プロローグ
様々な技術が発展した西暦2100年。特に進化しているのは
ゲームだ。VRという仮想空間の中で実際に居るかの様な
体感で遊ぶ事が出来る。
そのVRの中でも今一番ヒットしているのが
『ライフブレイカーサバイバル』というソフトで
世界大会もある程だ。
この通称『LBS』は、バトルモノでVRの中だけでなく
現実の自分の動きが装置によってリンクし、動かす
事が出来る為、リアルの自分の体力もゲームに関わるので
スポーツのジャンルにもなっていて、様々な大会が
行われ、今では学校の部活にまであり、さらには
LBSのプロにもなれるのでその競技人工は多くなっていた。
プロを目指すアマチュアの中で、一際注目を集めて
いる者がいた。
その者こそが主人公の暁望だ。
彼は世界大会のジュニア大会で日本代表になり圧倒的な
強さで優勝した。彼は必ずプロになると言っていたので
世界中が注目をしていたが、ある時から彼は大会に
出場しなくなり忽然と姿を消し、彼は過去の伝説と
言われ、数年経った今では彼を知るものは少なかった。
そんな暁は現在、高校生になっていた。ここ
東京第一新華学園に入り
普通に過ごしていたが、入学して数週間が経った時だった。
「キミが暁望君ね!」
そう声をかけて来たのはこの学園の生徒会長をしている
天音翔子だ。彼女は生徒会長でも
あり、LBS部の部長でもあったので暁の事を知っていた。
そして天音は暁に。
「あなたにLBS部に入ってほしい」
と言った。
その声に暁は。
「断る」
と言い返した。
暁はある事が原因でLBSから離れいてもうLBSは
しないと決めていたが、彼女の誘いでまた始める
事となる。