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ゲームに未来はあるのか?

 しかし、問題があります。その中古で流通するゲームにはべらぼうな開発資金がかかってます。中古で千円程度で叩き売られるようなゲームでも、開発にはそれなりにお金がかかってますから、製作会社には多大な負担がのしかかるのは容易に想像できます。


 さすがにその状態は看過できなかったのか、ゲーム業界もリセール禁止のキャンペーンを一時期展開したりもしましたが、どう考えても現実的ではありません。中古市場にゲームを流してはいけないのなら、買ったゲームは一生保有し続けろということなのでしょうか。あるいは捨てろということなのか。それはいくらなんでも横暴です。ゲーム誌などでもこの問題は触れてはいけない、タブーのように扱われていたようです。それも良くなかったようにも思えます。


 結局、この問題は確たる解決も見ないまま、未だに先送りされ続けています。ひと月前に発売されたような新作がもう4割引程度でリセールされたりもします。今のPS4対応ゲームなど、開発費がいくらかかっているのか、もう想像すらできないほどなのに。


 そもそもゲームなんてサブカル、そこまでお金をかけてまで制作しなければならない必要があるのでしょうか? 筆者にはよく分かりません。昔に比べてとんでもない能力、容量があるのです。それをすべてフルに使う必要、あるのでしょうか? そこまでやらなきゃ面白いゲームにならないのでしょうか? 所詮素人、そんなこと、考えたって分かるわけがありません。でも、素人としては、映像も音楽も、別にハイスペックでなくてもいいのです。キャラグラもプロの描いた美麗なイラストでなくてもいいのです。筆者などはひと昔前のドット絵の方に生命を感じてしまいます(今ではドット絵の方に金も時間も掛かりそうですが)。BGMも豪華なオーケストラでなくてもいい。8ビットの音源でも、ゲームが楽しくて面白いものならそれは心地よいメロディになるのです。

「素人は気楽なことを言う」と、プロのクリエイターに笑われてしまいそうです。ええ、こんな青臭い主張、とても恥ずかしいです。でも、恥ずかしくっても、あえて言わせて欲しいのです。このままゲームがどんどん豪華なサブカルになり続けても、ゲームは高尚には成り得ないと思うし、ひと昔前のゲームバブルなんか、もう起きないと思います。その前にゲームというサブカル自体が、取り返しのつかないほど衰退する事態を筆者は心の底から恐れているのです。

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― 新着の感想 ―
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