第八章16 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第1試合】13/【ミッション03】/【マルチバース・バスケットボール・アソシエーションでの優勝】
続いては、【ミッション03】/【MBA(マルチバース・バスケットボール・アソシエーション)の優勝】、
バスケットボールのスケールをアップさせた超強化型バスケットボールで【多元宇宙】最大のプロリーグでリーグ優勝をするミッションに対して挑むスライムの女性【ジェルゲル】が体験する事柄について追っていこう。
これも通常の【バスケットボール】をベースに特殊なルールで行われている。
コートの中で敵味方の【ゴール】があり、近くで入れたら2点、遠距離で入れたら3ポイントシュートで3点というルールに追加したルールが盛り込まれている。
コートの周りには様々な【アイテム】が置いてあるのだ。
これはプレイ中にはほぼ無関係だが、【シュート】を決めた時に関係してくる。
【ダンクシュート】や【レイアップシュート】などの近い距離での【シュート】、つまり【2点】の【シュート】が決まった時は1つ、【3ポイントシュート】が決まった時は2つ、【アイテム名】が【ゴールポスト】に【表示】されるので、その【アイテム】を【借り物競走】の様に、手にとって頭上に上げると得点が倍以上になるのである。
1つやれば、得点が2倍、2つやれば得点が3倍になる。
また、【シューター】自身が【アイテム】を頭上に掲げる事が出来たなら得点は1つにつき更に倍になる(2つともだと4倍)。
ただし、ゴールを決めて10秒以内にである。
また、先に敵チームにその【アイテム】を掲げられたら無効となる。
つまり、【2ポイントシュート】の場合、【アイテム】を手に入れられなかったら2点、
味方プレイヤーが【アイテム】を頭上に掲げられたら4点、
シューターが【アイテム】を頭上に掲げられたら8点となり、
【3ポイントシュート】の場合、【アイテム】を手に入れられなかったら3点、
味方プレイヤーが1つの【アイテム】を頭上に掲げられたら6点、
味方プレイヤーが2つの【アイテム】を頭上に掲げられたら9点、
シューターが1つの【アイテム】を頭上に掲げられたら12点、
シューターが1つの【アイテム】、味方プレイヤーが1つの【アイテム】をそれぞれ頭上に掲げられたら18点、
シューターが2つの【アイテム】を頭上に掲げられたら36点、
入るという事になる。
【コート】の周りにある【アイテム】を頭上に掲げるだけで、最大1ゴールでいきなり36点も入るという【超絶バスケットボール】となるのである。
もちろん、1人で1ゴールで36点手に入れるのは至難の業である。
アイテムはランダムに配置されているし、形や重さなども様々である。
コートの外に置いてあるアイテムの位置を全部把握しないと無理だし、10秒以内にそれを完了させるなど神技となる。
そう言うスーパープレイが良く出る人気スポーツという設定になっている。




