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BARのマスターへの謝礼、処理班への支払い、その他証拠隠滅の為に札束が次々と消えていく。

流石に忙しいので昼のみ出勤して本業は1週間休みだ。


「情報屋は裏切っていない?」


顔役にも金を渡して調べたが情報屋が掴んだ公安の話は本当だった。やはり独断で動く奴がいる。

特殊な組織は何でもアリだな。


俺は溜め込んだ貯金を崩して2人の人物に依頼した。


《南原》

情報屋のタクシー運転手だ。

20代後半の男性だ。

若い為重宝されている。

甘いものが好き。


《吉岡》

ヒットマンだ。

50手前のベテランスナイパーだ。

常連の客とは違い別のルートで武器を調達している。

白髪が最近目立つ。


「南原さんは狼の特定を‥吉岡さんには狩を依頼します‥」


「僕は良いよ!」


南原が気さくに応える。


「田宮の旦那もとうとう殺し屋頼みか、ククク!」


「流石に捌ききれない。それに餅は餅屋でしょ?」


「ハハ、引き受けた!」


吉岡も問題ないみたいだ。



それから早くも4日後、報告があった。



公安所属の佐々木という人物が指示を出していたみたいだ。それに同調していた岡田という部下も関係していた。

あっさり2人とも弾丸の餌食になり、死体処理も完璧に行われた。


高い料金を支払って安堵する。


「ありがとうございました‥」


「田宮さん、ご贔屓に!」


「偶には俺にも銃を見せろよ!」



こうして公安による追撃は幕を閉じた。


知らぬ間に俺の存在は公安内部で《死神》扱いされていた。

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