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転生エルフとパパとママと林檎の樹  作者: まうまう


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双子の女神#5

 「そうなの?みりあちゃんのお願いはそんなに難しくないから、叶うと思うわ。でも調べてみないとわからないこともあるからお菓子を食べて待っててくれるかしらー?」


 セラスティア様の手の一振りで、今度は色々なお菓子がテーブルに現れた。ココアがまぶされたまぁるいチョコに、すごくカラフルなカップケーキ。ハート型のマシュマロは濃いピンクに薄いピンク。真ん中にジャムが乗ってるお花のクッキー。イチゴとブルーベリーが飾られた生クリームがたっぷりのショートケーキ。

それに、それに、香ばしい焼き色がツヤツヤについた見るからにパリパリのパイ皮のアップルパイ!!

すごい!選り取り見取り!!


それぞれみんな繊細なレースの透かし模様の入ったお皿に並んでいる。同じレースの小さなお皿に金色のフォークも添えられていた。

どれも美味しそうだけど、決まってる。

私が選ぶのはアップルパイだ。


小さなお皿にそぉっとアップルパイを乗せる。


 ーーいただきまぁす。


「たくさん召し上がれー。」

ちらりと見たセラスティア様は、分厚い本をめくっていた。表紙が黄色くて施設の電話のところに置いてあった○○ンページにそっくり!

あれで何を調べるんだろう???


 アップルパイにフォークを入れると、パリパリって皮が砕ける。一口分を切り取って口に運ぶ。


 美味しいぃぃぃ~~♡


香ばしいパリパリのパイ皮と、私の好みのとろとろタイプの林檎からはふんわりシナモンの香り。それに濃厚なカスタードクリームも入ってる!

このアップルパイ最高だよぉぉぉ~~。

 施設では毎月お誕生会があった。誕生月じゃない子達はみんな同じショートケーキだったけど、誕生月の子供には職員さんがリクエストを聞いてくれる。チョコレートケーキやモンブランも好きだけど、私はいつもアップルパイをリクエストしてた。ちなみに本当の誕生日はわからないから施設に入所した日が誕生日になっている。


口の中が幸せでいっぱいで足がパタパタ動いちゃう。

一口ずつ味わって食べてたけどもう最後の一口。うぅ名残惜しい。


 ちらりと横目でセラスティア様を見るとまだ○○ンページをめくってる。

さっきよりもめくる手の速さが速くなってる気がする。


 もう一つくらい食べられるかな?

たくさん召し上がれって言ってくれたし。次は何食べようかな。とろっと蕩けるチョコレートか、ラブリーなマシュマロか、カラフルなカップケーキの味も気になるし、どれにしよう。

すごいね、悩むほどお菓子がある。

かわいくてオシャレで、これ<()える>っていうのだよね。お菓子じゃなくてスイーツって呼ぶんだよね。

こんなに豪華なティータイム生まれて初めてだよ。

あれ?死んでるんだから〈生まれて初めて〉は、おかしいかな?なら〈死んでから初めて〉?

それもなんかおかしいな???


ふふって、笑い声がしたのでセラスティア様の方を見たけど、まだ○○ンページを見ていた。面白いことでも書いてあったのかな?


ま、いっか。


次、どうしようか悩んじゃったけど、私がお皿に乗せるのはやっぱりアップルパイ!

こんなに美味しいアップルパイを二個も食べられるなんて、なんて贅沢!

ここはスイーツ天国なのかも!


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