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一冒険者が世界の神になった時  作者: 竜にゃん
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帝国反乱、婚約

第3節 帝国反乱・鎮圧、そして婚約


ユニアを襲っていた8人の軍人を倒し、王宮に向かった。

「うわぁ、何が起きている。ユニア、エルスは?」

「エルスは、アース王国第二王女で昨日王国に帰還されていますよ」

やっぱりあの子も王女だったか。

「ほう、とりあえず皇帝を探そう。ユニア。皇帝はどこにいるか分かるか?」

「多分、地下牢かと」

地下牢ねー。行きますか、三人で急いで地下牢に向かうと、二〇人くらいの軍人と将軍らしき人物がいた。

「これは、これは、姫様生きておられましたか」

「お前、今回の反乱の首謀者か?」

「そういうお前は誰だ?」

「通りすがりの冒険者だ。」

「この冒険者風情が!。」

苛立ってるね。とりあえず、さっさとたおしますか。

「奈柚、魔法でここを吹っ飛ばせ」

「了解。我に従え・火と風の聖霊よ・全てを・吹き飛ばせ・エクスプロ―ジョン」

「うわぁ!」

あっという間に、将軍と兵士は吹っ飛び、地面で伸びている。将軍と兵士を縛ると、

「さてと、我に従え・精霊王よ・全てを見通せ・フェアリー・アイ」

「皇帝がいた。ここを真っ直ぐだ。行こう」

真っ直ぐ進むと、一つの部屋があった。

「お父様、助けに来ました」

「ユニアか」

「はい、今ここを開けます。正人様」

「了解。ドアから離れてください」

見よう見まねでやりますか。

「ふう。よし、我に従え・破壊の皇よ・炎の精よ雷の精よ闇の精・破壊したまえ・キープル・デス・ランプラー(炎雷舞)」

バンッ!と、ドアが倒れ、奈柚にやりすぎと怒られていると、中から優しそうな人が出てきた。

「お――お父様」

「ユニア、無事だったか」

「はい、お父様。正人様が助けて下さいました」

一息ついた僕に、皇帝は回復魔法をかけてくれた。

「あの魔法、精霊王の――。なぜ君が」

「さあ、自分でも。皇帝、この人たちどうしますか。女の子一人に負けた。アホな人たちは」

そこに、首謀者が転がってた。血まみれで、グロいな、気持ち悪い。

皇帝は、口を開き、

「騎士たちよ、この大罪人を最下牢へ。」

「さて。ここをでるかの。」

王宮内の謁見の間へ、来てみれば、騎士たちが膝をついていた。ちなみにだ、なぜかユニアが僕の、腕にしがみつき離れない。とりあえず暑い。

「此度、我が国と余の命、それに姫の命を助けてもらい礼を言おう。ありがとう。」

「いえいえ。たまたま、こちらに来て、ユニア姫に会いに来て、反乱が起きていたのを見かけておせっかいで介入したまでですから」

「それより、姫様いったん離れてくださいますか?」

「えぇー。わかりました」

皇帝は、人払いをさえ、

「ユニア、何を見た、珍しく人懐くとは。」

「お父様、私は、正人様と共に人生を歩んでいきたいです。」

「ん?どうゆうこった。」

奈柚が盛大な溜息を付き

「本当に鈍いんだから、姫様は正人のこと、人目ぼれして、婚約したいって言ってる。」

なんでー。そうなる。皇帝は、何も言わない。唖然としているとクロックさんは何かを耳打ちしていた。

「そうか、なるほど。では、正人殿、今回の一件を含め褒美として、王都内中央区に、まぁ城を出て直ぐにある屋敷を拝領することにする。それとこれは、武器及び大金貨三〇枚と国貨五〇枚を受け取ってもらえないか」

「そんな大金貰えないですよ。」

すると、皇帝は、急に、とんでもないことを口にされた。

「なら、うちの姫ユニアと婚約してくれないかの。それと、アース国第二王女エルスと一緒にはどうかの?エルス姫も喜ぶと思うが。」

「・・・。」

考えていると奈柚が小さい声で、

「正人、私、おじい様に異界に帰還命令が出ている。」

「はい?」

「言わないように口止めされていたけど、今言うね、私と正人は遠い親戚になるみたい。それで、私は正人の旅を途中まで助けるように言われていたから、明日から二人のお姫様と一緒に暮らしてほしいなって思う。」

「仕方ないか。まだ、信じられないけど、奈柚と長いこと過ごしてきたし、信用するね。」

「皇帝陛下、ユニア姫とエルス姫の事お受けいたします。」

「おぉ、そうか、あい分かった」

「ユニア姫これからよろしくおねがいします。」

「はい。」

「では、皇帝陛下これで一旦失礼いたします。」

「屋敷に行くといい。」

「わかりました。」

僕は、ユニア姫と共に中央区屋敷に向かった。

「でかいな。人も雇わないといけないな。」

「魔法の練習もしないといけないし」

「魔法ですか?でも、さっき使っていましたよね。」

「さっきの、たまたま発動したみたい。」

「そうだったのですか?」

「本屋行って魔法書買ってこないといけないかな。この屋敷内に図書館みたいなものと、訓練場を造るか。」

「その辺は、私がしますわ。正人様は、明日こちらに来るエルスを迎える準備をしませんと。」

忘れていた。二人の婚約者だってことを。ソニア帝国とアース王国、両国の姫がフィアンセって他の貴族とか、反発しないか不安だけど。楽しそうなユニアを見ながらそう感じた。

もし、反発してきて、屋敷を強襲して来たらどうしようかな?

倒せるか心配かな。


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