第八章12 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第1試合】9/マルチナチームの作戦タイム2
【レプトイド】は、
『おさらいついでに簡単に内容を説明してくれるか?』
と言った。
それを受けて、【アナザー・マルチナ】は、自身が作った【13作の小説】を簡単に説明する。
13作全て、SF風の【物語】としているが、動力などが異なっている。
(01)【物の性質を変質させる力の書】を【動力】とした【OSMF】/【メカニック・イート/メカニック喰らい】は、簡単に表現すれば、ロボットが鉄や敵の部品などを食べて、自身の装甲として取り込む力を持った物語となっている。
(02)【物の性質を反転させる力の書】を【動力】とした【OSMF】/【サンドグラス/砂時計】は、【砂時計】を裏返せば、また時を刻む様に、反転するエネルギー同士を反転させてロボットを半永久的に動かす動力の物語となっている。
(03)【物の性質の意味を変える力の書】を【動力】とした【OSMF】/【ミーニング・スイッチ/意味のスイッチ】は、【美容】がテーマであり、ロボットは【美しいフォルム】を形成し、【魅了】する事が【力の源泉】となっている物語となっている。
(04)【物の性質を動かす力の書】を【動力】とした【OSMF】/【ムーヴ・ドライブ/動くドライブ】は、水が上から下に流れたり、磁石でS極とS極、N極とN極が反発しあい、S極とN極が引きつけ合うなどの様に、自然にある力を元にしたものでロボットが動く物語となっている。
(05)【物の性質を追加する力の書】を【動力】とした【OSMF】/【アッド・エレメント/加える要素】は、例えば、扇風機に風だけでなく【磁力】を加え、金属を引きつける力が出るなどのもの性質に追加で要素を加える事で動くロボットを描いた物語となっている。
(06)【物の性質を消失させる力の書】を【動力】とした【OSMF】/【イレイザー・ショック/消しゴムショック】は、物体などを消失させる事により、その反発で出現するもののエネルギーを利用したロボットの物語となっている。
(07)【物の性質を高める力の書】を【動力】とした【OSMF】/【ハイ・ランカー/高いランカー】は、例えば、水の沸点を100度から1000度に変えるなど、従来の性質の性能を上げる力を元にしたロボットの物語となっている。
(08)【物の性質を弱体化させる力の書】を【動力】とした【OSMF】/【ウィークニング・キープ/弱体化保存】は、そのままでは持ち帰る事の出来ない強大な力の源を【弱体化】と言う技術を使って移動させたりする事などをテーマとした物語。
(09)【物の性質を入れ替える力の書】を【動力】とした【OSMF】/【チェンジ・フィット/交換適合】は、例えば、パズルのピースを合わせる様に交換してもピッタリフィットさせる技術などを元にした動力を使ったロボットの物語となる。
(10)【物の性質を混ぜる力の書】を【動力】とした【OSMF】/【ミックス・クロッシング混合交差】は、例えば、【赤】と【青】を混ぜれば【紫】、【赤】と【白】を混ぜれば【桃】などの様に混ぜ合わせる事によって見た目等が変わることを技術として転用したロボットを描いた物語となる。
(11)【物の性質を進化させる力の書】を【動力】とした【OSMF】/【エボリューション・シンギュラリティ/進化特異点】は、ロボットなどを自己進化させ、技術的特異点を作り出したりする事をテーマとした物語となる。
(12)【物の性質を退化させる力の書】を【動力】とした【OSMF】/【ディジェネレイション・エナジー/退化エネルギー】は、そのままでは強すぎて身体の維持などが出来ないロボットなどを【退化】させて、一般運用出来る様に技術革新をする事などをテーマとした物語となる。
(13)【物の性質を流動させる力の書】を【動力】とした【OSMF】/【フロー・エクストリーム/極端流動】は、常に動いているエネルギーで極端な変化をもたらすものを動力としたロボットを描いた物語となっている。
と言う様に簡単に説明をしたのだった。




