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第八章46 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第2試合】6/ビジネスパートナー3人組チームの作戦タイム2

 【ビジネスパートナー3人組チーム】は相談を続けている。

 【Kポップスター】達に【声優】をやらせて作る13作の【ヴォイス・ドラマ】の中で初戦で使用する【世界観】をどうするかを相談する事にした。

 これも【レオン・スウィニーチーム】の【神歌】同様に、あまり大々的に【世界観】を紹介すると混乱を招く恐れがあるので必要最低限の紹介にとどめたいと思う。

 彼等が【初戦】で使うのは、

 第8作【VIOLIN(バイオリン)の見える光景】、

 である。

 これも13作の中では作中で、【バイオリン】を演奏しているので、最も【タイトル】と【世界観】が近い【作品】と言えるだろう。

 とは言え、やはり、【バイオリン】は【作中】ではただの【脇役】が演奏しているだけのものとして表現されており、【視聴者】のほとんどが【作品の中】に【バイオリン】はいらないと答えるだろう。

 それぐらい、【内容】とマッチしていない。

 だが、【違和感】を【エッセンス】として入れると決めて作っているので、それはそれで意味がある。

 【ビジネスパートナー3人組】が表現したいのは、【作中の世界観】の中にも【別の視点】が存在するということを示したいのである。

 だから、彼等にとっては意味のあるものであると同時に、【ビジネスパートナー】として絶対に守る【ルール】となっている。

 それがマイナス評価になろうとも、彼等には必要不可欠な表現なのである。

 作品とは本来、【著作者】がもっとも高い権利を持っている。

 どんな権力者もその作品においては【著作者】を超える権利は無いのである。

 だから彼等は行使する。

 それが正しい物事として。

 話題が横道にそれたが、第8作【VIOLIN(バイオリン)の見える光景】で表現している【世界観】は、それなりに内容にあったタイトルを付けるなら【ジャスト(JUST)ブック(BOOK)】辺りが妥当だろう。

 それが表現している【世界観】は、主要メンバー達は、【万能図書館(ばんのうとしょかん)】と言う場所を行き来して【問題】などを解決するというものになっている。

 少し例を挙げれば、

 例えば、【A】という【怪物】と【B】という【化け物】が現れお互い争い、町が壊滅的被害を受けていたとする。

 それを解決するのに最も適した【攻略法】が【万能図書館】に所蔵されているので、主要メンバーはそれを探して見つけた【ジャスト・ブック】に記されている【攻略法】通りに行動するとおもしろいくらいに物事が解決するのである。

 【ジャスト・ブック】にはこれ、本当に合っているの?と思える様な奇想天外な、攻略法が記されており、それを信じて行動するか否かは、主要メンバー達の気持ち次第という事になる。

 また、これは別に敵に対して行う事柄ではない。

 例えば、恋愛相談などで、誰々と付き合ったり、円満にわかれたりする方法が、【ジャスト・ブック】として【万能図書館】に所蔵ざれているのでそれを探す物語となっている。

 他にも、【美味しい料理の探し方】、

 【今日の運勢】、

 【絡繰り時計の作り方】、

 【自分の寿命】、

 【誰かの秘密】、

 【何かの正確なランキング】、

 等々、ぴったり【テーマ】にあった【ジャスト・ブック】が必ずあるとされている。

 そう言う【世界観】を持った第8作【VIOLIN(バイオリン)の見える光景】だが、バイオリンを演奏するのは、主要メンバーでも何でもないただのちょい役である。

 その事などを含めて、【ビジネスパートナー3人組】はメンバーに解説したのだった。

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