第八章66 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第2試合】26/都立夢異世界部活学校対決6
続いて、【ビジネスパートナー3人組チーム】のチームリーダーの1人、【李 浩然】が考えたのは、【推しセブン】と言うカードゲームだった。
これについて言えば、【男性アイドルバージョン】と【女性アイドルバージョン】を作り、それで2作だと【浩然】は主張したが、ルールが全く同じだったため、絵柄を変えただけの同じゲームだと判断された。
そのため、【男性アイドルバージョン】と【女性アイドルバージョン】の2つを作っていたため、無駄な作業時間がかかってしまい、3カ月半もかかってしまったのだった。
その事は別として、ルールについて書こう。
これは作ろうと思えば何千枚も【推しセブンカード】を作る事が出来る。
それだときりがないのでちょうど良い枚数というのを模索している内に時間が経ってしまったと言うゲームとなる。
【推しセブン】というカードゲームの目的は、【麻雀】の役の様に、【同じ様な種類のカード】を集めて【グループ】を作ると言う事にある。
その最高の【グループ】が【推しセブン】と呼ばれる最高の7人で形成された【アイドルグループ】となる。
【推しセブンカード】には【アイドルのイラスト】が描かれている。
他にも【A】から【G】までの【ランキングナンバー】と【春】、【夏】、【秋】、【冬】、【春夏】、【春秋】、【春冬】、【夏秋】、【夏冬】、【秋冬】、【春夏秋】、【春夏冬】、【春秋冬】、【夏秋冬】、【オールシーズン】の【シーズンマーク】が描かれている。
また、サイコロも1つ使い、【1】から【6】では無く、【春】、【夏】、【秋】、【冬】、【オールシーズン】、【ふり直し】と言う面として使う。
【ランキングナンバー】は【A】が最も少ない【シーズンマーク】1種類に対して1種類ずつしか存在せず、
【B】は、【シーズンマーク】1種類に対して2種類ずつ、
【C】は、【シーズンマーク】1種類に対して3種類ずつ、
【D】は、【シーズンマーク】1種類に対して4種類ずつ、
【E】は、【シーズンマーク】1種類に対して5種類ずつ、
【F】は、【シーズンマーク】1種類に対して6種類ずつ、
【G】は、【シーズンマーク】1種類に対して7種類ずつ、
存在している。
つまり、【ランクの低い】カードほど多くの枚数が使われている。
まず、親となるプレイヤーをじゃんけんなどで決めて、親となるプレイヤーがサイコロを振る。
それで出た目に該当する【推しセブンカード】を集めていくと言うゲームになる。
ただし、親は一巡してまた親の順番が来たら次のプレイヤーが親に変わる。
親はサイコロを振る権利があるので、テーマとなっている【シーズンマーク】が気に入らなければサイコロを振ってテーマの【シーズンマーク】を変更する事が可能となる。
一巡とはどういう事を言うのかと言うと、トランプのババ抜きの様に隣のプレイヤーの【推しセブンカード】を引いていくのだが、一度に手札に出来るのは最大10枚までであり、隣のプレイヤーから必ずしも引く必要はない。
プレイヤーに配られるのは1人10枚ずつまでなので当然余った【推しセブンカード】があり、それはカードの中味が見えない様に山札にしている。
プレイヤーは隣のプレイヤーから1枚引くか、山札から1枚引くかを選択する事が出来る。
プレイヤーが山札から1枚引いた場合は、引かれるはずだったプレイヤーは自分の手札から1枚、場に捨てる事になる。
そうやって10枚を維持してプレイを続ける。




