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詩集

自由劇場

作者: 蒼山詩乃

あやふやな夢の続きを見て

手を伸ばしてみたんだ

なにを掴んだと思う?

単なる空虚が手の中にある


寂しさで紛らわした夢の続き

今日も言葉で誤魔化して

ただありふれた傷みを

隠してきたんだ


チョコレートを齧って

甘い思い出を思い出そうとして

何も見つからないから

どこへ行こう、どこで眠ろう

彷徨う私を慰めて


汚くて、怖くて、疲れたんだ

音が静かに消えてゆくよ

一人じゃあ何も出来ないから

何度も叫んではうなだれる


ツギハギみたいな私の台詞

ツギハギみたいな私の身体


寂しさで紛らわした夢の続き

今日も

苦しい言い訳を探して

独りよがりの夜を過ごしてゆく


携帯片手に弄りまわして

何が楽しいんだろう?

夢の中は楽しくて

消えてしまいそうで


「水槽の中にいる私

ここは夢。誰かが言った。

消える色、消える声」


汚くて、怖くて、疲れたんだ

音が静かに消えてゆくよ

一人じゃあ何も出来ないから

何度も叫んではうなだれて


疲れ果てた私の夢は

もう見させてはくれない

歌を歌っても

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