第八章42 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第2試合】2/バトル方式
第2試合の2チームの参加メンバーをまとめると、【レオン・スウィニーチーム】のメンバーは、
(01)チームリーダー、【24代目のジョージアの男性】【レオン・スウィニー】、
(02)フォロワー1億人超えのインフルエンサー【ホルガー・シュロート】(ドイツ人男性)23歳、
(03)売れっ子モデルの【ドナシアン・ロラン】(フランス人男性)28歳、
(04)俳優も兼任している【ベルナルド・シャンナ】(イタリア人男性)29歳、
(05)画家でもある【ガエル・トバル】(スペイン人男性)25歳、
(06)子供の居ない世界的大富豪の養子候補【ヨーン・マンナル】(スウェーデン人男性)22歳、
(07)世界屈指のプレイボーイ【エーロ・ウーシタロ】(フィンランド人男性)27歳、
(08)世界屈指のマルチ格闘家【ユーリー・アヴァクモフ】(ロシア人男性)24歳、
(09)人間兵器【イーヴァル・オロフソン】(スウェーデン人/男性)45歳、
(10)人間兵器【ウント・マデトヤ】(フィンランド人/男性)42歳、
(11)人間兵器【アダルベルト・ロウバル】(チェコ人/男性)43歳、
となっている。
対して、【ビジネスパートナー3人組チーム】は、
(01)チームリーダー1、【韓国】を拠点に置く者の名前は、【崔 瑞俊】韓国男子、
(02)チームリーダー2、【台湾】を拠点に置く者の名前は、【李 浩然】中国男子、
(03)チームリーダー3、【香港】を拠点に置く者の名前は、【劉 王偉】中国男子、
(04)13組の世界的トップスターの統括プロデューサー【キム・ジュハ】36歳、
(05)【韓国】を拠点に置く者、【崔 瑞俊】の腹心は、千の声を使い分けると言われている伝説の声優、【山井 尚三】68歳、
(06)【台湾】を拠点に置く者、【李 浩然】の腹心は、千人の弟子を持つとされる声優養成のスーパー・スペシャリスト【野際 雅】89歳、
(07)【香港】を拠点に置く者、【劉 王偉】の腹心は、イケボで20年連続人気ナンバーワンとなり殿堂入りを果たした【小野田 諒】64歳、
となっている。
このメンバー同士で戦う事になる。
【レオン・スウィニー】と3人組の内、【崔 瑞俊】が代表となり、バトル方式を決める事になる。
【レオン】は、
「そちらもアーティスト系のチームとお見受けしたが?」
と言った。
【瑞俊】は、
「そうだな。だったら、アーティスト系のバトルも盛り込むべきだと思うが、そっちはどう思ってるんだ?」
と言った。
「それには異論は無い。そこで勝負方法について提案があるんだが、よいだろうか?」
「良いだろう・・・聞こうじゃないか」
「麻雀というゲームはたしなんでいるか?」
「あぁ、人並みにはな」
「一応、ルールを確認するために言うが麻雀というゲームが単純に、特定の牌を使用した4人用のゲームであり、。
牌には、マンズ、ピンズ、ソーズの3種類の数字牌があり、それぞれの数字牌は1から9までの数字が付いている。
また、字牌として、東、南、西、北、白、發、中の7種類があり麻雀とは、4面子1雀頭の形を完成させることを目指すゲームとなる。
麻雀における基本のアガリの形は(3×4)4面子(2)1雀頭といわれる形でありこの組み合わせを完成させてあがると役の数に応じて他のプレイヤーから点数を貰えるというゲームになる。
面子とは3枚1組になった牌の組み合わせの事を意味し、数字を順番に3つ揃えた順子と同じ数字の組み合わせとなる刻子がある。
雀頭とは別名【アタマ】とも呼ばれるアガリのときに手牌に必要な同じ牌の2つを指している。
ゲームの流れは、順番に牌を1枚引いて1枚捨てる作業を繰り返す。
つまり、プレイヤーは、積んである山から牌を1枚引き、不要な牌を1枚捨てることを繰り返す。
この流れを繰り返し、4面子1雀頭の形を目指す。
また、他のプレイヤーの捨てた牌を使って組み合わせを作る鳴きと呼ばれるアクションもある。
他にも親と子の関係など色々あるが、重要な事はそこじゃない。
役を揃える事だけに意味をなす。
何でも良い。
特定の役に自分が出す【キャラクター】を割り当てるのだ。
そして、あがれば、その役に対応した【キャラクター】を出す権利を持つ。
あがれ無かった方は、役の中からあがれた者が指定する【キャラクター】を選ぶ事になる。
つまり、【役を作ってあがれた方のプレイヤー】は、あがる事で自分の【キャラクター】を選択する事が出来るが、あがれなかった方は相手の指定するキャラクターを選択して戦うしか無いと言うルールだ。
アーティストしてやっていく以上、【運】も大切な要素だと思うが、これで、戦うという提案は受け入れて貰えるだろうか?」
「なるほど、それはおもしろそうだ。
10キャラ選び、その組み合わせは【麻雀】次第という訳だな」
「そういう事だ。
そして、あがった方のプレイヤーが選択した【キャラクター】を主人公とした【サブエピソード】を展開し、あがれなかった方のプレイヤーはあがった方のプレイヤーが指定したキャラクターでその世界で戦わなければならない。
つまり、あがった方のプレイヤーが圧倒的優位に立つ事になる。
もちろん、これは1つ目の対決のルールだ。
不満なら次から別のルールでやってもかまわない」
「良いだろう。
お互い、最初の【世界観】を決めて、そこから10キャラずつ提出する。
後は、出場するメンバーとチームリーダーがそれぞれ、出て、雀卓を囲み、最初に上がった方のチームの方がキャラクター選択権とそれを主役とした世界観を展開できる権利を得るという【運】を絡めた勝負という訳だな。
ではこちらもこの勝負全体のルールとして提案させていただくがこちらは13作、そっちは24作持っている様だが、決着は我々の数に合わせて13作同士でつけてもらう。
つまり、そっちは24作の内、11作はこの1回戦において使用不可だ。
それで、7勝先取って事にさせてもらう。
良いな?」
「良いだろう。それでかまわない。
では、2時間ほど時間をいただいて、双方、作戦タイムと行こうじゃないか」
という話になった。
1回戦第1試合の作戦タイムは1時間だった。
試合によってそれらはお互いのチームで決める問題となる。




