、老人連中も殺したわけですか」

最後に"彼女"に軽い報告をする。

「満点でしょ?」

今回の策はかなり良かったと自負してる。

「そうですね。依頼人も満足してましたよ。少し引いてましたけど」

ため息を吐きながらそう言われた。

「じゃあ、達成報酬貰うね」

「はい。既に送金しておいたので」

やっぱり彼女の仲介依頼は美味い。

「必要ならまた呼んで」

ぷつりと通話を切る。

少しの間、休暇でも取ろうかな。

次回、天才探偵現る

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