商店街
本当に申し訳ありませんでした。
1か月も間が空いてしまいました。
まだ失踪はしてません。
レドーさんにレネスの街を案内してもらうために、ギルドをあとにした。
「レドーさん。サブギルドマスターって受付も業務にはいっているの?」
「普通はないな。基本は裏方に徹して重要な案件をこなすことが主になる。受付業務もないわけではないが稀だな」
「じゃあミレイユさんがあそこにいたのは普通のことなのね?」
「この街じゃあ普通だが、他では違うらしいぞ」
「……そうなのね」
「ミレイユなずっと裏方だとストレスがたまるからだとは言っておったぞ。あと単純にやりたいからだと」
「重役になるとやっぱ大変なのね」
私は戦って救うことだけ考えておけばよかったし、政治は任せていたから楽だったけど。
まぁ任せすぎて嵌められたところがあるけどね。
「それにミレイユは仕事ができて頼りになるやつだ。困ったことがあればあいつに相談するといい。わしらも世話になっているからな」
「なるほど。覚えておくわ」
確かに頼れそうな雰囲気があったものね。
まぁ茶目っ気も感じられたので油断ならないのもある。
「さて、それじゃレネスを案内しよう。と、言っても簡単にだがな。自分自身で歩いて知ることも大事だからな」
「よろしく」
「うむ!」
ギルドを出て、すぐに商店が並ぶ通りが見える。
「まずはギルドの周辺だな。ここさえわかればどうにかなる。ギルドを中心に様々な店が並んでおる。理由は簡単だ。人が集まりやすいから儲けもでる。防具や武器はもちろん、食材や衣類など様々あり、贅沢をしなければここですべて集めることができるぞ。その分店の種類も多くから目で見える範囲にすべての店があるわけではない。さっきも言ったが見たければ自分で歩いて探すことだ」
「だから賑わっているわけね」
「ああ。だから住居区域と商店区域が分かれているわけでもないのに、ハッキリとわかるくらいだ。
まぁ住みやすくなってはいるからいいだろう」
「わかりやすいものね」
「その分賑やかさもなかなかのものでな。そこで騎士隊の出番ってわけだ」
「人が多いとね。結構派手に暴れるのかしら?」
「少ない方だがゼロではないというくらいだな。まぁ騎士隊が優秀だからな。あまり心配する必要もないぞ」
「なるほどね」
「で、ここから中心部に向かうと領主様の館があるわけだが、そこに近ければ近いほど高い店が増える。要するに高級品を集めたければそこへ向かえってことだ。しかし防具と武器に関してはここの通りだけだ」
「あら、どうして?」
「街の安全に関わることだから、防具や武器に関しては一か所に留めて管理することになったんだ。ハンターだろうと騎士だろうと関係なくあそこの〈ソレイユ〉に世話になる。ジャンヌもれなくな」
「あぁ、だからあのお店、ものすごく大きいのね」
「それに店主がしっかりしたやつでな。安心して相談もできるぞ。まぁ頑固で厳しいところがあるから、ちと融通はきかんが」
「ふふっ。なら安心して買うことができそうね」
武器は自身の命を預けるものだから、生半可なものは持ちたくないもの。
「とまぁこんな感じだ。後はジャンヌが気になるところにでも行って、その都度教えよう」
「じゃあ全部」
「全部は無理だ。自分で歩け」
「もう。それじゃレドーさんのおすすめのお店をまず教えて。お腹すいちゃった」
「がっはっはっ! そうだな。なんだかんだいい時間だ。よし! ジャンヌ、美味い店を教えてやる。腹一杯食うぞ!」
「お願いしま~す」
レドーさんに連れて行ってもらって美味しい食事処を教えてもらった。
レドーさんらしくがっつり系のお肉メインだった。
もちろん美味しかった。
ご飯を食べた後は少し周りを歩きながら、簡単に教えてもらった。
「さて、そろそろギルドに戻るか。査定も終わってるだろうし、ジャンヌも話を聞きたいだろう」
「ええ。ハンターになれるなら今日のうちになりたいわ」
「がっはっはっ! 気がはやいな。興味を引くものでもあったか?」
「ちょっとね。まぁ話を聞いてからだけど」
「それどもやる気があるにこしたことはねぇ。よし! 行くぞ」
「ええ」
ギルドに戻って話を聞く。
それだけなんだけど……すごくわくわくするな!
ちょっとずつでもいいから書いていこうと思います。
すぐ書けなくなるから……