表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/24

14.パラリナ島

===== 登場人物おさらい =====


〇神崎くん(20)

ペットショップ経営や保護犬猫活動をする帝国大学生。

明るく人懐っこい性格。


〇如月くん(19)

クラリネット奏者で如月財閥の御曹司でもある帝国芸術大学生。

不器用だが心優しく落ち着いた性格。


〇桐生くん(21)

父親がヤクザのボクシング世界王者でパーソナルトレーナー。

明るくノリがいい性格。

あるていど女慣れしている。


〇黒崎仁(21)

エリートのドラマ俳優。

スミレのどタイプ。

スミレの足元を見たような塩対応をしてくる。


〇岡部さん(27)

スタートアップ経営の大学教授。

インテリで落ち着いた包容力のある性格。


====================


パラリナ島への撮影までの間、私はもう一度男性たちと会話をして過ごした。


そして、私たちはパラリナ島へと旅立った・・・。




「パラリナ島、とうちゃーーーく!」


神崎くんと桐生くんはとてもはしゃいでいる。


一方、クール組の如月くん、岡部さん、黒崎仁は飛行機で疲れたのか、やっと着いたか・・・、という顔。


島に到着したシーンから撮影は開始されていた。


「僕らやカメラマンのことはあまり考えず、自然体でOKです!」


番組スタッフはそう言うが、初対面の大人たちがいっぱいいてなかなか慣れない。


私たち一行は早速宿泊する場所へ向かった。


宿泊場所は、ホテルかと思いきや、複数人がまとめて泊まれるおしゃれなコテージのような施設だった。


壁は、壁というよりもほとんど窓で、開放感がとてつもない。


庭にはおしゃれな南国の植物がたくさんあり、貸し切りプールまで付いている。


バーベキューなど楽しめるブースまであり、至れり尽くせりの施設だった。


「すごいな。

 なっ、来てよかっただろ?」


黒崎仁が私にそう言った。


たしかにすごい。


すごくお金がかかっているんだろう。


スポンサー様様だ。


私たちは宿泊施設に荷物を置き、番組スタッフからスケジュールの説明を受けた。


「今回の旅は3泊4日です。

 4日目の午前に帰国します。

 1日目、つまり今日は、プライベートビーチで海水浴やマリンスポーツをしていただきます。

 2日目は、ショッピング、バーベキュー。

 3日目は、ツーショットタイム、告白。

 となります!」


え? ちょっと待って、告白!?


そんな、たかだか3日間の旅行で誰がいいかなんて決められないんですけど!?


「告白って・・・、こんな短期間で決められないです!」


私は正直にスタッフに伝えた。


「それはごもっともなのですが・・・。

 一応テレビ番組ですので、暫定でも構わないので発表してほしいんです。」


取れ高のためには告白のシーンも必要かあ。


まあ、仕方ないのかな。


その時はその時で考えようか・・・。


「は、はあ。

 わかりました。」


私はしぶしぶ了承した。


そうして、私たちは1日目のスケジュールを開始するのであった。


まさか、1日目からあんな破廉恥事件が起こるなんて、今の私は知る由もない・・・。


毎日投稿します!


ブクマ、評価をしていただけると大変ありがたいです。m( _ _ )m


⇩  ⇩  ⇩  ⇩  ⇩  ⇩  ⇩  ⇩  ⇩  ⇩  ⇩  ⇩

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ