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第八章32 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第1試合】29/グラン・プリマ・レガシー2

 【アナザー・マルチナ】は、現在、【グラン・プリマ・レガシー】の10番目に提示された【ミッション】/【ダーククリスタルの髑髏の奪取】に挑んでいる。

 それ以外の情報は無い。

 だが、【奪取】という事は誰かの所有物になっている可能性があり、それを奪えばミッションをクリアした事になると言うことが推測できる。

 この他に何も情報が無い所から彼女はどうやって【ダーククリスタルの髑髏】にたどり着くかが問題である。

 【アナザー・マルチナ】は、

『さて、どうしたものかしらね・・・』

 とつぶやいた。

 彼女も今までの例に漏れず、彼女が作った作品の【キャラクター】と同期する必要がある。

 そして彼女は毎回、敵チームに展開している【作品】の中から自分と同期する【キャラクター】を選んでいる。

 今回、【能活チーム】に【ミッション】を与えている【作品】は、【物の性質の意味を変える力の書】を【動力】とした【OSMF】/【ミーニング(MEANING)スイッチ(SWITCH)/意味のスイッチ】だ。

 これは、【美容】がテーマであり、ロボットは【美しいフォルム】を形成し、【魅了】する事が【力の源泉】となっている物語となっている。

 それはどういう事を意味しているのか?

 簡単に言えば、【ギャラリー】に応援して貰える程、強くなるという事になる。

 分かり易い例を挙げれば【良いね】を貰える程強くなるという事である。

 そんな【世界観】から同期するのは、【イクスドレス】と呼ばれる【機体】である。

 【ミーニング・スイッチ】の【世界観】では、【男粋機(だんすいき)】と【女艶機(じょえんき)】と【子撫機(こぶき)】と【他崇機(たすうき)】という大きく分けて4つの機体が存在する。

 【男粋機】とはいわゆる【かっこよさ】を基準とした【ミーニング・スイッチ】と言う【ロボット】、

 【女艶機】とはいわゆる【綺麗さ】を基準とした【ミーニング・スイッチ】、

 【子撫機】とはいわゆる【かわいらしさ】を基準とした【ミーニング・スイッチ】、

 【他崇機】とはいわゆる【かっこよさ】、【綺麗さ】、【かわいらしさ】以外の【美】を基準とした【ミーニング・スイッチ】、

 と言う事になっている。

 他者、すおなわち、【ギャラリー】に良く思われるための基準がこの4つに設定されている。

 【男粋機】は【かっこよさ】を基準としているため、【強そう】であると言う事も含まれるし、

 【女艶機】は、【綺麗さ】だけでなく、【チャーミングさ】なども含まれる。

 【子撫機】は、【かわいらしさ】とは人間型としての【かわいらしさ】だけでなく【小動物/愛玩動物系】の要素も含まれる。

 【他崇機】は、【崇高さ】や【威圧感】、【恐怖】、【不気味かわいらしさ】など、複数の要素が含まれている。

 また、【男粋機】のネーミングは【何々フォーム】、【何々アーム】、【何々フォース】、【何々フォーマル】と付き、

 【女艶機】のネーミングは【何々ドレス】、【何々チャーム】、【何々アクセ】、【何々ビューティ】と付き、

 【子撫機】のネーミングは【何々アニマ】、【何々ルック】、【何々チェック】、【何々キューティ】と付き、

 【他崇機】のネーミングは【何々ゴッド】、【何々カース】、【何々アングル】、【何々リンク】と付いている。

 【アナザー・マルチナ】が使用しているのは【イクスドレス】なので、【女艶機】に該当する。

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