03 跳ねる目玉
3日後
ビタンビタンビタン
どうも目玉です。今日も跳ねてます。いい加減飽きました。
(ご主人様は陸に揚がった魚より華麗に跳ねています。流石はご主人様です)
陸に揚がった魚って誉め言葉じゃない気がするけど……。まぁいいか。
ビタンビタンビタン
そろそろ進化することにした。
何だかんだで3日間ずっと跳ねては寝たりを繰り返している。
食事も排泄も無いのに死なないとかこの体は何なんだ?
【経験値6500
進化
・腕を生やす(ランダム)
・足を生やす(ランダム)
・胴体を生やす(ランダム)
・頭を生やす(ランダム)
・感覚器官を得る(ランダム)
・メイドを作るLV2】
なんか予想より経験値がずっと少ないんだけど。
(跳ね方が単調な時などは経験値が入っていませんでした)
言ってくれよ!3日間跳ね損かよ!
まぁいいやとりあえず進化だ。
【メイドがLV2になりました。
メイドがLV3になりました。
メイドがLV4になりました。
メイドがLV5になりました。
ポイント不足により進化できませんでした。
メイドを分離させますか?】
もちろんだ。
そう選択した途端体に違和感が走った。
次の瞬間
ズブリ
と小さな手が生えた。そして手は腕になり背中に手を付くとズルズルと頭に続いて胴が現れ全身が出てきた。
凄く……キモイです。あと服は着てるんだな。
「全裸を想像しましたか?それはまたの機会にしましょう」
そこには全長50cmほどの黒のクラッシクスタイルのメイド服に身を包んだ少女がいた。黒い髪を結んで後ろで太い三つ編みにしており肌は眼球のごとく白い。まさか俺の目の色か?
それはいいのだが……なぜ一つ目なのか……。
「ご主人様に合わせております」
メイドはキリッとした顔をしていた。なんか誇らしげだな。
まぁいいや残りの経験値はっと。
経験値0
3日間の成果がー!!
「問題ありません。これからは私がいます」
お前に何ができるんだ。
「レベルも上がったので色々出来ます。勿論ご主人様の触手プレイも対応可能です」
どう対応するんですかね。まぁいいやとりあえずこれで足は出来たし森を歩きながら考えるか。
「おまかせ下さい」
そう言ってメイドは両手で俺を抱き上げた。ふむ、まだペタンコだな。何がとは言わない。
「ご主人様一つ決めておきたい事があるのですが」
なんだ?
「ご主人様の名前です」
そういえばまだ無かったな。
一つ目……キュクロプスとか言うんだっけ……じゃあロプスとでも名乗ろうか。
「了解しました。ロプス様よろしくおねがいします」
ああ、よろしく。ついでにお前の名前も付けるか。名前の残りのキュクとかどうだ?
「!!……私に半分を……ありがとうございます」
まぁこれからよろしくな。
仲間獲得
ロプスは触手プレイのパートナーを得た。
進化でメイドを選ぶことに一切躊躇のないロプスさんパネェっす。