双子の女神#1
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気がついたら、白い空間にいた。
住み慣れた施設の自分の部屋の薄汚れてしまっている天井でもなく、見慣れた淡緑の布団カバーでもなく、目に入るのは一面の白。しかも、私は立っている状態で目を覚ましたようだ。
え?え?えぇっ!?って、右見て、左見て、ぐるっと回っても、何もない。360度白い世界なのを確認して、思わず叫びだしそうになるのを止めるために口に手を当てようとした時に、もっと驚くはめになった。
す、す、透けてる―――――――っっ!!
私の手や足、だけじゃなく、体全部が透けている。きっと体だけじゃなく顔も頭部も透けてるんだろうけど、自分じゃ確認できない。
何なの!?
何で!?
私どーしちゃったの!?
「あら、目覚めたのね。今からちゃんと説明するから、慌てなくていいわ」
突然目の前に、美少女が現れた。ふわふわの金髪に薄紫の瞳。フリルのたくさんついた白のワンピースを着ている。私よりもお姉さんだ。14、5才ぐらいかな?
「辛いだろうけど隠していてもしょうがないから簡潔に言うわね、あなたは死んでしまったの。死因は学校から帰る途中に雷に打たれたのよ。あなた、街路樹の側を歩いていたでしょう?でもね、安心して!ちょうど魂の交換時期だから、あなた達のいう、異世界転生をさせてあげるわ!あなたタイミングよかったわね!」
ふわふわ美少女は、死んだ。とか、異世界転生。とか、驚くことばかりを連発した。
ヤダ、この美少女、どっきりをしかける天使のフリした悪魔か死神なの!?
「失礼ね、死神なんかじゃないわよ!」
あれ!?焦りすぎて無意識に口に出してた!?
「あぁ、驚かなくてもいいわよ?私は地球の女神なの。数えきれないほどの種類の魂があるのに、言語を持った人間以外とも意思の疎通ができないと困るでしょう?
最初はパニックになる人も多いから、思考を読ませてもらってるわ。だから、あなたが思ったことは筒抜けよ。でも、それじゃあ、あんまり気分がよくないでしょうから、今からは伝えたいと思うことを頭で考えてくれれば話ができるわ」
ーー驚きすぎて頭がついていきません。
心臓から口が出そうです。
「逆でしょ。口から心臓が出るのよ」
本当に伝わったーー!!
てことは、女神様、本物!!!!
道理で美少女だ!
ん? あれ……?て、ことは、
……私、本当に死んじゃった……の?




