第八章59 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第2試合】19/集客?勝負2
【レオン・スウィニーチーム】の【ホルガー】が、第4作【ANTHEM】の登場キャラ【才能に特化した世界】の【はぐれ者】/【ソシスル】と同期し、【ビジネスパートナー3人組チーム】の【キム・ジュハ】が第12作【OBOEの見える光景】の登場キャラ【ワザアリ】と同期して、集客対決を行うことになった。
【スピンオフ・エピソード】として、【ソシスル】を主人公とした世界観が展開される。
【ソシスル】は、自分の所属していた【世界】が消滅した【はぐれ者】なので、設定がそれぞれまっさらな初期状態になっている。
そして、新たな【世界】を作り出し、そこで、どれだけ集客出来るかを競う事になる。
準備期間が1カ月。
そして、勝負するのはその次の日から100日間。
毎日の集計で、最も指定した場所に来た人数の多さで競う事になる。
そう言う勝負となる。
舞台となる世界は混沌としていて、世界のルールが定まっていない。
そんな中、準備期間で何をするかが重要になっている。
まずは双方、仲間などを作る必要がある。
人とうち解けるのに必要な事は何なのか?
それはいくつかあるが、短期間で仲良くなり話を進めるには共通の話題が必要になる。
また、何らかの夢に向かって何かをしている事を語ると興味を示す者と鬱陶しく思い距離を取ったり嫌味を言ったりする者が出てくる。
前者は同じ夢を持っていたり、夢を持っている者に刺激されて自分も何らかの事を頑張ったり、夢を持っている者に協力して力になって見たいと言う肯定的な考えを持つ者。
後者は惰性で生きていて、余計な刺激を好まず、人の夢を鬱陶しいと思う者だったり、人が頑張っている姿を見ると頑張っていない自分が惨めに感じる否定的な考えを持つ者。
双方例外はあるだろうが大体はこんな感じの人種となる。
後者は論外。
関わっていても邪魔になるだけなので当たり障りのない形で距離を取るのが良いだろう。
前者は何としても仲良くなって協力な味方になってもらうと言うのがベストだろう。
協力してもらうには今回の勝負の課題となる【集客のためのテーマ】にそった【夢】を持つことが大事となる。
例えば、【アーティスト】として【集客】するにしても【歌】でやるか、【芸術分野】でやるかでもやり方は異なってくる。
まずは何を【目標】に同期している【キャラクター】に色づけしていくか?
それを双方決める事にした。
まずは、世界観のホスト側である【ホルガ/ソシスル】は、【アート展】を開催して【集客】を試す事にした。
【歌手】として【人集め】をしようとも考えたが、その場合、【100日勝負】なので、一箇所に人を集めるには、毎日チケットを売りさばかなければならない。
また、歌を歌い続けないと人は帰ってしまうので、大変である。
アカペラで歌う訳では無いと思うのでバンドを用意したり、歌うだけでも色々と準備が居るし、大規模なコンサートにするにはそれなりに準備が必要でとても一ヶ月の準備期間で揃えられるものではない。
それに対して、【アート】ならば、一旦作れば、後は見て貰うだけで済む。
【アート】を作るのに準備期間は必要だが、一緒に作ってくれる者を見つけて共同作業で展開させれば、【アート展】を作るのはそんなに難しい事では無いと判断した。
それに【100日間】あれば、追加でドンドン新しい【アート】を作って展示していけば、リピーターも期待できると判断したのだった。




