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第八章48 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第2試合】8/キャラクターセット2

 例えば、【VIOLIN(バイオリン)の見える光景】の【ラスボス】である【童子?】は、かなり性格の悪いキャラクターとなっている。

 これは、【芳一】の【ライフワーク作品】/【フィクション・レジェンド】のラスボス、【クスンタティーア】をオマージュしたキャラクターとなっている。

 【クスンタティーア】と言えば、動く度に新情報、新ネタ、新能力、新ルールなどが次から次へと出てくるため、普通の人間の何千何万倍もの想像力を持っている次元違いの思考力/発想力を持っている【芳一】かそれと同等レベルの【想像力】を持って居る者にしか活躍させる事は不可能なキャラクターである。

 とてもじゃないが、【ビジネスパートナー3人組】が力を合わせても表現不可能である。

 だが、その雰囲気だけは真似る事が出来る。

 そこで、【パワー】を使って他を圧倒するキャラクター像に落とし込んだのである。

 その表現を解説するのであれば、仮に噛ませ犬役を【A】とし、【ラスボス】は【B】としよう。

 【A】は主要キャラクターの強力なライバルキャラであり、【ラスボス】の前に惜しくも敗れ去ったと仮定する。

 そこで、悔し紛れに【A】は、

「このクソガキが。いつか必ずてめぇを圧倒してやるからな」

 と負け惜しみを言った。

 すると【B】は、

「えぇぇぇぇ~?まだ挑んでくるつもりなのぉ~?

 君、無茶苦茶弱いじゃん。もう勘弁してよ。

 君のレベルに合わせて丁度良く手を抜くの、大変なんだからぁ~」

 と言ってきた。

 【A】は、

「な、なんだとクソガキ。

 俺なんか相手にならないとでも言うつもりか?」

 と激高する。

 【B】は、

「面倒臭いなぁ~、じゃあさぁ~悪いんだけどね。

 後、2、3個くらいレベル上げて見せるからそれ超えてから挑戦してきてよ。

 チョロチョロされるの好きじゃないんだよねぇ~」

 と言った。

「な、なんだと?」

「まぁまぁ、今からさ、それを教えてあげるから。

 じゃあ、君の力を一時的に引き上げるよ、それっ」

「な・・・」

「これで君の力は10倍になった。

 でもね、それを僕の力は遙かに上回る。

 はいっ、こんな感じでね」

「な・・・」

「それでまた、君が努力して、10倍くらいの力を身につける。

 大体、こんな感じかな?【微妙】なレベルだから調整が大変なんだよね。

 はいっこんな感じかな?」

「んなっ・・・」

「で、それを僕がまた遙かに上回るっと。

 はいっこんな感じかな?それで君がまた力を付ける。

 10倍だと大体こんな感じかな?はいっ、どうだい?」

「・・・」

「それで、また僕が君を圧倒する。

 大体、こんな感じかな?

 あれっ?いくつやったっけ?細かすぎてわかんないや。

 まぁ、良いや、大体こんな感じかな?

 せめてこの程度のレベルを超えてから出直してきてね。

 みみっちく鍛えてこられても、面倒臭いだけだから。

 それくらい成長してきてくれたら今度は後、7、8個くらいは上のレベルを見せてあげるよ。

 まぁ、それに一時的に大きな力を与えたから、君は成長しやすくなっているし、問題外の弱さを誇ってる君にはお得な話だよね。

 良かったねぇ~。

 君は余りにも弱すぎるからちょっとした事ですぐに成長出来る。

 うはうはだね、今後が楽しみだ。

 あれっ?泣いてるの?

 しょうが無いじゃない。

 だって、君、弱すぎるんだもん。

 はっきり言って退屈なんだよねぇ~。

 だから、諦めてくれるなら今諦めて欲しいなって思ってさ」

 と言う様に死者に徹底的にむち打つ様に【A】が持って居たプライドをズタズタにしている。

 それは、たくさんの物事を表現出来ない【ビジネスパートナー】が【パワー】と言う【表現】を使って【クスンタティーア】の様な一目でわかる絶望感を表現したのである。

 この様に、通常の物語とは異なっているが、それなりに見応えのある世界観となっている。

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