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ヨミガラスとフカクジラ  作者: ジャバウォック
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 「ヴィタリー、情報網はどうだ?」







 「こりゃ随分な情報網だぞアキム、直接帝国軍内部に関与出来るのはやはり便利だ、次から次に情報が集まってくる」


 「ブラックマーケットはどうなっている?」


 「流通はかなり拡大している、浄化戦争の頃程じゃないが、どんどん力を取り戻しつつある。これだけ資産が潤沢ならウィスパーをまた積極的に作戦に投入出来るぞ」


 「ウィスパーを再び、か。良い傾向だ、団内の士気も大きく向上するだろう。ウィスパーを気に入っていたレイヴンは多いからな」


 「節制を心掛ける必要が無いとなれば、もっと大規模な作戦や大胆な作戦を計画出来る。…………とうとう、反撃だな」


 「ああ。この数年間、このまま先細りしていくのかと何度も悲観したが…………遂に、反撃だ。我等はまだ消えては居ない事を、帝国軍に分からせる時が来た」


 「よし、流通ルートの拡大を急がせよう、浮いた売買ルートに其処らの闇商人が割り込んでも面倒だ」


 「頼んだぞ。この機を逃すなんて考えたくも無い、それと帝国軍の資金源についてはどうなっている?」


 「今も調査中だ、非公式の資金源があるのは間違いないんだが……隠し方が巧妙でな。まだその投資家が割り出せていない。まぁもうじきだ、直ぐに分かるさ」


 「そう言えば、デイヴィッドの様子はどうだ?先週マクシムを片付けてから、一昨日漸く本部に無事帰ってきたと聞いたが」


 「…………あぁ、無事に帰ってきたってよ。大した負傷も無いらしいし、クロヴィスとも飲んだらしいから今頃、部屋でバカみたいに眠ってるんじゃないか?」


 「そんな顔するなヴィタリー、今回ばかりは間違いなく彼の手柄なんだぞ。その内、彼と一緒に酒でも飲むとしよう」


 「アキム、言っておくが俺は絶対あいつとは飲まねぇからな。感謝の言葉ならクロヴィスが伝えてくれたしな」







 「仕方無いな、彼には君からも感謝していると伝えておこう。引き続き、調査を頼んだぞ」

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