ダンバイン、翔べ
以前、ガンダムの格ゲーの話でついに購入しないまま、未だに心に引っ掛かってる作品を何本か思い出したので、延命工作ついでにしばらくそれを語っていこうかなと思います。
その筆頭が今回のタイトル、「聖戦士ダンバイン」です!
80年代ロボットアニメにして富野由悠季監督の表題作にも(コアなファンの間で)挙げられがちな、未だに根強いファンがいる名作のほまれ高い作品です。スパロボへの参戦はもちろん、PS時代には単独でゲーム化も果たしています。ええ、もちろん筆者は原作アニメは未見です。あらすじも大まかなところしか知りません。ガンダムエースで連載されてたリーンの翼のコミカライズは読んでんですけどね。でも、基本的に別の話ですし。
ちなみにゲームのジャンルはSLG。異世界バイストン・ウェルに召喚された主人公、イザワ・シュンジになってオーラバトラーを開発したり、領地を運営してゆくIFストーリーのようです。原作のキャラも登場するらしく、原作のスピンオフ的側面もありそうです。どうやらギレンの野望で味をしめた発売元が2匹目の泥鰌を狙ったようです。いや、企業の姿勢としては正しいと思います。応援します。
で、ゲーム誌などで仕入れた情報によると「時間がかかる」「難易度高め」等々の、良く言えばやりこみ要素高そう、悪く言えばかなりムズそう、というのが受けた印象。
というか、ゲーム誌の情報はかなりオブラートに包まれてます。それが原作ありの作品であれば尚更です。読者はそのあたりのライターの事情も考慮し、評価の奥底に込められた意図せぬメッセージを読みきり、購入に踏み切るか否かを決断する必要があるのです。その手順をサボると、カネ返せ! 失敗した! 等の哀しい思いをすることになるのです。全ては自己責任なのです。
つまり、ゲーム誌の評価で「目新しいシステム」とか、「独特なゲーム」とかいう言い回しは要注意というのはゲーム少年の間ではもう常識です。最近はどうなのかは知りませんが。そういう毒にも薬にもならぬ評価は正面切って「買うな!」「カネを捨てるぞ!」などとは間違っても書けないライターにできる最大限のメッセージでもあります。
本作の評価もその定説に、残念ながら当てはまる作品でした。特に気になったのが、「アニメのオープニングがまるまる収録されており、これだけでもプレイする価値あり」というもの。いや、記憶違いの可能性はありますが、この際スルーします。