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第八章63 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第2試合】23/都立夢異世界部活学校対決3

 双方のチームの【都立夢異世界部活学校対決】は引き分け、ドローに終わった。

 だが、チームリーダーの考えた【ゲーム】だけは紹介しておこうと思う。

 まずは、【レオン・スウィニーチーム】のチームリーダーは、【衣装】を化身として顕現させる【5体目の御神体】と契約した【24作の神歌(しんか)】を作りし【7代目の黒人の男】/【8代目の中東の男】/【9代目のエジプトの男】/(10代目ハンガリー、11代目ルクセンブルク、13代目オーストリア、14代目モナコ、15代目ブルガリア、16代目アルバニア、17代目ギリシャ、18代目クロアチア、19代目スロベニア、20代目セルビア、21代目モンテネグロ、22代目エストニア、23代目アルメニアのそれぞれ男性を経て)【24代目のジョージアの男性】【レオン(LEON)スウィニー(SWEENEY)】が考えた【ゲーム】についてだ。

 彼が考えたのは、【コレクター7】と言う【カードゲーム】だ。

 やろうと思ったら【トランプ】や【UNO】などでも出来ない事はないが、【24代レオン】は、1枚1枚【カード】を作った。

 使用するのは、片面が60枚の全く別の絵柄(宝石や美術品、趣味の道具など)の描かれた【カード】が2セット。

 つまり120枚必要となる。

 2セットについての絵柄の着いていない面は赤と青で塗り、異なるカードだと言うことが分かり易くしている。

 その内、赤の1セットの60枚をシャッフルして7枚配る。

 プレイヤーは、絵柄が他のプレイヤーに見えない様にして、その7枚のカードを自分の足下に山札にして伏せておく。

 余った分は、中央に置いておく。

 そして、もう1つの青のセットをシャッフルして1人10枚ずつ配る。

 配られた10枚の内青のセットが自分の手元にある赤のセットと同じ絵柄が7枚揃ったら【コレクションコンプリート】と言って上がれると言うゲームである。

 全部揃っていなかった場合、順番に隣のプレイヤーと1枚ずつ選んでカードを交換していく。

 それで7枚の【コレクション】を揃えて行くゲームだが、隣のプレイヤーとカード交換をするターンが着た時、中央にある赤の山札と自分の足元にある山札を1枚ずつ交換(中央の赤い山札からは上から順番に取るのがルール)する事が出来る。

 こうやって足下にある山札の7枚の【コレクションカード】と手札になっている10枚の内7枚の【コレクションカード】を揃えるまでプレイヤー同士カードを交換していくというゲームとなる。

 ただし、あまり長いといつまでもゲームが終わらない事もあり得るので、カード交換が100回を超えた所でゲームはまた最初からやり直しと言うルールにした。

 ゲームバランスは非常に悪いと言えるゲームだが、それでも一応、ゲームとしては成立していると言えるので、これは【24代目レオン】が考えた1つ目のゲームとして成立するとして認められた。

 これを考えるまでに要した期間は2カ月半だった。

 考えた当初のものはゲームバランスがもっと悪く、それをゲームとして成立させるために、調整を繰り返して最終的にこの形に落ち着いたのだった。

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