試合決着!勝敗の行方は?
「それじゃさっそく1カウンター壊させて
もらうぞ」
「そんな簡単には!?」
天音が攻撃体制に入ろうとした瞬間
銃声が鳴った。
それは暁の武器である銃が放たれた
ものだった。
一瞬の事に天音も館内の全員も沈黙した。
(まさか!あれは初期装備の銃のはずなのに
この早さは?)
天音が考え込んでいると暁が次の攻撃に
入ろうとしていた。
「驚いてる暇はないぞ。これで二つ目だ!」
「!?させない」
天音は暁の攻撃に気付き、両手剣を
前に出し暁に正面から向かっていった。
「ほう。飛び道具相手に正面から来るか?
ならご希望通り的になってもらおうか」
暁は天音に向かってまた銃を放った。
天音はその銃弾を両手剣でなんと
弾き返した。それには暁も少し驚いた。
天音は銃弾を弾きながら暁の目の前まで
接近し攻撃をする。
「二刀流スキル発動!ダブルスラッシュ!」
「甘い!」
暁は天音の攻撃を簡単に防ぐ。しかも
小さい銃で。
そんな感じで二人の攻防は激しくなり
互いに四つずつライフカウンターを壊して
残りあと一つずつとなった。二人の戦いに
最初は館内も盛り上がっていたが次第に
静かになって、今は静寂に包まれていた。
「やっぱりあなたがあの暁君の様ね!
戦い方や姿は違うけど。この強さは本物ね」
「ああ。あんたの言う通り俺がその暁だ!
だが、それはもう関係ない。これで
終わるからな」
「いいえ!終わらせないわ。私が勝つから!
行くわよ。ライフブレイカーリミット解除!」
「!?ほう。それを使えるのか?まさか
あんた全国レベルの」
「ええ。個人戦だけだけどね。だから負ける
わけにはいかないわ!行くわよマスター
スキル、ライフブレイカーストライク!!」
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次の日の放課後。暁は天音に連れられて
LBS部の部室に入れられた。
「皆!今日からうちの部に入る暁君よ」
「暁だ!言っておくが俺は真面目に
やる気はないからな。あと俺には近づくな」
こうして暁は再びLBSに関わる事になった。
そう。天音との試合で暁は負けてしまい
約束通り、LBS部に入る事になってしまった。