一妻多夫とかムリなので、魔の森の中に逃げようと思います
公爵家の娘として生まれたツェティーリア。
彼女は自分の名前以外、18歳だった前世の記憶をすべて覚えていた。
一妻多夫な世界に違和感を感じながら生活し、社交界デビューで自分に持ち掛けられる様々な婚約話に嫌気がさしたが、一度全てを諦め夫を迎える決心をつけた。
しかし、王族から宮殿で働くことを持ち掛けられ、ついに耐え切れず森へ逃げ出す計画を立てる。
6歳の社交界デビューから15歳の成人の儀までの間、父親から魔法や剣術を学び強くなった彼女はついに森への逃走を実行したのだった。