花梨のグリムな誘惑
サンプルです(汗)
変な期待はしないでくださいね(泣)
【詩文】
親が居る内はまだ餓鬼だって、よく言われる。
確かに…
親が居ると甘えたり、
ふざけたりは…誰だってするもの…。
だから、
オレは家族が居る時は…
とても幸せだった。
しかしー
【前文】
幸せに感じていた…
あの頃はー
オレにとっては…
あの“家族”との最後の旅行は最悪だった…
あの楽しかった旅行の帰宅途中…交通事故に合って、親父と母さんは死んでしまい、俺だけが生き残ってしまったのだ。
オレの近所では、3人家族だったこのオレに対して…両親を皆殺しにした“亡霊”と言われ…近所では、たらい回しにされていた。
そんな俺は…今ー
〔花梨のグリムな誘惑?〕
【本文】
ホ〜ホッケキョ♪
「ハァ〜…」
物凄い広い屋敷中を歩いて居たりします。
おかしいだろ?って、オレは思う…
両親が交通事故で死んで、近所では…“亡霊”扱いされたという彼、真山 未来。
現役、18歳で貧乏人な高校三年生だったこのオレがだよ???
最近は…
この生活に不安と迷いを持つようになった主人公だったりする。
「どうか…なさいましたか?ご主人様、もうそろそろ〜勉強の時間になりますが…」
未来のため息を聞いて居た後ろの背が高くて、黒いスーツを着た男、未来の執事…香山 葵。
そう…三人家族で何もなかった貧乏人だったオレに執事がいるというのも変だと思っていた。
この生活がもう3ヵ月は続いたりするんだ…
「なんで…俺はこんな処に居るんだ?って…正直な所、俺の元の家は…物スゲェ〜ボロアパートだったりするし…それに??こんな広い屋敷に住むようなご主人様でもないし…」
「何を言っているんですか?!!ご主人様は、真山家の血筋を引いて折られながらも…まだ、自覚ないのですか?!!それとも、まだ一俊様がお亡くなってしまったことに対して…」
「いや…もう結構です。」
いつものことなのだが…未来のこの発言に対して、葵は未来の額に手を置き、まるで熱が無いのかを確かめている。
心配してくれるのは…未来にとっては、とても嬉しいことなのだが…最近は『ウザイ!!』という気持ちが込み上げてきたりする…
「またやっているのかぁ〜?未来…飽きないな?二人共…」
未来と葵が広い屋敷の中をグルグルと歩いていると…何処かのドアが開き、人が出てきた。
その部屋は
未来の学習室だったりする。
この人は……
未来の教育係の寺志木 カイ。イギリスやアメリカやらのハーフで(※まだ不明です。)…主に外来語を教えて教えてくれる。(※案外、イケメン&可愛いかな?)
「うっ、寺志木せんせぇ〜!!!見ていないで助けてくださいよぉ〜!!!あ、葵、がー」
未来の状況は、葵の手といい…抱き合っているくらいの距離でいる性か、呼吸がしづらい…
そんな葵はというと…
寺志木に自慢するかのように、抱き着きながらも、自信満々な顔で…未来の額にずっと手を翳している。
「香山君、君は“限度”…嫌、‘over’って言う言葉を知った方がいいと思うけどなぁ〜?」
「いえ、私は未来様の執事。此処で手を引かれてしまえば…」
寺志木の忠告に無視する葵は、寺志木に黒い笑みを浮かべ、目力で脅しを絶てる。
史上最悪な執事は〜
コイツしか居ないと思うよ…
「あっ、そぉ〜だぁ♪香山君、ボクぅ〜今すぐ紅茶を飲みたいな〜♪♪♪だから、未来くんを離して?君…執事なんだよね?僕は未来くんの先生だょ〜?紅茶ぐらいは出して欲しいなぁ〜?」
寺志木は案外、
毒舌が凄かったりする。
それにドンドン、
寺志木の口実の良いように話が進む。
「畏まりました。寺志木先生、今すぐ準備して参りますので、中庭の方で少々お待ちください。」
葵は素直に未来から離れると…悲しそうに指示を出した後、キッチンの方まで走って、行ってしまった。
((一応〜香山でも、執事としてのプライドはあったりするんだなぁ…))
「ハァ〜ありがとうございます!!!寺志木先生♪♪♪」
未来は…寺志木に涙目でギュッと抱き着いて居た。
「あぁ〜…ほらほら、中庭に行こうかぁ♪未来くん…」
寺志木は、何故か…未来の行動に戸惑っていたが、未来を中庭にエスコートをして行った。
もしかして…
寺志木は未来のコトを好きだったりして?
そんなことは無いか♪
〜中庭〜
「寺志木先生!!!聞いてくださいよぉ?!!葵がいつも俺に…」
未来は葵の行動について、寺志木に愚痴を言いつけていた。
「そうだねぇ…でも、それはぁ〜未来くんの無防備さにも限度があると思うけどなぁ〜?僕から思えばだけど…」
寺志木は葵の紅茶が来るまでの待ち時間を少し未来の注意点について話していた。
男同士なのにも関わらず、いきなり何を言い出すのやら…
「無防備さぁ〜…?寺志木せんせぇ〜!!!ホントーに大丈夫ですか???俺は、なんで?!!“こんな所に住まないとイケないんだ??”っていう話をしているんだけど…寺志木先生は何か知らないんですか?!!」
「んぅ〜?あぁ、真山家のー」
ガシャン?!!
寺志木が何かを言おうした時のコト…いきなり、葵が紅茶を持ってきて、話を無理矢理…中断させたのだ。
それも食器が乗っているお盆を叩きつけていた。
もう少し、大事に扱ったらどうだよぉ〜↓↓↓
「ご主人様、遅くなって、申し訳ありません。並びに寺志木先生。今日の紅茶はアールグレイでございます…」
葵は…紅茶を丁寧に二人に出すと…今日の紅茶について色々と語り始めた。
余程というか…葵は、話を変えるほど、真山家のことを未来には何も聞かれたくないのだろうか…
「香山君…もういいんじゃないのかぃ?!!此処一週間…未来は逃亡して、FBIまで呼んで、大騒ぎだったんだし…だからー」
「くっ、仕方がありませんね?それがご主人様の命令ならば…従わなければ……」
葵は最後まで維持を張っていたのだが…未来の命令が葵に決心を着けさせた。
それで…葵は未来に真山家について話すことにしたらしい…。
「ホントーに良いのか?!!」
「はい…これ以上、ご主人様が問題児になってしまわれると…真山家にも色々とありますからねぇ…仕方がないですよ↓↓↓」
「あぁ…」
未来の無関心な言葉に少し戸惑っている葵だが、仕方がないように話していた。
未来は葵の顔を見ると…少し自分の心に罪悪感があった…。
「僕もぉ〜…聞いちゃおっかなぁ〜?未来くんのコト、もっと知りたいしぃ〜…」
寺志木は何故か未来にベッタリとくっつきながら、甘えたような発言をしていた。
季節は真夏と云っていいほど…夏日和でぇ…
よくこんなに暑いのにも関わらず、寺志木は未来にくっついていられるな…と、言いたい。
「ご主人様は…まず、この屋敷は真山家の主人で在られた真山家の第一代目、真山 玲はご存知でしょうか???」
葵がやっと未来に真山家について話すのかと思ったのだが、何故か遠回りをしていた。
「知る訳無いねぇーじゃん?!!だって、俺はって…ぁぁああっ!??」
葵の言葉に反発すると、未来の頭脳には…ある人物が浮かんでいた。
そう、未来が幼い頃…確か、まだ2、3歳頃に変な人と出くわしていたのだぁ…
〜過去〜
あれは確か…
未来があのボロアパートに引っ越しをして来た時のこと…
引っ越し祝いにと…
蕎麦を持ってきてくれたお祖父ちゃんが居た。
「おい、坊主…坊主はぁ〜…いくつだぁ?」
「にぃ〜…?しゃんしゃいだょ♪♪♪」
その時に会った知らない男の人が真山 玲だったのだと思う。
「そうかぁ〜♪ほれっ、お出で……」
「うん♪」
確か…あの人は俺が六歳の時に死んだって、両親から聞いていたような気がするが…
まぁ〜、
もう、12年間も会ってないければ…未来には関係ないと思ったがなぁ…
〜今〜
「玲さまは、今はお亡くなりになりましたが…此処に遺言状をあるのですよ?それには…継承者の未来様にこのお屋敷で住んで欲しいという…玲さまの願いでございます。だから、この家に住んでもらわないといけません。一応言って置きますが、このお屋敷には…男性しかいませんから…学校とか、外に関係するモノは、全て辞めて頂き、此処に住むことを…」
「ふざけるなっ!!!」
葵は真山玲の遺言状の話と未来の状況を未来に全部話した。
未来は納得がいかなかったのか…葵に対して突然、怒鳴り声を上げる…
「どうしたぁ〜?未来君だって、今まではー」
「ふざけんなっ!!!何でこの俺がこんな屋敷に閉じ込められないといけないんだよ?!!友人に別れの挨拶もしてないし…な、なんで、彼女にも…」
寺志木は未来のことを心配している。
なんて優しい奴だ。
「へぇ〜…未来には、彼女が居たのかぁ〜?未来くんもやるねぇ〜♪♪♪」
寺志木は未来の恋バナが始めると、何故か喜んでいた。
「そうだったのですかぁ…でも、私たちは…真山玲様の遺言状の基で集められた者でございます。未来様には…どうか、このお屋敷に居て貰わなければいけません。だから〜…」
葵は未来の言葉に左右されず、未来に日田すら“真山家のルール”について話していた。
やはり…未来は貧乏人生活のほうがよかったのか?
でも、未来は大金持ちのセレブだったりする。
「嫌だっ!!!俺はぁ…こんな生活なんて、絶対に望んでなんか居ない!!!こんな家…俺は認めない!出て行ってやるからなぁ!!!」
未来は葵の指図にいい加減、我慢できなくなった性か…反発をして、お屋敷をまた出て行ってしまったのだ。
「あぁ〜…また逃げちゃったよ???僕は知らないよ〜♪僕は…香山君の性だと思うし…」
寺志木は紅茶を啜ると…葵に全ての罪を擦り付けた。
「いいでしょー」
「別にいいよ♪僕が行くよ〜…僕は君と違って、お堅い人じゃないからねぇ〜…僕が未来を説得させて見せるよ。バァ〜イ!!!」
葵が何かを言い掛けようとしていたが、そんなのをお構い無しに寺志木は話を進めた。
寺志木は無神経過ぎて、葵は着いていけなかった。
それと違って葵は、神経質だったりする…
「いいでしょう…教育係の寺志木先生、くれぐれも…」
「分かってるよ♪僕は未来くんにしか興味がないからね?気合いで頑張って、未来を捜して来ますよ…」
何だろうか…
この二人の会話は…
まるで、
一人の女を取り合うような…
威圧感なのか…?
本当に未来様…3ヶ月、お務めご苦労様でした!!!
これはあくまで、普通な小説。駄目方は…お引き取りを(泣)
サンプルって云うことで……感想次第で次号を書かせて貰います(笑)
あまり恐い感想は…すみません、勘弁してください(泣)
それでは。