夢とか希望とか
夢とか希望とか
正直もうどうでもいいよ
もっと言うなら
二度とその顔を見せないでくれ
僕は人に傷付けられて
ぼろぼろになって
独りになって
それでも
何かひとつにでも
すがって
本気で手を伸ばし続ければって
何もできない自分を責めながら
いつか独りではなくなる日を
今度は受け入れられる日を
夢や希望は叶うと信じ
どうにかやってきた
でもね
そんなものは一個も叶う事は無かった
真面目に向き合っていても どの神様も拾ってはくれなかったし
頑張って自分を犠牲にしても 見ていてくれる人なんていなかった
それどころか
僕がここまで生きてこられた理由を
描いた理想を追い求めた日々を
無駄だと
沢山の人に嘲笑われただけだった
結果と言う形を残せなかっただけで
人が人生を懸けて
信じ 追った時間を
見下して馬鹿にしていいものと
誰もが決め付けて
僕は人に傷付けられて
落ち零れて
どうにか這い上がってきたここで
また人に傷付けられて 否定されて
だから僕をまたここまで連れてきた
夢とか希望とか
もうどうでもいいよ
僕は僕を
何度も何度も否定した
繰り返し繰り返し
何度も何度も
叩いて砕いてすり潰して
僕を これまでを 間違いだったと
これでいいんだって
これでもう笑われずに済むんだって
呪文のように言い聞かせながら
なのに
なのにどうして
僕は今もそれらを打ち砕いているのだろう
もう数え切れないくらい 繰り返してきているのに
どうして今もまだ
芽吹いてくるのだろう