“197”
「オハヨ、ゴシュジン!オハヨ!!ダイジョー、ダイジョウブ?」
「グリム?何を、しているんです?」
「オハヨ!!デイヴィッド、カエッチャッタヨ!!」
「デイヴィッ……あぁブロウズ、ブロウズの事ですか」
「ゴシュジン、グッスリネテタカラ、オコスナッテサ!」
「……………………」
「ゴシュジン、タメイキヨクナイ。シアワセニゲルヨ!!」
「……それで?他には何か言ってましたか?」
「イッテタヨ!!イロイロ!!エート、マッテネ、エート」
「正しく覚えているんでしょうね。今度ブロウズに確かめますよ」
「マタ、デイヴィッドクルノ?ヤッタ!!」
「良いから早く言いなさい」
「エーット、ダイジョウブダヨ、オボエテルカラ、オボエテルカラ」
「忘れそうな時にそうやって時間稼ぎをするのはやめなさい、また後で文字の勉強をしましょうか」
「オボエテルカラ!!オボエテルカラー!!マッテネ!!イウカラ!!」
「……ブロウズは、もう帰ったのですね?グリムが帰ってきたのは昨晩ですか?」
「ソウソウ、カエッテキタノハ、キノウ!サクバン!ゴシュジンハ、ネテタケド、デイヴィッドト“オコサナイヨウニ”ッテサ!」
「成る程。それで?」
「エットネ!デイヴィッドガイッテタケド、“クルーガーニ、ユウズウシロ”ッテサ。エーット、“シバラクハ、アッタカク、オトナシクシテロ”。“クワシクナイヤツガキテモ、モンクイウナヨ”。“オレガ、ハナシヲツケテオクカラ”ダッケ?」
「“文句言うなよ”?クルーガーに融通しろと言う事は………除雪作業員の事でしょうかね」
「ソウ、ジョセツサゴーイン」
「作業員。程度の低い人員は仕事が雑だしレールや設備を損傷させるから、嫌なんですけどね………まぁ、考えておきましょう。この状況じゃ背に腹は代えられませんからね、他には?」
「エーット、エーット」
「グリム?」
「アーソウダ!“ザルハキョーノ、ホンヲカエシトク”ダッテサ。ソコノ、テーブル」
「ザルファ教の本?あぁ、以前借りていた物ですか。テーブル………あぁ、成る程。まぁ良しとしましょう。以上ですか?」
「マッテマッテ、マダアル、エート。“マタ、カリニクル”ッテイッテタ。タブン」
「多分?」
「ゼッタイ」
「……まぁ、それぐらいですかね。食事は摂りましたか?」
「ショクジ、イッパイタベタ!!ニク!!サカナ!!ウマカッタ!!」
「そう言えば、毛布は?あぁいいです、見つけました。畳んでますね。伝言は以上ですか?」
「アァ、ソウソウ!!“サイゴニ、モウイッコ”ダッテサ!!」
「最後にもう1個?何です?」
「“サゴーイン、ホントウニ、モンクイウナヨ”ダッテサ」




