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第八章14 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第1試合】11/【ミッション01】/【(マルチバース・ハイパー・ベースボール・クラシックのリーグ優勝】

 それでは双方のチームのメンバーが【ミッション】に挑む所を追っていこう。

 まずは、【能活チーム】の用意した【ミッション】に挑む【マルチナチーム】のメンバーが挑むところだ。

 挑む【世界観/作品】は【スポーツウルトラマックス】である。

 【ミッション01】/【MHBC(マルチバース(MULTIVERSE)ハイパー(HYPER)ベースボール(BASEBALL)クラシック(CLASSIC))のリーグ優勝】、

 野球のスケールをアップさせた超強化型ベースボールで【多元宇宙】の好きな【宇宙】の【リーグ】に所属し、その地区(宇宙)のリーグ優勝をするミッションに対して挑むのは巨人の男性【ゴグマゴグ(GOGMAGOG)】なのだが最初に断っておく事がある。

 勘違いはしないで欲しい。

 【ゴグマゴグ】は【巨人】であり、圧倒的な【巨躯】を持って敵を圧倒する力を持っている。

 だが、この【覇王杯/オーバーロード・カップ】/【順転参戦方式】の第1回戦、第1試合の初戦のルールでは、提示された【世界観】に対して、相手チームの【世界観】の中のどれらの【作品】の【キャラクター】と【同期】させて挑む事になるのである。

 つまり、【巨人のゴグマゴグ】が仮に【小さなネズミのキャラクター】と【同期】した場合、動かす肉体は【小さなネズミのキャラクター】となる。

 元々の存在が持っている【力】、例えば魔女が使える【魔法】などは、【同期させたキャラクター】の追加【アビリティー】として付与される事になるが、【大きな肉体】という見た目の部分は反映されない事になるので注意が必要となる。

 だから、【人外】の【チーム】だからと言って、必ずしも【人間】の【チーム】に勝てるという訳ではない。

 必要なのは提示する【世界観】の【重厚性】とそれに挑む【キャラクター】の【イメージ力】である。

 それが必要だから、基本的に【夢異世界部活学校】に通っている者がチームメンバーとして選ばれているのである。

 元々の肉体的強者が強者で肉体的弱者が必ずしも弱者とイコールでは無いと言う事である。

 それをふまえて、【ゴグマゴグ】は、【アナザー・マルチナ】の考えた13の【小説】に登場する【キャラクター】の中から今回のミッションに適した【キャラクター】を選ぶ必要がある。

 また、それ以前の問題になるのだが、【巨人族】である【ゴグマゴグ】は身体のサイズという問題もあり、【ベースボール/野球】という【スポーツ】をしたことがない。

 ただの【玉遊び】だと思っている節があり、彼はまず、【野球】の【ルール】から覚えて行かないと行けない。

 もの凄く単純なルールでも、野球と言うスポーツでは、

 【攻撃側】と【守備側】がある事。

 【ピッチャー】がボールを投げて、【キャッチャー】がそれを受けるが、バッターボックスに立った【バッター】が打つ事になるスポーツである事。

 【バッター】は、3回【ストライク】を貰うと1つアウトになり、4回【ボール】をもらうと1塁に進める事。

 【バッター】がボールを打つと、ホームランでは無い限り、ヒット性の辺りだと一塁、二塁、三塁、ホームベースと言う順番でベースを回らなければならない事。

 【バッター】が打ったら【ランナー】となり、守備に当たっている野手は、【ランナー】がベースを踏む前にボールをベースの位置に居る野手に投げればアウトとなる事。

 攻撃側は3アウトで守備と交代する事。

 等々、やっている事を羅列していくだけで結構、覚える事がある。

 少なくともただの【玉遊び】では無いのだ。

 その認識が欠けている【ゴグマゴグ】はどんな【キャラクター】を選ぼうと苦戦することは必死だった。

 【スポーツ】にはルールがあり、それを守ってプレイする事が求められる。

 その意識を持たずして勝てる様なものではないのだ。

 【ミッション】に失敗出来るのは3回まで。

 その3回で【ゴグマゴグ】がしっかりルールを理解出来るかどうかは絶望的と言えた。

 どんな【キャラクター】を選択しようともそれを動かすのは【ゴグマゴグ】である。

 その事がこの【ミッションクリア】を困難にしていると言える事だった。

 これが殴り合いだったなら【ゴグマゴグ】の圧勝だっただろう。

 だが、これは殴り合いではない。

 【ゴグマゴグ】は選択を誤った。

 そう言う意味では【能活チーム】の【チョイス】が上手く行っていると言えるだろう。

 【ゴグマゴグ】についてはこの初戦は絶望視されると見て良い。

 だが、これはまだ最初の【世界観】での話だ。

 彼は次回以降の【世界観】で本領発揮を目指す事になるだろう。

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