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死転異幽  作者: デルガジ
第1章 ダンジョン内の仲間たち
3/8

新世界へと歩み出して

前回の続きです

(それってどういうことですか?)


ボーウ「実はだね…普通死んだ人は死ぬ前の人生とか死因を踏まえて次はこうしたいとかそういうの考えるんだけど記憶が無いとなると…ねぇ?」


(ねぇじゃねぇよ!)


どうやら死んだ人はこのデットワールドという場所に幽体のみが転送されて受付が脳の中見てその人の希望を見て異世界に転生させる。ということをしているらしい。


(へぇー全部神とかがしてるんじゃないんだなー)


ボーウ「そりゃ神様はこんなことしてる場合じゃないんですから。どいつを陰キャにするか誰を犯罪者にするかとか、色々大変なんですよ。」


(人がどうなるかも神様が決めてたの!?)


(で、めんどくさい事ってなんですか?)


ボーウ「それは…」


((唾を飲む))

めんどくさいこと。それは、

ボーウ「今から君の設定決めなきゃ行けないんだよ!」


(…そう言う意味のめんどくさいかよ)


ボーウ「でもでも!性別 髪型 固有スキル 体格 輪郭 瞳の中とかすごい作るのめんどくさいんだよ!」


(そんな細かく決めなきゃ行けないのかよ)


ボーウ「良かったね私が絵上手くて!」


(絵?)


ボーウ「これからあと43人の転生者送らなきゃだからさっさと決めちゃうよ!」


(は、はい!)



ボーウ「はいはいなるほどなるほど…まとめるとこうですね!」

性別 女

体長 165cmほど

体重 めっちゃ軽い

髪色 赤色

固有スキル エブリデイスロット

その他 …

(そんな感じでお願いします。)


ボーウ「では参ります!おりゃりゃりゃりゃりゃ!」

ボーウ「出来ました!」


(おー!)

赤髪にロングヘアで服は白い冬用のロンT

(いいじゃんいいじゃん!俺前から女になりたかった…と思う!)

ボーウ「不確かではありませんが思ってたでしょうね…次は…っていない!」

ボーウが次の設定に移ろうとしたがもう彼は転生の扉の方へ走っていた。

(ありがとうボールさん!この恩は一生忘れませーん!)

ボーウ「ちょっと待って!ボーウですーー!行っちゃった…って!ちょっとこれはまずいんじゃ…」

こうしてめちゃくちゃ短くて長く感じたデットワールドから別れを告げた彼は新たな世界へと‘’歩み出してい”けなかった!?

to be continued

次回は火曜日です

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