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詩集

Secret World

作者: 蒼山詩乃

今日も惑星は恒星を回っているの?

白と黒で構成された楽譜は円ループ

本のページが風で霞んでゆく

これもあれもまだ見つからない


期待はずれの言葉を誰かに送ってあげよう

こんな軋む音が響いているのはなぜ

未だ見えないこの糸の先を

私はずっと追い求めてゆくから


少しずつ、すこしずつ変わってゆくこの世界を

顔も見えない人たちは「つまらない」と言った

こんな夕日もいつかは、錆び付いていってしまう?

そして朽ちてゆく青のコントラスト


今日も重力に引っ張られてゆくのだろうね

足跡がくっきりと残ってしまっている

いつからか花を踏み潰していた

静かに終わらせてゆくから


もう消えてしまえ、と願っているのに

まだ向こうの扉さえまた見失ってしまう


ボロボロに崩れ落ちてゆくこの世界を

顔も見えない人たちは「面白い」と言った

こんな夕日でさえ錆びて壊れてく

そして染まってゆく青のコントラスト


これで終焉なのね

じゃあこれで

バイバイ、私の世界。


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