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ミレアの話②

新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしく願いします。


大変遅くなり申し訳ありません!

少々立て込んでしまい、なかなか書くことができませんでした。


今回も楽しんでいただけたら幸いです。

ミカエル様に感謝の念を抱き、ミレアの話を聞くことにした。


「それで私はこれからどうなるのだ?」

「さっきも言ったけど、貴女は私たちが管理する世界アルセレスに転生してもらいます。そこで第2の人生を送ってもらいます。まぁ、聖女としてよく頑張りましたっていうご褒美みたいなもの。役目とかもないからバカンスだと思って楽しんでちょうだい」

「バカンス?いいのか? そんなものいただいても?」

「いいもなにも当然の権利でしょう? なに? いらないの? いらないなら私に恵んでくれてもいいのよ」

「いやだよ。私のバカンスだろ」

「もう、ケチね~。あ~私もバカンスに行きた~い」


目の前の天使が天使としてどうかという発言をしているが、気にならなくなってきたな。

あぁ、これがミレアかと納得できるようになってしまったな。


「あっ、そうそう。ミカちゃんが貴女の魂を回復させながら、変化していく地球の文化とか技術とか学ばせていたと思うけど、頭の調子はどう?」

「言い方もうちょっとどうになならなかったの? まぁ自動車とかインターネットとか私は全く知らないのに、それがなんなのかしっかりと理解できるな」

「大丈夫そうね。ミカちゃんってほんと過保護なんだもの。復活しても現代に追いつけないのは意味がないから私が回復させながら教えていこうってはりきってたわ。アルセレスでも全く同じってわけではないけど、似たり寄ったりの世界だからあって損はないわ。よかったわね」

「ミカエル様、ほんとうにありがとうございます」

「そんなわけで、貴女は完全に回復した魂と現代までの知識、そして新たな身体をもってアルセレスに転生します。新しい人生ではなく、第2の人生というわけで処刑されたときの19歳からスタートです。そこで貴女は地球の聖女ジャンヌ・ダルクではなく、そこら辺の娘ジャンヌ・ダルクとして生きることになるのです!」

「言い方! 貶してるわけではないのは分かるが、どうにかならないのか!」


自信満々のドヤ顔で言われても嬉しくない。

……なるほど。あのような顔をドヤ顔っていうのか。違和感も問題もなく自然と使えていたな。ミカエル様には本当に感謝だ。

しかし、まぁ、なんだ。ミレアのドヤ顔腹立つな。


「とりあえず定番の定番! 何もない草原に貴女を送ります。近くに街があるからそこに向かうといいでしょう。街の反対には森もあるからそっちで野生の生活をしてもいいわよ」

「するか! ったく。まぁでも、街の近くなのはありがたいな」

「転生したら貴女の自由に生きなさい。あっ、でも犯罪はだめよ。解放感があってはじけちゃうかもだけど、気を付けてね」

「お前は私を野生動物として見てないか?」

「でも自由に冒険してもいいのよ? わくわくしない?」

「……」

「顔にやけてるわよ。気持ち悪い」

「ひどい!」


ま、まぁ楽しみなのは事実だ。

私のこれからの人生は分かった。あと聞きたいことは……


「じゃ、今から送るから」

「まてまてまて! まだ聞きたいことがある! もう少し話を続けよう! ね!」

「え~、なによ?」


ミレアはめんどくさそうな顔した。しやがった。

「……ごほん。アルセレスについて簡単にでいいから教えてくれ」

「あれ? 言ってなかったっけ?」

「……」

「ごめん、ごめん。そうね。確かにアルセレスのことを何も知らないままだといけないわね。地球とはまた違う世界だもの。それじゃ簡単にだけど教えるわ」


私が新しく生きることになるアルセレスは一体どんな世界なのだろうか。

次回でようやく一区切りつきそう。


今後は週に1~2はあげれるように頑張ります!

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