仮設停留所
戦時中、軍部からの圧力により、手野鉄道の一部の路線に仮設停留所が設置された。
それは軍需工場だったり、兵舎だったりと、軍事関連の施設に近かったためである。
だが軍部からの要請という体で建設されたため、施設自身は国費が投入されることとなった。
どのように裏で交渉したかについては定かではないが、そのために仮設停留所という名称であるがほぼ常設になりそうなものが作られた。
戦後、一部の建物は仮設であったがために撤去されることになる。
だがそれでも残されたものがいくつかある。
そういった駅は今でも同じ駅舎を使っていることが多く、仮設駅から昇格した扱いのところもあれば、定義上はいまだに仮設のままのところもある。