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第八章22 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第1試合】19/【ミッション01】/【大型基地破壊命令】ミッション3

 【セバスチャン/忍丸】は【大型基地破壊命令ミッション】に挑んでいる。

 彼は、【メカニック・イート】の【世界観】として、通常の【ロボット作品】と異なる部分を1つ1つ確認した。

 そして、準備を整え、単機で【大型基地】へ向かったのだった。

 彼の操る機体はスピードも無ければパワーも無い名も無き機体である。

 何処にでもある機体なのだが、その分、使い込まれたという信頼度はピカイチである。

 ただし、彼の老獪な活躍を語るのには今回だけでは足りない。

 彼は【大型基地】の【破壊ミッション】に挑んでいるのであり、簡単にその成果を表現する事は出来ない。

 【セバスチャン/忍丸】を追うのは今回がラストであるため、多くは語れない。

 そこで、【メカニック・イート】と他の【ロボット作品】の戦い方の大きな違いであるポイントを整理してそこを紹介しよう。

 前述した様に、【メカニック・イート】と呼ばれる機体は、【アト・ブロック・システム】という【百京分の一】という小さな部品から構成されている。

 そのため、【原子】の配列を変えて、【材質】を変化させる事が出来るのだ。

 通常の【ロボット兵器】であれば、【金属】は【金属】で出来ていて、【特殊な合金】を使っていると言う設定にはなっていてもそこから【材質】が変わる事はほぼない。

 だが、【原子配列】を組み変える事により、

 【金属材質】、

 【木材材質】、

 【タンパク質材質】、

 【ジェル材質】、

 【土類材質】、

 【水溶材質】、

 【炭化材質】、

 【磁力材質】、

 【特殊金属材質】、

 【鉱物】、

 等々、様々な【材質】に変わる事が出来るのだ。

 通常、表に出ている【材質】は全体の1パーセント以下なので、使用していない一見無駄とも言える【材質】が眠っている。

 その眠っている【材質】と使用している【材質】を入れ替える事で、【状態変化】を可能としているのだ。

 簡単に表現すれば、

 【ダイヤモンド】の様に硬くなったり、

 【ゴム】の様に伸びたり、

 【スポンジ】の様に柔らかくなったりすることが可能であるという事である。

 これが、既存の【ロボット兵器】と大きく異なる部分であると言えるだろう。

 これを普通の【ロボット作品】と思ってはならない。

 【ロボット作品】の常識はこの【作品】の非常識。

 この【作品】にはこの【作品】特有の常識が存在しているのだ。

 そのため、通常の【ロボット作品】と思って事に当たると痛い目を見るという事である。

 例えば、タコの足の様に吸着する力の強い腕部を作ったり、足に複眼を作ったりする事もこの【作品】では十分、正解の1つなのである。

 勘違いしないで欲しい。

 この【作品】は凡人の作家が作ったものではない。

 【選ばれし者】の1人が作った【特別な作品】の1つなのである。

 通常の【物語】と同じである訳がないのである。

 結果として【セバスチャン/忍丸】の戦いを語れなかったが、彼は人生経験の豊富さを利用して、上手く立ち回り、人心を上手く利用した作戦で、少数精鋭で【巨大基地】を破壊するという【ミッション】に挑んでいるのである。

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