勇者撲滅13
先日4ヵ月ぶりにビリヤードのトリックショットの撮影をしてきました(;^ω^)
ハッキリ言って絶望的なまでに下手になっていたので滅茶苦茶ショックでした。_| ̄|○
流石に600以上ものトリックショットをアップしているのでアイディアが少なくなってきたので、今はトリックショットよりも小説を書いている方が楽しいかも(^^;
相変わらず一月に二回程しか「小説家になろう」にログインしないので、コメントを頂いてもタイムリーにお返事できないかもしれませんが、頑張りますので応援お願いします♪
そう言われて今度はユージがキョトンとする。
「あれ?出会った時に、18歳だって教えてくれたよね?」
「はい・・・実は、その・・・私は四人兄弟だってお話を依然したかと思いますが、長男と私が、7歳年が離れていまして・・・その・・・長男の誕生日が夏ごろだって事は覚えていたので、私も今年18歳になるのは知っていたと言いますか・・・」
「って事は、もしかしたら・・・まだ17歳って可能性もあるのか?」
「はい・・・その可能性がない訳ではありません・・・」
「なるほど・・・要するに長男が今年25歳だから自分は18歳だと・・・フム・・・そうすると・・・ラナって結局俺より年下だったって事か・・・良し決めた!そうしたら・・・明日の8月1日をラナの誕生日って事にしよう♪」
「明日ですか・・・?・・・はい♪」
そこにはオドオドしたラナの姿はなく幸せそうな微笑みを浮かべたラナの姿があった。
「そうとなったら・・・お祝いだな♪ となると・・・ちょうど明日デートする事になっていたから・・・よし♪明日のデートでラナの誕生日祝いをする事に決めた♪」
「はい?・・・はい♪」
デートが良く分からなかったから変な返事をしたもののユージが嬉しそうな姿を見ると自分も嬉しくなってくるから不思議だった。
帰り道、ユージの腕に自分の意志で組み始めるラナの姿。
今まで以上に嬉しそうな微笑みを浮かべていたのだった。
次の日、家を別々に出てワザワザ駅で待ち合わせをした。
昨晩、綿密にデートの事について説明するユージがいた事は想像に容易い。
昨晩の事・・・
「一緒に行かれないのですか?」
「それがデートの醍醐味なの!」
「分かりました。では、10時に 第一層のイーストステーションの入り口にある噴水の前で待ち合わせですね♪」
「そうだ♪ それと今日買ってきた洋服を自分でコーディネイトして自分が一番綺麗に見える格好で来るんだぞ?」
「はいユージ様♪・・・、難しい課題ですが・・・が・頑張ります♪」
「それと、ショルダーバッグにはハンカチなど必要になりそうな物を考えて入れておく事!」
「はいユージ様♪それは、何となく分かります♪」
「よし♪」
「あと~・・・15分前には付いている事!」
「はい・・・?その~お言葉ですが・・・それなら9時45分の待ち合わせに変えられれば宜しいのでは・・・?」
「違~~~う!!!」
「はい。申し訳ありません・・・。」
「良いかラナ良く聞け!」
「はい♪」
「想像してみろ!俺が先に待っているのと俺が遅れてくるの・・・どっちが良い!」
そんな無茶な・・・と思ったが、ラナは想像力逞しく明日の待ち合わせを想像し始める。
『ユージ様を待たせる?そんな事出来る訳ありません!そんな事なら私が待つ方が良いに決まっています!なるほど・・・だから私が先に待っているんだ~』
ポンコツぶりが半端ない。
「分かりましたユージ様! 確かに私が先に待っている方が良いに決まっています!」
「ふむ・・・理由は?」
「当然!ユージ様を待たせるなんてそんな失礼な事許されるはずがありません!なので、私が先に待っている方がむしろ!15分と言わず1時間前から待っている位が良いと思います!」
「馬鹿チ~ン!」
バチンっとラナのデコを叩く。
「痛いです・・・。」
「今の回答は0点だ!」
「そ・・・そうなのですか?」
「良いかラナ・・・俺と外で偶然出会ったラナラはどう思うんだ?」
「ユージ様と偶然ですか・・・?」
小首を傾げて想像すると
「ウフフ♪ 嬉しくって駆け寄ってしまうと思います♪」
「そう!それだ♪ 主従関係を抜きにして俺と待ち合わせる事を前提としてもう一度考えてみろ!」
そう言われて
「なるほど・・・では・・・」
「分かりました♪」
「よし!聞こう!」
「ユージ様が遅れてきた方が、嬉しさが倍増します♪」
「ちが~う!」
またしてもラナのデコをバチンと叩く
「うぅぅぅ・・・痛い・・・」
「今の回答は50点だ!」
「それは・・・どう言う事でしょうか?」
「今の回答は、ラナが嬉しいと言うだけで俺の嬉しさが入っていない!だから半分の50点だ!」
ガーンっと膝から崩れ落ちるラナ
「わ・・・私とした事が・・・自分の幸せばかり考えていたとは・・・も・・・申し訳ございません。出来れば答えを教えていただけないでしょうか?」
「ふむ・・・良かろう♪ 何度も言っている事だが、先ず!ラナが美人だと自覚しろ!そして自信を持て!」
「はい・・・はいっ!」
綺麗に見える様になったものの自信を持てと言われると未だに自信が持てなかった為、中途半端な返事をした瞬間、またしてもラナのデコ目掛けてペシッっと叩こうとしているユージの姿が目に入った事で、慌てて自分のデコを手で押さえながら元気よく返事をし直した。
「むぅ~反応が良くなってきたな・・・」
「へへ♪」
「では、話を続けるぞ!良いかラナ!そんな美人が15分も人通りの多い駅の噴水の前で待っていたら、待ち行く人達が、振り返って必ずラナに見惚れる。」
そう言われて
「それはないのでは~・・・ハッ!・・・あります! 振り返ります!」
またしてもデコを隠して返事をし直す。
「むぅ~やるな・・・。そして、男共は妄想する。
あの女性・・・待ち合わせかなぁ~男がいるのかなぁ~・・・来ないなら声を掛けちゃおうかなぁ~っと
あらゆる男共が、そんな目で遠くから見つめる中、俺が現れた時の周りの男共のショック・・・。」
ラナがフムフムと真剣に話を聞いている。
「すると男共は・・・
ちくしょう~!やっぱり男がいやがった~っと悔しがる。
それを見て俺は優越感に浸れるのだ!」
そう自信満々にアホな妄想をラナに言って聞かせる。ところが、
「なるほど・・・そうなる為には、私が頑張らないといけないのですね!だから綺麗に見える服をコーディネイトして来いと・・・ユージ様の思慮深さ敬服致しました。・・・私、頑張ります!」
あれ? そうなっちゃう?
本当であれば・・・
「このアホ~!」
位のツッコミが入るかと思ったのだが、
「おぉ・・・そうか・・・頑張れよ・・・」
『ユーモアを交えて半分冗談のつもりだったのに・・・まぁ~良いか♪』
そして、当日を迎えた。
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SIDE:ラナ
私が、物心ついた時から親に言われ続けた事・・・それは・・・
10歳になったらメイド奴隷として売るからね!っと・・・別に悲しくはなかった。
否、最初は意味が分からなかっただけかも知れない。
その時に海を渡った事は覚えている・・・
だから・・・今となっては自分の生まれ故郷すら、どこなのか思い出せない・・・。
4人兄弟の末っ子として生まれた私は、実の両親からも疎まれた。
“生まなければよかったよ”・・・この言葉が、物心が付いてから聞かされた初めての言葉・・・
小さい頃は、常にお腹が空いていた。
ご飯は、日に一度。上三人の食事量の半分程度が私のご飯だった・・・。
だから・・・空腹を紛らわす為に良く雑草を食べた。
長男のロカだけは、大事にされ小さいながらも羨ましいと思った事も何度かあった。
兄弟も自分の生活の事で精一杯だったからか、誰も私の事を気にしない。
親が私を呼ぶ時は、“おい!”と呼ばれていたので幼少期の頃は自分の名前なのかと思っていた。
4歳の頃には、町に出て少しでも家計を助ける為に花を売ったり、薪を運んだり自分に出来る事は、何でもしようと思った。
よく覚えていないけど、多分・・・幼いながらに誰からに褒められたかったのだと思う・・・。
怪我をしたら怒られ、熱を出しても怒られた。
だから、どんなに怪我をしようが熱があろうが、毎日町に出て物売りを欠かさなかった。
そんな私を見下す周りの人達。
私と同い年の子供であっても毎日馬鹿にされた。
でも我慢した。
私が頑張る事で、少しでも親兄弟の暮らしが良くなればと思って頑張った。
だけど、現実は無慈悲だ。
私が、10歳の時に口減らしの為に奴隷メイドとして売られてしまった。
小さい時から“10歳になったら売るからね!“と母親・・・母なのかも妖しいが・・・そう言われ続けたからか実際、奴隷となった時、何の感情も抱かなかった。
流石に7歳を過ぎた頃には、自分がいらない人間なんだと分かるようになった。
その事に気が付いてからは、時間が過ぎるのが遅く感じ始めた。
そう言えば、何歳の頃から笑わなくなったのだろう・・・。
正確には、愛想笑いは上手になった。
まだ、何も良く分からなかった4歳位の頃までは、自然に笑えていたと思う。
奴隷商が管理する場所で一年ほど私を買う方はいなかった。
でも、日に一度の食事にはありつけた。
商品は綺麗にしないと売れないらしく週に一度は身体を洗わせてもらえた。
奴隷メイドとして初めて仕えた方は、第二層に住居を構える子爵家のご領主様だった。
未だに覚えている。
学もなくメイドの知識も経験もない私の価値は・・・
金貨20枚。
・・・それが私の命の値段。
このお方は、優しい人だったので、色々な事を教わる事が出来た。
こんな私に色々な事を教えてくださった、このお方のお役に立てるよう自分なりに努力した。
まだ子供だった事もあり少しだけ必要とされているのかも?
そう考えてからの一日の時間が少しだけ早く流れるようになった気がした。
しかし、2年が経ったある時、今まで優しくして貰った理由が分かった。
12歳を迎える年に私は、次の貴族へと売られた。
今でも最初のご主人様が最後に言った言葉をハッキリ覚えている。
「2年で30倍か・・・まぁ~そこそこ高く売れたから良しとするか・・・。」
そう・・・私は人間ではなく奴隷と言う名の商品だった・・・
ただ・・・私を高く売る為に色々教えてくれたに過ぎなかったと気が付いた。
よく覚えていないけど・・・多分少しはショックだったと思う。
けど・・・私の人生なんてこんなものだろうと思い直した。
私の人生に幸福なんてある訳がない・・・と・・・。
二度目のご主人様は、辺境伯様だった。
このセントハイムの国から200㎞程、離れた都市の貴族様だ。
このお方に買い取られた時も海を渡った・・・。
兎に角広い屋敷で、私以外のメイドや執事など沢山の使用人がいた事を覚えている。
そこでは、沢山の嫌がらせを受ける毎日だった。
それでも一日2回の食事と週に1回のお風呂、小さいながらも自分の個室が与えられた事に感謝した。
それでも相変わらずお腹が減る、
やる事が沢山あるはずなのに相変わらず時間が経つのが遅く感じた。
時間が何十倍も早く過ぎ去って欲しいと思った。
楽しい事もない。幸せな事などもっとない。
あるのは、嫌がらせの毎日。
目立つと嫌がらせが酷くなるだからこの頃から伊達メガネを付けるようになった。
神を纏め出来る限り目立たない様に・・・。
日に日に私の心の中から微かに残った感情が抜け落ちていく事が分かった。
そして、1年ほどたった頃、勇者一行が、戦争を仕掛けてきた。
これに立ち向かうべく領主様が、指揮を執って戦ったが、勇者達の軍勢は凄まじかった。
町に張られた結界は、外からの攻撃を防ぐが中からの攻撃には脆く潜伏していた勇者の密偵によって脆くも崩れ去ってしまった。
それから始まる蹂躙の数々
初めて人間が怖いと思った。
町は戦火に燃え。
至る所で逃げ惑う住人たちの断末魔の声が響き渡る。
屋敷に近づく爆音が、勇者たちが近づいて来た事を知らせる。
屋敷を守ろうと最後の警備兵が外に出ていく。
圧倒的な力で次々に殺されていった。
さらに。決して仲が良いとは言えない使用人達さえも、次々に殺されていく。
間近で見た勇者たちは、狂っていると思わずにはいられなかった。
こちらも良ければ呼んでくださいね♪
■「新世界!俺のハチャメチャ放浪記! 記憶喪失の転生者」もアップしましたので宜しければご一読ください
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月曜日の朝7時に更新します。来年1月分まで予約してあります。
■「小さな小さな 大冒険!!」もアップしましたので宜しければご一読ください
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月曜日と木曜日の朝7時に更新します。来年1月分まで予約してあります。




