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第八章33 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第1試合】30/グラン・プリマ・レガシー3

 【アナザー・マルチナ】は【グラン・プリマ・レガシー】の10番目に提示された【ミッション】/【ダーククリスタルの髑髏の奪取】に対して、人型キャラクターではなく、【ロボット】/【ミーニング・スイッチ】の【イクスドレス】と同期させて行動している。

 【グラン・プリマ・レガシー】の【世界観】では、力の強い者、火力のある兵器が【ミッションクリア】を可能とするものではない。

 むしろ、その逆に近い。

 何故ならば、それは【宝探し】をメインとした【世界観】だからだ。

 強者が力任せに周りを破壊したり、兵器が焼いたりすれば、【宝】は消失する可能性が高い。

 そのため、対強者、兵器に対するカウンター【世界観】と言っても過言では無いのがこの【世界観】である。

 この【世界】で求められるのは破壊力や火力では断じてない。

 【宝】を見つけるための【能力】や精密な動きである。

 だが、【アナザー・マルチナ】もそこは心得ている。

 他の作品であったならば、この戦いは黒星になってしまっていたかも知れないが、幸いな事にこの3番目の戦いに用いている【世界観】は【ミーニング(MEANING)スイッチ(SWITCH)/意味のスイッチ】だ。

 これは、【意味を変える事を動力】とする【物語】であり通常の【火力】を表現する【SF】とは一線を画す作品である。

 つまり、【力】や【火力】を別の事に変換したり、その逆で別の事を【力】や【火力】に変換する事が【スイッチ】1つで可能な【世界観】なのである。

 また、【イクスドレス】は、【魅力】に特化した【機体】であり、【器用さ】で【良いね】を集める【力】も搭載している。

 もっとわかりやすい表現をすれば、【何々女子】/【何々ガール】と言った、何かを初めてバズる様な【魅力展開装備】をしているのだ。

 この場合、【探検女子】や【探査レディー】、【発掘ガール】や【調査ギャル】などの【モード】に転換すれば、【装備】を【探査】に必要な女子の格好の形に変形して動く事が出来るのである。

 【アナザー・マルチナ/イクスドレス】は【探検調査モード】に【モードチェンジ】して辺りの調査を始めた。

 まずは、この【ミッション】の【テーマ】である【ダーククリスタルの髑髏の奪取】で使われている言葉、【ダーククリスタルの髑髏】がどんな物であるかにたどり着かないと行けない。

 ただし、この【世界】では直接【ダーククリスタルの髑髏】につながる事は無い。

 また、巨大ロボットサイズの【アナザー・マルチナ/イクスドレス】では人に情報を聞きたくても警戒される。

 そこで、【アナザー・マルチナ/イクスドレス】はその【世界観】のタイトルにもなっている【ミーニング・スイッチ】の【力】を使う。

 これは【意味】を変更する【スイッチ】と言う事になる。

 具体的にはどうするのか?

 例えば、20メートルはある【巨大なボディ】である【アナザー・マルチナ/イクスドレス】の【見た目】を変えて【人間】の様に見せる。

 それには、【ギャラリー】の【良いね】を集めて、【ミーニング・ポイント】の1つ、【フォーム・ポイント】をある程度ためて、そこを変更する必要がある。

 【ミーニング・スイッチ】と呼ばれる【機体】は様々な【ステータス・ポイント】で顕現されている状態になっていて、各種ある【ステータス・ポイント】を上昇させたり下降させたりして様々な【意味】を変える事が出来ると言う【機体】である。

 この場合、【機体性能】はそのままで人と会話したりするため、【見た目の意味】を変える必要があるので、【ギャラリー】の【良いね】を溜めて、それを【ステータス・ポイント】の中の【フォーム・ポイント】を高めて、一定値に達したら、姿形が【人間】の様になると言うものである。

 そんな事しなくても【イクスドレス】と同期しないで【アナザー・マルチナ】のままでやれば良いと言うツッコミがあるとは思うが、それだと【イクスドレス】の能力が使えない。

 だから、あえて【イクスドレス】の性能を持った【人間型フォーム】になる必要があるのである。

 と言う訳で、この【グラン・プリマ・レガシー】の【世界】で良いねを集める必要が出たのである。

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