第八章61 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第2試合】21/都立夢異世界部活学校対決1
それでは第2試合のまた違った戦いにもスポットライトを当ててみよう。
この【覇王杯/オーバーロード・カップ】ではチームリーダー同士の話し合いで勝負の方法は様々な形で執り行われる。
例えば、チームリーダー同士の対決をするにおいて、【レオン・スウィニーチーム】のチームリーダーは、【衣装】を化身として顕現させる【5体目の御神体】と契約した【24作の神歌】を作りし【7代目の黒人の男】/【8代目の中東の男】/【9代目のエジプトの男】/(10代目ハンガリー、11代目ルクセンブルク、13代目オーストリア、14代目モナコ、15代目ブルガリア、16代目アルバニア、17代目ギリシャ、18代目クロアチア、19代目スロベニア、20代目セルビア、21代目モンテネグロ、22代目エストニア、23代目アルメニアのそれぞれ男性を経て)【24代目のジョージアの男性】【レオン・スウィニー】1人である。
それに対して、【ビジネスパートナー3人組チーム】のチームリーダーは、【男】を化身として顕現させる【1体目の怨魔体】と契約した【13作の作られた架空の伝説をヴォイス・ドラマ】として制作しようとしている【ビジネスパートナー3人組】、
【韓国】を拠点に置く者の名前は、【崔 瑞俊】韓国男子、
【台湾】を拠点に置く者の名前は、【李 浩然】中国男子、
【香港】を拠点に置く者の名前は、【劉 王偉】中国男子、
の3人となる。
これでは1対3で通常の勝負では平等な勝負にはならない。
だが、ものは考えようなのである。
1対3でもほぼ互角の条件で戦う方法というのはあるのである。
それについて紹介しよう。
今度の戦いは、チームリーダー4人による変則マッチとなる。
勝負の方法は【都立夢異世界部活学校対決】である。
双方のチームが所属していない【都立夢異世界部活学校】で行われている【部活】の中から好きな部活を選び、【飛び級資格】を得る事。
ただし、それが【芳一】が所属している【ゲーム制作部初等部4年生】の【飛び級資格】である1年間で【部活内】で3作、【現実世界】で3作の合計6作作らなければならないのに対して、12カ月を3で割り、4ヶ月間で2作の【ゲーム】を作れば【飛び級資格】を得たとしてカウントされるとする。
これを4人が同じ条件で作るため、数の有利は存在しない。
適当に作ったゲームでは成立しないため、出来たと進言したものから順番にゲームをプレイしていみてそれが成立するかを確かめる。
勝負としては早く2作の【ゲーム】を作った者の方のチームが勝ちと言う【タイムアタック勝負】である。
もちろん、それぞれのチームの【1作品】を担保とする。
【ゲーム制作】において担保とした【作品】と同期するしないは自由である。
【ゲーム制作】において助けとなると判断すれば、自由に何キャラでも自分と同期してかまわないというルールで行われる。
当然、この勝負で負けた方の【作品】は失われると言う事になる。
そう言う勝負である。
4人の内、最初に2作、オリジナルゲームを考えて作った方が勝ちと言う戦いとなる。
この勝負は【アーティスト対決】である。
いろんな才能を賭けて戦うと言う事になる。
【ビジネスパートナー3人組チーム】はチームメンバー同士協力する事は認められていないし、担保に出来る作品は1作品のみなので、他の作品からのキャラクターとは同期出来ないし、メンバー同士同じキャラクターはもちろん同期出来ない。
そう言う意味では数の有利は存在しない。
ただ、3人の内、誰か1人でも【レオン・スウィニー】より早く2作のゲームを作れば良いと言う利点だけはあると言う事になる。
ただし、【ゲーム制作部】は両チームのリーダー達にとっては畑違いである。
お互い専門外の分野だからこそ、この勝負の【テーマ】となっているのである。
4カ月経って、どちらのチームも2作のゲームを考えられなければドロー、引き分けとなる。
引き分けとなった場合は無効試合となる。
そう言うルールで行われたのだった。