表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

52/77

第八章52 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第2試合】12/【転生】対【ジャスト・ブック】2

 【無限学校】での【転生】対【ジャスト・ブック】の【能力対決】が開始された。

 【尚三/小学6年女子】と【ユーリー/殺人教師】は別々の場所に配置されたため、最初は準備の時間となる。

 【尚三/小学6年女子】にとってはまだ【ユーリー/殺人教師】が近くに居ないため、【秘密の図書室】を作り入る事が出来る。

 そこで【ユーリー/殺人教師】を倒す【ジャスト・ブック】を見つけられれば良いのだが、そう都合良くすぐに見つかる事はない。

 すぐに見つかったら物語としておもしろくない。

 【尚三/小学6年女子】は【秘密の図書室】で【ユーリー/殺人教師】に対抗出来る【ジャスト・ブック】を探すのだが、何も【ユーリー/殺人教師】を倒す方法が書かれている【ジャスト・ブック】だけが【ユーリー/殺人教師】に対抗出来る訳ではない。

 ここには様々な事柄のやり方を記した無数の本が置いてある。

 例えば直接的に【ユーリー/殺人教師】を倒すに至らなくても、【罠の作り方】という【ジャスト・ブック】を持ち出せば、【ユーリー/殺人教師】を罠にかける【トラップ】を作る事だって可能なのだ。

 つまり倒すことは出来なくてもダメージを与える方法は他にもあるという事である。

 という訳で早速バトルスタートとなる。

 【尚三/小学6年女子】は、

「おおぉぉっぉぉぉぉぉ・・・

 こ、これが憧れのブルマじゃ・・・ブルマなんじゃ・・・」

 と三階にある全身が移る大鏡の前で喜んだ。

 が、すぐに大声を出したと思ってその場を離れた。

 つい、興奮してしまったが、【尚三】の子供の頃の小学生女子の体操着はブルマだったので懐かしい思いもあった。

 小学6年生と言えば思春期まっただ中であり、体育で女子と一緒に居るとき、女子のブルマが気になったものだった。

 記憶が確かなら、ブルマの中に体操服をしまうブルマにインの女子とブルマの上に体操服で隠すアウトなど着こなしがいくつかあった気がする。

 今の時代は完全にアウトなのだろうが、当時は、女子はブルマは当たり前の様に着ていた。

 結婚した時、妻にその話をしたらどん引きされたが、同年代の妻は当時、ブルマの格好がとても嫌だったと言っていた。

 それでブルマを隠すため冬服などを着ようとすると教師に怒られたと文句を言っていた。

 【尚三】と彼の妻では意見は異なるが、青春時代の思い出の1つとして【ブルマ】はあった。

 妻に、【小学6年生の女子】の姿でブルマを着ていると知られたら離婚されてしまうかも知れないが、この戦いではそれもありである。

 じっくり眺めていたい所だが、これは戦いである。

 ただ待っていたら【ユーリー/殺人教師】が【尚三/小学6年女子】を殺しにやってくる。

 その前に【尚三/小学6年女子】を倒す方法を探らなければならない。

 【尚三/小学6年女子】はさっき居た三階の大鏡から距離を取った4階の視聴覚室に入り、その中で【秘密の図書室】の入り口を作り、入室した。

 【秘密の図書室】は、【異空間】にあるが、その全てを一度に見ることは出来ない。

 基本的に【教室】の中に展開する事になり、その【教室】の大きさまで【秘密の図書室】は展開する。

 例えば、【視聴覚室】で展開した場合、【視聴覚室】と同じ大きさまで【秘密の図書室】の空間が出来る。

 その出来た空間の【秘密の図書室】の中に【ユーリー/殺人教師】を倒す方法が載っている【ジャスト・ブック】があれば良いがそう都合良く、展開した狭い空間にそれがある事は無い。

 そのため、探している【ジャスト・ブック】が見つかるまで色んな場所で【展開】させて探さなくてはならない。

 もちろん、【ユーリー/殺人教師】を倒す方法の【ジャスト・ブック】は複数の種類があるので、探し続ければどこかで見つかる可能性は高い。

 倒し方が異なるだけで、【ユーリー/殺人教師】を倒す方法は1つでは無いと言う事だ。

 そう言う意味では、無理ゲーでは無いと言うことだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ