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ヨミガラスとフカクジラ  作者: ジャバウォック
202/294

“197”

「オハヨ、ゴシュジン!オハヨ!!ダイジョー、ダイジョウブ?」





「グリム?何を、しているんです?」


「オハヨ!!デイヴィッド、カエッチャッタヨ!!」


「デイヴィッ……あぁブロウズ、ブロウズの事ですか」


「ゴシュジン、グッスリネテタカラ、オコスナッテサ!」


「……………………」


「ゴシュジン、タメイキヨクナイ。シアワセニゲルヨ!!」


「……それで?他には何か言ってましたか?」


「イッテタヨ!!イロイロ!!エート、マッテネ、エート」


「正しく覚えているんでしょうね。今度ブロウズに確かめますよ」


「マタ、デイヴィッドクルノ?ヤッタ!!」


「良いから早く言いなさい」


「エーット、ダイジョウブダヨ、オボエテルカラ、オボエテルカラ」


「忘れそうな時にそうやって時間稼ぎをするのはやめなさい、また後で文字の勉強をしましょうか」


「オボエテルカラ!!オボエテルカラー!!マッテネ!!イウカラ!!」


「……ブロウズは、もう帰ったのですね?グリムが帰ってきたのは昨晩ですか?」


「ソウソウ、カエッテキタノハ、キノウ!サクバン!ゴシュジンハ、ネテタケド、デイヴィッドト“オコサナイヨウニ”ッテサ!」


「成る程。それで?」


「エットネ!デイヴィッドガイッテタケド、“クルーガーニ、ユウズウシロ”ッテサ。エーット、“シバラクハ、アッタカク、オトナシクシテロ”。“クワシクナイヤツガキテモ、モンクイウナヨ”。“オレガ、ハナシヲツケテオクカラ”ダッケ?」


「“文句言うなよ”?クルーガーに融通しろと言う事は………除雪作業員の事でしょうかね」


「ソウ、ジョセツサゴーイン」


「作業員。程度の低い人員は仕事が雑だしレールや設備を損傷させるから、嫌なんですけどね………まぁ、考えておきましょう。この状況じゃ背に腹は代えられませんからね、他には?」


「エーット、エーット」


「グリム?」


「アーソウダ!“ザルハキョーノ、ホンヲカエシトク”ダッテサ。ソコノ、テーブル」


「ザルファ教の本?あぁ、以前借りていた物ですか。テーブル………あぁ、成る程。まぁ良しとしましょう。以上ですか?」


「マッテマッテ、マダアル、エート。“マタ、カリニクル”ッテイッテタ。タブン」


「多分?」


「ゼッタイ」


「……まぁ、それぐらいですかね。食事は摂りましたか?」


「ショクジ、イッパイタベタ!!ニク!!サカナ!!ウマカッタ!!」


「そう言えば、毛布は?あぁいいです、見つけました。畳んでますね。伝言は以上ですか?」


「アァ、ソウソウ!!“サイゴニ、モウイッコ”ダッテサ!!」


「最後にもう1個?何です?」





「“サゴーイン、ホントウニ、モンクイウナヨ”ダッテサ」

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