第八章49 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第2試合】9/キャラクターセット3
キャラクターセットが【麻雀】の様なルールで行われるのと【麻雀】の簡単なルールと今回の大会のための変更点について書かねばなるまい。
まず、【麻雀】の簡単なルールだが、麻雀のルールは基本的に地域や団体ごとに、さまざまなバリエーションが存在するため今回のルールが絶対ではないと前置きをしておく。
その上で、ゲームの目的とはゲーム終了時に最も多くの点を持つプレイヤーが勝者となるという事であり、使用する道具は使用する牌は、花牌を除く34種類136枚である。
麻雀は、通常、半荘を単位として競技が行われる。
半荘は大きく前半と後半に区分される。
前半を東場と言い、後半を南場と言う。
東場・南場はそれぞれ4つの局からなっている。
東1局から開始されて、東4局が終了した後は南入と言って南1局に入り、南4局の終了までやって1試合とする。
簡単に例えれば、麻雀は1試合8ラウンド制で行われる試合である。
プレイは原則として4人で行う。
それぞれの局において、プレイヤーのうち1名が親(親番)という役割を担当し、残る3人は子と呼ばれる。
親の正式名称は荘家であり、子の正式名称は散家と呼ばれる。
親は東家とも呼ばれており、他のプレイヤーの事を親から見て反時計回りに南家、西家、北家と呼んでいる。
他にも呼び方などがあるがこれは麻雀を紹介する話ではないので割愛させてもらう。
局の開始にあたり、まず牌を裏返してからかき混ぜて各プレイヤーの前に並べる。
これを壁牌もしくは山と呼ぶ。
その後、親が14枚、子が13枚ずつ順番に牌を取得する。
この行為や取得した牌のことを配牌という。
これは他のプレイヤーから見えないように自分だけが中を見れる様に正面に配置する。
配牌が完了したらプレイ開始となり、親は、自分の取得している14枚の牌の中から不要な牌を1枚捨てる(打牌)。
それ以後のプレイは、各プレイヤーが反時計まわりに順番に行う。
親の次にプレイするのは親から見て右側のプレイヤー(下家)となる。
各プレイヤーは、自分の順番がきたら山(壁牌)の端から牌を1枚取得する。
これを自摸という。
その後で不要な牌を1枚捨てる。
これを打牌という。
捨てた牌は表向きにして、河と呼ばれるエリア(卓の中央付近)に並べておく。
以降、順番に自摸および打牌を繰り返し和了を目指す。
ただし、和了となるのは他のゲームにおける(あがり)に相当するものであり、自分の手牌が一定の条件(和了形)を満たした場合に成立する。
和了形とは、特定の3枚の牌の組み合わせ(面子)を4組と同一牌2枚の組合わせ(雀頭)をそろえた形(4面子1雀頭)の事である。
ただし、七対子や国士無双という例外もある。
和了形を完成させるために、あと1枚(和了牌)だけあればいい状態のことを聴牌という。
また和了牌は1種類だけとは限らず、種類が多ければ多いほど有利である。
というものが大体のルールである。
ただし、【特定の和了形】に対して【各キャラクター】が登録されているので、それ以外の【和了形】を完成させても、誰も和了らないまま局が終了するケースの流局扱いとなる。
それがこのキャラクターセットの条件となる。
また、自分が登録した【和了形】の早上がりの勝負なので、1試合全てする必要はない。
一番先に自分が登録した【キャラクター】を召喚出来た方が【キャラクター】の選択権があり、それ以外は一番先に【特定の和了形】を出した方の指定したキャラクターと同期させて戦うという事になる。
また、これは【麻雀】の物語ではないので、これ以上は麻雀シーンを紹介する事は無いと言うことを断っておく。