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第八章35 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第1試合】32/グラン・プリマ・レガシー5

 【アナザー・マルチナ/イクスドレス】は、町で情報を集める事にした。

 【アナザー・マルチナ/イクスドレス】は、

『すみません、少しお聞きしたい情報があるのですが・・・』

 と適当な町民に声をかける。

 町民の女性は、

「何でしょう?」

 と聞いてきた。

 その間に、【アナザー・マルチナ/イクスドレス】は町民の姿形やしゃべり方、呼吸や脈拍、表情などから情報をかき集め、この女性に【ダーククリスタルの髑髏】の情報を聞いても良いかどうかを判断する。

 何故ならば、もしこの女性が【ダーククリスタルの髑髏】を所有する組織の人間だった場合、警戒されるからだ。

 直接、そう言う質問をするのでは無く、まずは軽く世間話から始め、この女性の人間像を少しずつ分析する。

 また、会話などから、この女性が【ダーククリスタルの髑髏】を知っているかも推測する。

 【意味の変換】と言う【力】を使う事により、【女性】がしゃべっている【言葉】の【意味】を変えて、【言葉】を【手がかり】に変換する事が【イクスドレス】には可能なのである。

 そのため、少し多めに【ポイント】を稼ぎ、【言葉の意味の変換】が出来る様に使っていた。

 この女性が情報を集めるのに役に立ちそうも無いと判断出来たら、次はこの女性に多くの情報を知ってそうな人が居ないか紹介してもらう。

 そして紹介してもらった人にまた同じ様な事をして【情報の言葉】を【手がかり】に変換していく。

 それを繰り返して行く内に、この町には直接、【ダーククリスタルの髑髏】につながる物はないとして、判断。

 次は、【ダーククリスタルの髑髏】にたどり着くまでにはまずは、【ダーククリスタルの髑髏】以外の【グラン・プリマ・レガシー】を探して感覚を掴む必要があると判断した。

 そこで、質問の内容を【ダーククリスタルの髑髏】関連の物から【グラン・プリマ・レガシー】関連の物に少しずつシフトして行った。

 それにより、【グラン・プリマ・レガシー】とはそもそも【最高峰の宝】の名称であり、駆け出しの探索者がたどり着けるものでは無いと言う事を知る。

 【オール・ジャンル・レガシー】と言う全体の中で【グラン・プリマ・レガシー】とは最後の【宝】に該当し、【オール・ジャンル・レガシー】は全部で11ランク存在する。

 それは下から、

 (01)【ファースト・プレイ・レガシー】、

 (02)【セカンド・プレイ・レガシー】、

 (03)【サード・プレイ・レガシー】、

 (04)【フォース・プレイ・レガシー】、

 (05)【フィフス・プレイ・レガシー】、

 (06)【オンリー・タイプ・レガシー】、

 (07)【ハイ・オンリー・レガシー】、

 (08)【スペシャル・オンリー・レガシー】、

 (09)【スーパー・オンリー・レガシー】、

 (10)【ハイパー・オンリー・レガシー】、

 と来て、最後に、

 (11)【グラン・プリマ・レガシー】、

 となっている。

 【ファースト・プレイ・レガシー】から【フィフス・プレイ・レガシー】までは基本的に数十個は同じタイプの【宝】が存在している。

 【オンリー・タイプ・レガシー】からが唯一無二の【宝】となっている。

 基本的に【トレジャー・ランク】は3段階に分かれており、

 【ファースト・プレイ・レガシー】から【フィフス・プレイ・レガシー】までは【ロウ・トレジャー・レガシー】、

 【オンリー・タイプ・レガシー】から【ハイパー・オンリー・レガシー】までは【ハイ・トレジャー・レガシー】、

 【グラン・プリマ・レガシー】は別名【アルティメット・トレジャー・レガシー】と呼ばれているらしい事が解った。

 こうやって徐々に情報を集めてミッションクリアを目指すのだが、残念ながら【アナザー・マルチナ】については以上となる。

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